みどりの野原

野原の便り

7月24日 アリの行列 アミメアリ

2021年07月24日 | Weblog

愛犬 ころちゃんの散歩から帰ってきた娘婿が「アリの行列がありましたよ」と教えてくれた。
すぐ、その場所に案内してもらった。


すごい! アリの大行列 白いものをくわえて?抱えて?大移動中。

行列はバイパスの植え込みから始まり、側道に降りて、側道を横切り、歩道の段差を乗り越えて歩道を横切り、段を上って、フェンスの向こうの草地へ消えていた。

帰って写真を確認。
あら~。アリが動いているのと、地面の砂利粒と、腕の悪いのもあって、うまく撮れていない。


拡大してみたが・・ボケボケ・・
頭と腹がまん丸のダンベルのような体。
何アリかな? これではわからない。

もう一度現地へ行って容器に連れて帰ることにした。


容器越しなので、腹側からしか撮れないが・・


上に写っているアリの頭部と胸部に皺模様が見える。
アミメアリ(アリ科 フタフシアリ亜科)だとわかった。


背中側から見た時、まん丸に見えた腹部も、腹端(お尻)が少し尖っているのがわかる。


上から見た時、丸く見え、卵かと思った白透明のものは卵ではないのがわかった。
腹側から見るとまん丸ではない。足をたたんでいるのがわかる。幼虫?
調べてみると『フタフシアリ亜科のアリの多くのように、蛹は繭を作らず、裸のまま』(Wikipedia)とのことなので、これは蛹なのか?
大あご(矢印のところ)もわかる。

アミメアリ
家の近くにごく普通にいるアリで、頻繁に引っ越しをする。
『女王アリがいない。雄がいない(少しはいるが全く機能していない)。
メスが単為生殖で子供を作る』という、社会性昆虫に当てはまらない、他のアリとはかなり違った生態を持つということもわかった。 

なぜ頻繁に引っ越すのか?
『守るべき女王アリがいないので、巣は堅牢な要塞である必要はなく、石の下や木の幹などにできた、ちょっとした隙間で十分。危険や気に入らないことがあれば、別の隙間を探して引っ越せばいいのです。移動中にクモなどの捕食者に襲われても、大型の動物に踏みつぶされるようなことがあっても、卵を産める働きアリはたくさんいます。仲間に犠牲が出ても、相応な数の次の世代を産み、育てればいいのです』
(ネット 鶴見緑地 自然体験観察園)

なるほど。でも、引っ越しの指図は誰がするのかなあ?というのが疑問です。

この側道もたまには車も通るし、歩道は散歩の人も通るけれど、それは大丈夫なのね。

アリの世界、面白い。

観察の後、元の場所に戻しに行った。
行列はだいぶ少なくなっていたが、合流には間に合ってよかった。

以前、前庭の植木鉢の下に巣があって、植木鉢をのけたら大騒ぎ。
その時は楕円形の蛹がいたので、アミメアリではなかったようだ。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 7月23日 ②耳なおし地蔵 | トップ | 7月25日 久しぶりのどんづる峯 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事