みどりの野原

野原の便り

6月29日 うちの庭 アロエ不夜城・メハジキ・ニガクサ ギボウシ ランタナ ボタンクサギ

2019年06月29日 | Weblog

しばらくご無沙汰のうちの庭の花木いろいろ。


 
     アロエ不夜城      ボタンクサギ(シナクサギ)咲きかけの一番きれいな花

 
 ランタナ 鉢植えにしてある。   メハジキ 森のようになっていたのを娘に抜かれてしまってこれ1本残る。

 
ギボウシ この時はつぼみ。今は開花している。 キリンソウたくさん咲いた。だいぶ咲き終わった。

 
   ショウジョウソウ            ニガクサ
ニガクサかツルニガクサかを見るために、どこかから持って帰ったもの。
ガクに腺毛がなくてニガクサとわかったが・・採取場所がどこだったか?記録なし。抜けている私。


ハマナデシコがたくさん咲いた。 ピンクの花はゼラニウム

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6月28日 あいな里山公園 ヤマモモ

2019年06月28日 | Weblog

いつものメンバーと神戸「あいな里山公園」へ。
メンバーの計画がなかったら行くこともなかっただろう。初めてのところだった。
神戸三宮からバスで「しあわせの村」へ。そこから「あいな里山公園」までは無料バスが出ていて行きやすい。

あいな里山公園は国営明石海峡公園 神戸地区に属する公園

山・池・畑・田の入り混じった里山が公園として整備されている。

 
 白拍子(しらべし)の棚田 棚田ゾーン とても広い。

 
  斜面の草の中にササユリ        ホタルブクロ   カキランもあった。

野草園にはウツボグサやノアザミ・オカトラノオなどが満開だった。
            
 
 階段を登ると標高306メートルの「盆処(ぼんど)の丘」 右)看板
晴れた日には淡路島の山並みが見えるそうだ。
『藍那集落の人々はお盆の仏様をここまで送ってきて西方を拝みお供え物を土に還した』場所らしい。

 
     ハス池           ヤマモモ 熟した実がたくさん通路に落ちていた。
畑はきれいに区画され、トウモロコシ・さつまいも・ゴーヤ・大豆・シシトウ・ピーマン・キユウリ・ナス・トマト・・たくさんの種類の野菜が収穫を待っている。
広い田んぼや畑はボランティアさんがお世話されているようだ。大勢の方が関わっておられるのだろう。


相談ヶ辻(そうだがつじ)の家 ここは、農作業や収穫体験活動の拠点となっている。

相談ヶ辻(そうだがつじ)は源義経が平氏との合戦の前に一の谷の方へ進むか?鵯越へと通じる道にしようかと迷い、相談(軍議)したという伝説があるらしい。

白拍子(しらべし)・「盆処(ぼんど)の丘」・相談ヶ辻(そうだがつじ)・・公園の中の場所の名などむつかしい読み方が多い。

 
伝庫の家(でんごのいえ)茅葺屋根の古民家を移築復原したもの。  田の字型の間取り。

 
    屋根裏の構造        人間の住む座敷の横手にあった牛小屋
昔は牛も大事な家族だったんだなあ。今はワラの牛が置いてあった。

伝庫の家は休憩所になっていて、ここでお弁当を食べた。
前も後ろも開け放たれて風が通って涼しい。昼寝をしたら気持ちよさそう・・・

滞在時間は少なかったが、時間があればいくらでも歩く場所はある。
整備されているが自然も残る気持ちの良い公園だった。 

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6月27日 大和郡山矢田周辺 コジキイチゴ 東明寺(ナツツバキ・?の木) 

2019年06月27日 | Weblog

友人のお誘いで矢田丘陵へ。

池と、その周りにいろんな花木を植栽されている所に立ち寄る。

 
    池にはスイレン        ポンテデリアの仲間が群生していた。

 
東明寺 舎人親王の勅願所だそうだ。

 
階段のところにはナツツバキが1本 木の下には散った花もたくさんあったが、まだまだ咲き続けている。


今日の「?」は境内にあったこの木。
何でしょうか? あれかな?これかな?いろいろ考え中。
正解を知りたい。知っている方教えてください。

さて、去年にも見たコジキイチゴ、場所は全く覚えていない。
その点、頼もしい友人は目的地の藪へ・・あそうか。来てみればなんとなく思い出した。

 
 
