みどりの野原

野原の便り

11月29日 K大インスト講座 終了のはずが・・

2011年11月29日 | Weblog
今日で秋の講座が終了するはずが・・学生さん全員が他に出席必要で来れなくなった。
そのために来週補講?をすることに。

モミジバフウも場所によってはほとんど葉を落とし、ポプラもさみしくなってしまった。


モミジバフウの青い実

 
             メグスリノキの紅葉
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11月28日 金剛山麓 晩秋

2011年11月28日 | Weblog
花と言えばアワコガネギク・シマカンギク・ノコンギクの残花ぐらい。
山は稔りのシーズンだ。

 
      サルトリイバラ           スイカズラ


       ツルウメモドキ             マユミ
他にも地味な実がいっぱい。

 
       山の紅葉も曇り空で少し彩度が落ちる。
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11月27日 奈良公園 ナギ林・ナンキンハゼ・シカ

2011年11月27日 | Weblog
シカが作りだす奈良公園の景観・天然記念物になっているナギ林・春日山原始林の林道から若草山へ。1300年変わらないように見える奈良もお話を聞くとその植生もかなり変化して来ているらしい。
紅葉シーズンの春日大社周辺は人人人。観光地へ来た~って感じ。


ナギ 弱ってくると地衣が付く
春日大社創建時に献木されたナギは常緑針葉樹。シカが食べないため拡がり春日大社近くでは珍しい純林状態になり天然記念物に指定されている。
そのナギ林が衰退気味。実成りが悪く、実生苗があまり出来ていないという。

奈良の秋の紅葉と言えばナンキンハゼと思うほど。
飛火野の端の方から見える若草山はナンキンハゼの紅葉で赤く見える。
これもシカが食べないため増え続け、下に生えていたシバは無くなる。

シカの主食はシバ。シバは高タンパク・高栄養。
シバ地に対してシカの頭数が増え過ぎ、シカは栄養不足なのだとか。
仕方なくアクの強いどんぐりや、食べないと言われていたイワヒメワラビやイズセンリョウ・クリンソウを最近は食べるようになったという。

私はシカはどんぐりが好きなんだと思っていた。

 
最近は食べるようになったイズセンリョウ 実は食べないらしい。右)イヌガシも食べない。


シカが増えたために「樹皮剥ぎ」や「落葉食い」実生苗や臨床の植物の採食で、植物相にも悪い影響がでているらしい。

シカと照葉樹の繁る春日原始林・ナギ林 どれも奈良の大切な資源だけどうまく折り合いをつけるにはどうしたらいいのだろう。

 
           モミジ

 
      イチイガシ          ツクバネガシ

 
薄暗い臨床で枯れ葉が風に吹かれて翻ったかと思ったらコノマチョウだった。

 
ウスタビガ 若草山山頂付近で杭に止まっていた。丸い眼紋は半透明で向こうが透けて見えた。下にはみ出ている羽根はオスのもので、交尾中 オスは触覚が幅広い。
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11月26日 長居公園の樹木

2011年11月26日 | Weblog
長居公園にこれほど木の種類があるとは思わなかった。
いつも通るのは同じ所ばかり。長居公園が広いのにも驚く。

花は少ない中
 
  タイワンツバキは花盛り        ヒシバデイゴの赤い花

 
 
ケヤキ・イチョウ・ユリノキ・ヨーロッパアカガシワの紅葉・黄葉

実のいろいろ
 
           アズキナシ・サンシュユ  赤い実がきれい

 
         ヒメリンゴ・ナンジャモンジャ ピンクの実、黒い実 

 
 季節外れのイスノキの花      季節外れのスダジイの花
気温の高い日、低い日 樹木達の戸惑い。
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11月25日 秋の里山