あったあった。黄色く色づいたコジキイチゴ。フクロイチゴという別名もある。
よく熟れたものは枝を揺するとポロリと落ちてしまう。
口に入れるとほのかな甘さ。黄色くても熟していないのは酸っぱい。まだ緑色の果実も残っている。小さい果実もある。
一度に熟さず、次々に熟れていくようだ。枝にはトゲと共に赤い腺毛が密生している。
コジキイチゴの名は、実が甑(せいろのようなもの)の形に似るところから転じたという説があると

 
ウスノキ(カクミノスノキ)の実    このイガイガ虫はトホシテントウの幼虫のようだ。

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6月25日 釧路から道東 3泊4日④最終日 湯沸岬(霧多布岬)湧沸崎灯台 ラッコ 

2019年06月25日 | Weblog

4日目 いよいよ最終日となった。
「霧多布にラッコがいる」というので、娘たちは今回の旅の楽しみのひとつにしていた。
昨日は夕方だったこともあり見つけることができなかったので「今日の朝しかない」と、日ごろは寝坊助なのに超早起き。
5時半に車で出発。宿のご主人に教えてもらった灯台の方へ。

霧多布の名の通り、今朝は霧が深い。
駐車場からお花畑の間を歩く。

  
 
霧のかかったクモの巣は首飾りにでもしたいほどの美しさ。
               右)セリ科の花 何種類かあったように思う。

 
湯沸崎灯台(とうぶつざきとうだい)昭和26年設置 点灯の四角い灯台
          右)階段を岬先端へ。セグロカモメ?が飛び回っていた。
 
遊歩道は海面からは30mほどはあるらしい。断崖絶壁 下には岩に打ち付ける白波が立つ。
こんなところで、こんな高いところから海面のラッコなんて見つかるのか??私は半信半疑。
でも娘たちは最後のチャンスとばかり柵から身を乗り出して・・
「双眼鏡で海面を覗きすぎて気分が悪くなってきた」と言いながら、あきらめきれない様子。
望遠の効く私のコンパクトデジカメも娘たちに渡しておく。

 
「あれちゃうの?」 う~ん私には・・   右は切り取り拡大した写真
    右)ダメもとで撮った写真を見せてもらうと・・明らかに何かの動物が写っていた。
「アザラシちゃうの・・」 
朝食時間7:30に宿に戻って、ご主人に写真を見てもらうと「それラッコだよ」というので娘たち大喜び。

「霧多布岬は正式には湯沸岬(とうふつみさき)といい、、トッカリ(アザラシ)を見かけることからトッカリ岬とも呼ばれている」とのネット記事もある。「岬周辺に4頭のラッコが定住している」との記事もある。
ご主人はご自身もラッコの写真も撮っておられるので、ラッコで間違いないのだろう。

「ラッコを見つける」の目的を果たして、8時過ぎに釧路に向かう。

 
     乳牛のいる牧場     右)ワタスゲらしいものが群生している所
山の中で昆布を干しているのを車窓から見たり、林縁にマタタビの白い葉を見ながら釧路の町へ。

ランチ・買い物・レンタカー返却・・

 
市場で見た ホヤ こんな姿をしているのか。 右)ツブガイ 殻付きをはじめて見た。

12:30発のピーチで釧路を後にして夕方には帰宅。

3泊4日という短い旅だったが、娘たちの計画で安くて良い旅ができた。
家での留守番部隊、送り迎えなど、家族みんなのおかげである。ありがとう。

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6月24日 釧路から道東 3泊4日③-3 旧奥行臼駅 根室 風蓮湖 タンチョウ キタキツネ 霧多布岬 展望台 

2019年06月24日 | Weblog

野付半島から南下

(旧)奥行臼駅
てっちゃんの娘の希望で立ち寄った聞いたこともない名前の駅。
昭和8年国鉄として開業。その後、業務委託となり、貨物の取り扱いも廃止され、昭和61年無人駅に。
そして、平成元年、JR標津腺廃止で廃駅となった。
かつては町の発展に寄与してきた重要な駅。翌年、歴史的建造物として
、別海町の有形文化財に指定された。

 
奥行臼駅 内部は公開されているが、今日は月曜日で休館だった。
窓からのぞくと黒電話や職務台などが見えた。 右)島式ホームから見た駅舎

 
撤去されたレールは、新たに敷設され元のような姿になっている。 
          右)ホームの駅名板が傾いて柱はさびて・・物悲しい・・

 
線路の横は牧場か?草地が広がっている。
     右)藪には薄紫のバラが。駅が現役の時も咲いていたのかなあ。

 
      横の草地には黄色い花が群生。 キク科


小さいナデシコ科の小花が混じっていた。

風蓮湖へ。

 
途中で見た北海道らしい 単管バリケード 「北海道の形」 「キタキツネ」


 
道の駅スワン44根室 この横に風蓮湖が展望できる場所かある。広い湖のごく1部が見える。
ここが白鳥が集まるという風蓮湖かあ。冬の景色を想像してみる・・

 
向こうの砂地をよく見ると・・タンチョウヅルが2羽見えた。 右)切り抜き 拡大
2羽は一緒にいたり、離れたり。この2羽はペアのようだ。
1羽が草のようなものをくわえて戻ってきた。雌へのプレゼントかもしれない。

 
     遊歩道を歩く。       湿地に黄色い花 初めて見る。


 ショウマの仲間が満開だった。

風蓮湖を出て霧多布へ向かう途中・・

  
キタキツネ! 道路を横切って行った。 
        右)道路の端を歩いてピョンピョン飛んで草の中へ消えた。
ピンボケながら写真が撮れた。うれし~。
その後も、何匹かに出会ったが、後ろに乗っている私は見逃したり、写真が間に合わなかったり・・
途中には湿地や水辺が所々ある。

 
 ここにもタンチョウの番がいた。

霧多布岬へ。

 
遠くに見える平らなところが霧多布岬らしい。

 
霧多布岬は「厚岸道立自然公園にある。    岬の先の遊歩道

 
 切り立った岩 遊歩道からは30mぐらいある。
娘たちは、岬付近で「ラッコ」が見られるとの情報を得ていて、盛んに下を覗いているが・・
30~40mも下の波の中で見つけられるものかいなあ・・

 
  展望台で日暮れを迎える。  夕日が海に沈んでいく・・明日もお天気は良さそうだ。

 
一旦宿へ荷物を置いてから、風呂と食事のために車で外出。
予定していたところは休業日 近くの霧多布温泉ゆうゆ(浜中町ふれあい交流・保養センター)へ。
いいお湯だった。すっかり暗くなった道を宿へ戻る。 右)可愛いベッドが3つ並んでいる。

いよいよ明日は最終日   ④に続く。

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6月24日 釧路から道東 3泊4日③-2 野付半島(ネイチャーセンターからトドワラ・野付崎灯台 雄エゾシカ)

2019年06月24日 | Weblog

野付半島ネイチャーセンターで駐車

ネイチャーセンターの前には海に向かって記念撮影用の台が設けられていた。

 
北方領土まで16キロ 近くて遠い島「国後島」の文字が。
  右)そこに立って海の向こうの国後島をバックに記念撮影ができる。
目を凝らしたがわからなかった。(ネットでははっきりと山が写っている写真があった)
普段、忘れている「北方領土」が目の前にある。

野付半島は、海に突き出たかぎ針状をした砂の半島。(③-1の地図参照)
全長約26kmの中に、砂浜、干潟、草原、湿原、森林といった多様な自然環境があり、ラムサール条約登録湿地。

トドワラへ。


ネイチャーセンターから「トドワラ」に向かって遊歩道を歩く。この碑が起点。

  

 
 
センダイハギ・アザミの仲間・クサフジの仲間・イチゴの仲間・エゾツルキンバイ?・ウツボグサの仲間・・お花畑の中を歩く。

 
  「トドワラ」の看板  ここからは木道歩き。
 右)ここ迄はお花畑の道と並行して「トラクターバス」の道があり、歩かなくても来れる。 
(もし歩けなくなったらあれで来れるか・・でもお花が見れない。それもつらいなあ・・)独り言
  
 
木道を歩く。 こういうところにアツケシソウなどあるんやろか・・
                   右)水辺にサギの仲間?