2011年11月25日 | Weblog

秋の里山 心安らぐ風景

 
     キョウチクトウ実            シロダモ実 花もあった    

 
         リンドウ              リュウノウギク

 
         ヤブコウジ              ツルリンドウ

 
ムラサキシメジ おいしいらしい。 


アブラゼミに生えた菌類 これも冬虫夏草っていうのかな?
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11月23日 京田辺市 棚倉孫神社(たなくらひこじんじゃ)

2011年11月23日 | Weblog
卓球曽我クラブ有志で卓球が休みの日を利用して棚倉孫神社へ。

あら今頃にヒガンバナ?  近づいて見るとヌルデの紅葉だった。

棚倉孫神社 
ちょうどこの日は新嘗祭(にいなめさい)とかで、礼服の氏子さんたちがお参りしておられた。

 
ずいき神輿 秋に収穫される26種ほどの野菜や穀類で飾られている。主にはその年の役員6人ぐらいで作られるとか。
右)神輿の上に乗る鳳凰 尾はソテツ 羽根はナタマメトサカはケイトウなど使用。
中断していたものが昭和53年より保存会が出来て復活し、隔年に製作されている。

 
細かい部分まで丁寧に飾られている。

 
子供ずいき神輿は毎年作り替えされる。  屋根の4隅の瓔珞 これだけでも素敵

10月に作られたずいき神輿。ズイキの屋根は水分が抜けて細くなり他の野菜も皺になっているものもあるが全く雰囲気は損なわれていない。

(ずいき神輿については10月11日のブログにも記載)

絵馬殿や88歳のお祝いのマスカケも古いものが飾られている。

その後、「能楽発祥の地」といわれる薪神社の横の公園でお弁当。
先日は人気のなかった薪神社も今日は何かあるのか宮司さんの姿もあった。

食べた後、公園の雲梯(うんてい)にぶら下がったりの元気な人たち。
わが身の重さを実感した。

一休寺では方丈の庭園などを見学。小雨が降ってきた。

 
        紅葉真っ盛り    一休さん像 駅前には子供の一休さん像がある


    帰り道途中のツタモミジ

駅前でお茶してゆっくりした一日を過ごした。
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11月21日 奈良史跡めぐり 新薬師寺 頭塔 瑜伽神社 など

2011年11月21日 | Weblog
春日大社・新薬師寺・頭塔・奈良天神社・瑜伽神社・元興寺などを歩く。
奈良は紅葉真っ盛り。木の紅葉 落葉の紅葉も楽しめた。

 
柔らかい光に包まれて気持ちよさそう     南円堂のタチバナ 完熟

 
  藤原氏の氏神 春日大社 本殿          サクラ落葉

 
頭塔 珍しい土壇 これが一番おもしろかった。     天神社 
 
 
   ナンキンハゼの紅葉

 
瑜伽神社(ゆうがじんじゃ)一の鳥居から83段の石段を登ると本殿

 
   飛鳥の御井 この辺りを奈良の飛鳥といい、瑜伽神社も飛鳥京の鎮守として建てられ、平城遷都と共に現在地へ移されたらしい。

 
元興寺は飛鳥の法興寺を遷都に伴い移したもの。飛鳥の法興寺は飛鳥寺として残る。屋根の一部に飛鳥寺の瓦が残る。            紅葉 


       中将姫の誕生寺
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11月19日 成ヶ島へ行くはずが・・

2011年11月19日 | Weblog
今年5月に成ヶ島の春の花を観察した。
今回はハママツナの紅葉を見れると楽しみにしていた保全協会主催の「成ヶ島エコツアー」

天気予報どおり朝からの雨がうらめしい。どうか現地では小降りになって・・

バスの中でビデオを見てお勉強などしながらスムーズに由良の渡船場に到着。

バスの中で雨ガッパ上下を着、雨靴は履いてきたので準備万端。
ところが・・「波が荒いので船は出せません」と渡船場の方のお言葉「エエッ~!そんなあ」
エコツアーの目的は「成ヶ島のハママツナの紅葉を見る」ことなのに。
島はすぐ目の前(100m?渡船で2.3分)泳いでも渡れそうな近くなのに。