 
木道のそばの湿地に生えていた草 種名不明 何の仲間かもわからない。
 右)木道終点 トドワラ展望台から。これがトドワラの景色か?この写真ではあまり迫力がない・・
昔、砂嘴の上に生えていたトドマツ林が海面上昇や地盤沈降などで、海水に浸かり枯死したもの。
年月が経ってそれも風化消滅しつつあるらしい。

ミズナラの立ち枯れが見られる「ナラワラ」は知らずに通過してしまった。

木道を少し戻って、桟橋の方へ少し行ってネイチャーセンターへ戻る。

ここから車で少し先へ行く。

 
ネイチャーセンターの近くにあった展望台のような建物は「災害時避難施設」とのこと。
                   右)駐車場にあったタンクのトイレ。

 
駐車場からはまたお花畑を歩いて・・    向こうに灯台が見えてきた。

 
野付崎灯台 昭和28年初点灯 昭和57年改築されている。 白いタイル張りの美しい灯台だ。


戻る途中に小鳥を見つけた。(望遠で撮影 切り取り)
声はよく聞こえなかったが盛んに鳴いているようだ。
何かなと言っていたら、通りかかった人が「コヨシキリ」です。と教えてくださった。

 
車に戻って移動中草むらにエゾシカが。  大きい角小さい角が並んでいた。右)拡大
5頭見えた。雄の集団のようだ。雄だけが角を持つ。
エゾシカは日本ジカの亜種で、日本のシカの中では体格も一番大きく、角らしい。


海霧を見ながら半島の根元へ。

根室方面へ向かう。    ③-3に続く。

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6月24日 釧路から道東 3泊4日③-1 斜里町から標津町 野付半島(海岸の植物・海霧・野付ネイチャーセンターまで)

2019年06月24日 | Weblog

3日目

斜里町 宿の近くを散歩

 
広い草地の遠くが赤い。近寄ったらコウリンタンポポの大群生
                   右)斜里岳がきれいに見えた。

 
   ルピナスも野生化          エゾスカシユリか?

 
昨日買ってきたパンなどで朝食。 斜里を出発して、知床半島の付け根を横切って、野付半島を目指す。                 右)牧草を丸めた「牧草ロール」
ビニールで包んで中で発酵させ、餌用に。以前はサイロで発酵させていたらしい。 
ロールベーラーという機械を使って丸める。
ロールベーラーを見てみたかったが、うまく出会わなかった。

10時野付半島に入る。(今日はネイチャーセンターまでを記す)


野付半島は 知床半島と根室半島の中間で、オホーツク海に張り出した半島。
全長約26kmの日本最大の砂嘴(さし)とのこと。
砂嘴とは『砂の堆積によってできた海に突き出た低平な細長い堆積地形

道の両側は花園 車を降りて海岸へ。

 
   野付半島 海岸へ降りる。         マメ科

 
ハマベンケイソウ はじめて見た花 葉はちょっとベンケイソウに似るがムラサキ科

 
名前不明  ちょっと肉厚の葉        キク科 白い葉  

 
   センダイハギ            打ち上げられていた昆布

 
  道端のマンネングサの仲間     エゾカンゾウ(エゾセンテイカ)
遠くにかすむほどのエゾカンゾウらしい群生が見えた。
海岸の植物、わからないけど面白い。

 
両側に海 右は野付湾 一番狭まったところでは幅数十mという。
 右)海から湯気が・・珍しい景色だが、この辺は海霧がよく発生するところらしい。


野付ネイチャーセンターに到着。       ③-2へ続く。

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6月23日 釧路から道東 3泊4日②-2 斜里町・オホーツク・知床世界自然遺産(オシンコシンの滝・オオルリのヒナ・知床五湖 一湖木道歩き シロオビヒメヒカゲ)三段の滝

2019年06月23日 | Weblog


オホーツク海へ出たあたりが斜里町かと思っていたら、知床半島全部が斜里町なのだった。
そして知床世界自然遺産の登録地。
オホーツク海沿いに先端に向かう。

オシンコシンの滝

 
駐車場の端から滝が見えてきた。滑り台のように水が流れている。
  右)階段を登っていくと滝の前へでた。広がりを持ちながら流れ下る滝。素晴らしい。
山頂からいきなり滝が噴き出しているように見えるが、滝の水源はどうなっているのかな?
『チャラセナイ川の河口付近にある滝・落差50m』とのこと山の上に川があるのか?
滝の飛沫がかかる。マイナスイオンたっぷりだ。

 
滝の前の手すりに鳥のヒナが止まっていた。   右拡大 オオルリのヒナ(後日友人に教えてもらう)
滝のしぶきを浴びて大丈夫?お母さんのところに帰れるの?

 
滝は谷を流れ下ってオホーツク海に流れ込んでいる。
 右)駐車場のアカツメクサにとまっていた黄蝶。後ろ翅に頬紅のような少し濃い黄色紋がある。
これは北海道にいる珍しいチョウか?と思ったが、調べてみるとモンキチョウの雌のよう。
雌の翅の模様がよく見れてよかった。

 
  突き出した岩   カメの形に見える岩 オホーツク海沿いを走って・・

 
       山の道          「ここはヒグマの生息地です」


知床五湖フィールドハウスに到着。知床世界自然遺産 知床五湖の拠点だ。

この先に知床五湖があり、ウォーキングコースがある。
今はヒグマの活動期で、「地上遊歩道」を利用する場合は登録引率者(ガイド)が必要で、3キロ 3時間 予約制 有料とのこと。

ゆっくり全コースを歩きたいところだが、時間的にも無理なので、自由に歩ける「一湖展望台までの木道折り返しコース」を歩くことにした。

 
全長800m ヒグマが上がってこないように3~5mのところに高架木道が作られている。
木道横には電気柵も設置。傾斜が緩く、段差がなく車いすでも通行できるように作られている。

 
景色は単調で周りは笹原。たまに、窪んだ湿地があったり、水たまりにスイレンやコウホネがさいていたりする。

途中に何か所か、少し広くなった展望台が作られている。

 
「連山展望台」雲をかぶった知床連山が見える。

 
コース終点の「知床五湖 湖畔展望台」     青空を映す一湖 
この奥の森の中に「二湖・三湖・4湖・五湖」があるのだな。
あん森の中だとヒグマも出てくるかもしれないなあ。でも歩きたかったなあ。
娘が持ってきたサクランボを食べて休憩してから、折り返す。

笹原の中にもよく見るとヒオウギアヤメが咲いていたり・・
あの紫は?フウロソウの仲間、と思って見ていると、チョウが止まった。

 
写真を拡大してみると・・見たことのない模様。
調べたら、シロオビヒメヒカゲ という日本では北海道のみに分布するという。
やった~!               右)エゾシカもいた。

説明版によると『周辺はかつては多くの就職者が農業や酪農を営んでいた場所で、時代の流れて人々がこの地を離れ、開拓跡地は卵開発の危機にさらされた。斜里町は「しれとこ100平方メートル運動」を起こし、土地の買い取り運動を始め、資金の寄付を呼びかけ、33年の月日をかけてすべての保全対象地の買い取りを完了した』今も原生の森を取り戻すための活動を続けているとのこと。
そんな歴史があるのを知らなかった。

知床五湖フィールドハウスを後にして斜里中心部へ戻る。

 
看板もなく名前のわからない滝 
      右)三段の滝 1番上の段は見えない。どちらも立派な滝だ。

 
    今夜の宿は素泊まり   布団もセルフ ソファベッドを広げて布団を敷く。 


この宿を選んだのはこの岩風呂。でもここは男湯になっているという。男性客が多いから?
どうしても入りたい娘が交渉して、客のいない今ならと、赤い暖簾に架け替えてくださった。
植物性モール泉という色のついた温泉 源泉かけ流し。

ところが、赤い「女湯」ののれんがかかっているのに、男性が一人脱衣室に入ってこられた。
私は入っていなかったので「すみません。女性が入ってます。もうすぐ出ますのでごめんね・・」
泊り客なのか、近所の方なのか?姿を消してくださった。

女性風呂は泉質は同じだが四角いなんでもない風呂。後で入ったが、いいお湯だった。

車で夕食を食べに出て・・海鮮やサケカマや粒貝の揚げ物などと、ジャガイモ焼酎をいただいた。
風が強くて寒い。   2日目終了    

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6月23日 釧路から道東 3泊4日②-1弟子屈(屈斜路湖畔)・川湯温泉駅・斜里町へ。テンサイ畑