バスでもう少し先の生石(おいし)海岸近くの公共の宿「エトワール生石」へ。

生石海岸を観察するとのこと。
風が強くて役に立たない傘をバスに置いて今回お世話になる自然観察指導員さんの案内で先ずは外海に面した海岸へ下りた。

風が半端じゃない。台風のようだ。「飛ばされる~」足元の悪い中、1歩1歩足を取られそうになりながら海辺へ。 雨が小降りになったのは幸いだった。風は冷たくはない。

 
成ヶ島 灯台のある高崎が目の前に。打ちつける荒波に渡船の出ないことも納得

 
外洋側の海岸は小石ゴロゴロ 流木やゴミが打ち上げられ、丈の低いコセンダングサの群落になっていた。

そんな厳しい環境の中で生育する植物。
写真を撮るにも自分も飛ばされそうだし、花も揺れに揺れて撮りにくい。
  
   ハマアザミ 鋭いトゲと照葉           ハマゴウの実           ハマゴウの実はいい匂い。昔は枕に詰めたらしい。安眠効果があったことだろう。   

 
     テリハノイバラの花                 実

次に内海側の海岸へ。夏は海水浴場にもなるという海岸の端っこ
    
 

切れて打ち上げられたアマモ  右)アマモの根に穿孔したネムグリガイの貝殻が見える。  
アマモはワカメや昆布などの海藻とは違い種子植物。海の中に生える草で花も咲くし実もできる。根が甘いというのでかじってみた。それほどでもなかったが食べられるそうだ。 ネムグリガイはフナクイムシ科の二枚貝で、数あるアマモ利用者?の中で唯一根に穴をあけて住むのだそうだ。

その長い葉の様子から「リュウグウノオトヒメノモトユイノキリハズシ」という長い別名を持つ。
生育にはきれいな砂泥地が必要で近頃は少なくなった山と海がつながる環境が大切だそうだ。
成ヶ島の環境がアマモを育て、アマモはエビカニや小さな生物の産卵場所・生息場所となり多くの生き物を育んでいる。アマモ場は減少しつつあるとの事だ。
折しも明日は海遊館で「アマモサミット」が開かれ、今日はそのメンバーの方達が成ヶ島のアマモ場を見学されるとのことで、その見学ツアーにも同行出来るかも?とのことだったが。
この天気でサミットの関係者も残念がっておられることだろう。

 
「ハママツナ」が少しあった。塩性植物で満潮時は海水に浸かる場所に生育。多肉の葉はかじるとしょっぱい。ここのは紅葉していないが、成ヶ島ではもう紅葉のピークを過ぎたらしい。こんなに近い距離でもこんなに変わるものなのか?    真っ赤な絨毯を見るのはお預けになった。


困りものナルトサワギク 春に来た時には感動するほどの?大群落が由良のあちこちにあった。成ヶ島ではボランティアで駆除されているようだが、こちら側ではおっつかないようだ。

その後、照葉樹の繁る生石山へ。

 
      タイミンタチバナ             サカキカズラ     

 
     シロダモの実                  花

ヒメユズリハもあったが、参加者の方からユズリハのしめ縄に飾り方・「蘇民将来子孫之門」と書いた護符を飾ることを教えてもらった。気になっていたのだった。


今も残る砲台跡(第4砲台跡)レンガのアーチは弾薬庫。今もいくつもの跡が残っているらしい。
幕末 ペリー来航後 幕府は京阪神の防衛のために紀淡海峡周辺に次々と要塞を作り、明治以降第二次世界大戦が終わるまで由良は軍隊の町となり、島に一般人の立ち入りは出来なかったそうだ。
戦後、企業の保養地がなくなってからは成ヶ島は無人島になった。