2019年06月23日 | Weblog

2日目 弟子屈の朝 
早起きしてホテルの庭と屈斜路湖畔を散歩した。雨は止んだ。ちょっとひんやりする。

 
屈斜路湖畔に建つホテルは3泊の内ではいちばん立派 いろんな植物が生えている斜面。

 
屈斜路湖と言えば謎の怪獣「クッシー」

 
花壇の植栽 これはシラタマソウかなあ。    ジギタリス
他にもヒオウギアヤメやヤナギの園芸種、シモツケの仲間やフウロソウの仲間など・・


敷地の端の木に絡んでいたのはヤマブドウ(つぼみ)と思う。
ウワミズザクラも実をつけていた。

 
 湖畔で。 この葉はオヒョウかな?       何カエデ?


ツルアジサイが低い位置で咲いていた。

 
   マツヨイセンノウ?        アブラナ科  何とかガラシ? 
エンレイソウの仲間の葉もあった。

 
屈斜路湖 日本最大のカルデラ湖だそうだ。冬は全面凍結することもあるらしい。
周囲57㎞ 全域が阿寒国立公園


湖ではなく池にいた。マガモ?背中の模様がまだらだ。

ホテルでビュッフェスタイルの朝食 お腹いっぱい。

北上して、川湯温泉駅に立ち寄る。

 
川湯温泉駅 JR北海道 釧網線の駅 無人駅になっている。人影はない。
       右)駅前からは硫黄山が見えた。3キロのところにあるそうだ。
硫黄山へは以前行ったことがある。

 
右手には足湯もあった。湯は出ていたが溜まっていなかった。
                      右)待合室 

 
     線路は続く。       向こうのホームには線路を渡っていく。

 
ホームから見た駅舎 かっこいい。  となり駅は「みどり駅」と「びるわ駅」
1日に6本ぐらいの列車が止まるようだ。

線路近くを歩いていたら・・

 
見慣れない植物の群落 これは何だ? トウダイグサ科ではある。マツバトウダイ?

 
駅舎の一部はcafe ラウンジ「オーチャードグラス」閉まっていた。
      右)そばの空き地には「オーチャードグラス(カモガヤ)」が花盛り。
娘は「てっちゃん」でもある。熱心に写真を撮っていた。   

知床・斜里町に向かう。

 
牧場らしい広い草地や畑 植えてあるのはジャガイモ?テンサイ?ムギみたいよ・・
走る車の中からははっきりしない。 
テンサイをよく見てみたくて、それらしき畑の横に停めてもらった。

 
これがテンサイか~。白い根(主根)が見えている。 右)テンサイ畑
テンサイはサトウダイコンとも言われ、甜菜糖(砂糖)の原料になる。
ダイコンの名が付くが、テンサイはヒユ科(ホウレンソウなど)。
ダイコン(アブラナ科)とは違う。「テンサイはビートの砂糖用品種群」とのこと。

仲間には葉を食べるものがあるが、テンサイは太くなった主根を利用するそうだ。


土産に買った「天才ビート君流氷塩味」(黒糖のようなもの)
北海道にはダジャレが多い。本物の甜菜糖を買えばよかった。

 
コウリンタンポポ  奈良でも植えている方もいるが、北海道にはやたら多い帰化植物。
 右)近くに生えていたこれも多分帰化植物 ナデシコ科 ノハラナデシコほどの小さい花。

そろそろ斜里町中心部 オホーツク海が見えるはず。  ②-2へ続く。

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6月22日 釧路から道東3泊4日①阿寒湖(森の小道・ボッケ・チュウルイ島 マリモ館・カワアイサ・温泉銭湯まりも温泉) 

2019年06月22日 | Weblog

娘2人と親子3人旅 娘たちの手配の元、気楽に行かせてもらった。

12:00釧路空港着。

 
あいにくの雨だが、エゾシカやサケに迎えられる。
道東は以前に立ち寄ったところもあるが、今回のコースはほとんど初めて。

レンタカーで出発。運転も2人にお任せで・・ありがたい。

さっそくお昼ご飯を食べに道の駅に立ち寄る。
私はこの地のものをと「エゾシカ焼肉丼」を注文。羊肉に近い味。違和感はなかった。

阿寒湖

温泉駐車場の近くから「森の小道へ。

 
稲荷神社の階段を登る。登りきった小さな社のそばの草の中に茶色い影。
                右)しばらくして全身を表した。エゾシカだ。


コウモリソウの仲間か? 普段見慣れない植物が道の両面を埋める。

 
あ。見たことがある。少し時間をおいて・・思い出した。
   左)レイジンソウの仲間         右)ズダヤクシュ
どちらも3年ほど前、長野県・戸隠で見たものだった。