途中にはいくつか展望台がある。

成ヶ島半景 左 成山(500m)から砂州が細く続いて(写真には写ってないが)灯台のある高崎へと続いている。
昔は成山は淡路島由良と、高崎は生石と繋がっていて、砂州の一部切れたところから船が出入りしていたそうだが、江戸時代、大型船の通行が必要となり先ず成山側を開削して水路を作り、次に高崎側を切り開く工事をした。その後、砂州の切れたところは埋まってしまった。
山のように見える高崎はその工事ででた土を盛り上げたものだと説明された。高崎側は大阪層群の岩で開削工事は困難だったという。

 
生石岬展望台からの景色 見晴らしが徐々によくなり沖ノ島・友ヶ島 その向こうの対岸のコンビナートの煙突も薄く見えるようになった。
   右)ハスノハカズラ 何回も見ているが実をつけているのは初めて見た。

まだ上に階段が続いていたが、ここから引き返した。

雨も止んで明るくなった山では鳥が動き始め、何よりの見ものはアサギマダラの飛翔だった。

木の上を数匹また数匹と何頭も飛び交いもつれ合う風景は印象に残った。

山を降りて、ガイドしてくださった方にお礼をいい、アマモサミットの方々らしい姿をエトワール生石の窓に見つつ、予定通り帰路に着いた。

成ヶ島の漂流物の回収も計画されていたがそれも出来ずじまい。
ハママツナの紅葉は叉の機会を楽しみに。
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11月17日 上野森林公園

2011年11月17日 | Weblog
去年11月・今年6月に続いて3回目の上野森林公園。
小春日和でさわやかな1日だった。

途中の草原では少し季節は遅いけれどツリガネニンジンやアキノキリンソウやリンドウ・ミヤコグサやスミレなどが見れた。


こんなにきれいに色づいた紅葉は今年初めて見た。タカノツメの黄色 コシアブラの白 ナツハゼの赤・・・ 秋の色。

周遊路で
 
 ヌルデの実 塩が吹いている実を舐めてみた。しょっぱい。
                     右)つややかなイヌザンショウの実 

 
キノコ 2種 右はスッポンダケのグレバが流れたもの? 臭いにおいがした。
他の場所でも何種類かのキノコを見かけた。

 
ケカマツカ  葉の裏の脈状に毛があった    ケカマツカの黄葉 

 
       タカノツメの実            黄葉

公園内には湿地 池があり変化に富んだ地形で元の山を活かして公園が作られている。

 
湿原の木道をあるく。 もうすっかり枯れているように見えたがよく見ると・・

 
       ウメバチソウ          細かく裂けた仮オシベが面白い

 
    スイランはほとんど綿毛            スイラン残り花
   

マアザミ(キセルアザミ)も残り花  サワギキョウは花は完全に終わっていた。

 
リンドウは堪能するほど見た。 右)初めて見たヘビノボラズの実 束生した葉の根元に鋭いとげがある。花は5月頃とか。

桑駅に戻る。

 
伊賀鉄道 桑駅 おとぎ話に出てきそうな駅に忍者電車が到着 これに乗って伊賀神戸まで。
電車の中にはハーブが入っているらしい吊るし物がいっぱいぶら下がっていた。
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11月15日 K大インスト講座 秋④

2011年11月15日 | Weblog
モミジバフウは落葉もしているがまだきれい。

ケヤキはきれいに色づかないままに茶色の枯れ葉をつけている。
万博でも似たようなことがあり、今年は実をつける枝が多いからじゃないかという話も出ていたがそうでもないように思う。やはり気候の関係か?

さて、今日はユズリハとタイサンボクを上から(ま上でもないが)見た。
下から見ているのとは違い、葉が太陽の光が当たるようにうまく重なっているのがよくわかる。

タイサンボクは植えられた場所によって元気の度合いが違い、動けない木の宿命を感じる。


ミニ里山の中 アラカシの芽生えもあったが、大きくなれるかどうか。

 
        クスノキの測量          木の音を聞いたり

木の輪切りから学んだり、学生さんは初めての観察や体験で新鮮な驚きを感じているよう。
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