 
クルマバソウ(花)・クリンソウ(花)・シダの仲間・ランの仲間(花)・バイケイソウ
マムシグサの仲間(花)ルイヨウボタン・カツラの巨木やシナノキの巨木もあった。

改めてではありますが、植物についてはこの地独特のものもあり「○○の仲間」「○○科」「○○かな?」といった曖昧さです。まったくわからないものもある。 
あまりにひどい間違いはご指摘ください。ご存知のものは教えてください。

遊歩道を下って、「ボッケ」と言われる場所へ。
木立の間から湯気の上がる沼地が見えてきた。

 
「ボッケ」とはアイヌの言葉で「煮え立つ場所」のこと。地下からガスと共に噴き出す泥火山のことだそうだ。ボッコンボッコンと泥が噴き出すようすは坊主地獄と同じだ。

近くは地熱のために冬も積雪がなく、縄文海進の温暖期に広く分布していたコオロギ2種(タンボオカメコオロギ・ツヅレサセコオロギ)が隔離分布。
(マダラスズ・ヤチスズ・エゾスズ)などのコオロギ類も生息するという貴重な場所だ。

阿寒湖の岸辺を歩く。

 
阿寒湖の水の中で魚釣をしている人もいる。後で聞くと、アメマスが釣れるらしい。
             右)岩の上に水鳥が・・カワアイサのように見えた。
               そこへ小さな鳥が飛んできて、2羽一度に写真が撮れた。

 
さらに歩いていると、岸辺にいた鳥のヒナが慌てて水の中に下りて泳ぎ出した。

 
こちらがお母さん。これもカワアイサかな? なんと13羽 みんなこのお母さんの子供なの?
可愛い姿に大喜びの3人。


天然温泉 弁慶の足湯 足は浸けなかったが熱い湯だった。

港に到着。ここからはマリモ館があるチュウルイ島への遊覧船が出ている。
時間が合わなかったので、すぐに出発できるモーターボートに乗ることにした。

チュウルイ島 
 
  モーターボートに乗る。    向こうがチュウルイ島 マリモ館が見える。

釧路市阿寒湖のマリモ展示観察センター

 
当然ながら生きたマリモが展示してある。
         右)マリモの表面には光合成でできた酸素の泡が付いていた。 

マリモは淡水性の緑藻。
阿寒湖のマリモは美しい球状を作るため、日本の特別天然記念物に指定されている。
大きいものでは30㎝にもなる。

マリモの一生の展示
細胞が分かれて胞子を作り放出孔から外へ出て、岩に付いて発芽。
胞子が伸びて糸状体へ成長し、集合し、波によって転がりながら次第に大きく丸いマリモに育っていく。水の流れなどにより同じ場所に集まる。(ここを生育地という)
マリモの生息地はこの島でも、チュウルイ湾・キネタンペ湾の2か所だけだという。
大きくなると、中心部に光が届かなくなり、中心部が枯れて空洞化して崩壊するが、残ったものはまた再生するものもある。
名前は知っていても、詳しくは知らなかったので、なかなかおもしろかった。

 
港に戻り、銭湯大好きな娘が目ざとく見つけた「天然かけ流し 温泉銭湯まりもの湯」に入る。幸いだれも入っていなくて貸し切りだった。
お湯は・・熱い! これは入れない。でもせっかくだし・・ボチボチ湯をかけながら・・
時間をかけて・・入った! ジンジン・・足がしびれる・・・ 
「ちょっと熱いけどいいお湯ですよ」とおばさんは言っていたが、皆さんこんな熱いお湯に入るのか? 出たあとはすっきりと気持ちよかった。

夕食も外で食べて屈斜路湖畔の今夜のホテルへ。もう真っ暗だ。雨も強い。

雨が降ったりやんだりの初日だった。

コメント
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