みどりの野原

野原の便り

4月30日 京都御苑

2010年04月30日 | Weblog
担当のUさんから京都御苑について簡単な説明の後、鳥の観察、合間
に植物の観察も・・


   若葉の美しい苑内

明治になって都が東京に移り、宮家や邸宅が取り払われ、整備され
て公園になったという。
樹木の多いここは鳥の宝庫だそうで、説明板によると鳥類は約100種。
チョウ類は50種以上、トンボは20種以上と、多種多様な生物が生息
しているそうだ。

シメ・ビンズイ・オオルリ・シジュウカラ・など23種類ぐらいの鳥を
観察した。私はそのうち16種類ぐらいは見れた。

オオルリは木の陰だったが青い色もわかった。

  
  モミジ雌花と雄花            可愛いプロペラ

 
御所の塀の隙間にシジュウカラが巣を作っているらしい、餌を運ぶ
親鳥が見られた。 あんな細い隙間に入れるの?と思う隙間から出
入りしていた。
       右)砂を均すため車?や警備の車らしいのも通った。          
 
ウワミズザクラが満開 枝が低いところにあって、オシベが開いて
ない状態のから開ききったものまでよく見れた。
 右)メシベの葉化したヤエザクラ ヤエザクラではよくこんなこ
   とが起こるらしい。

 
コブコブのイチョウ。乳銀杏になりかけていた。
 右)高いところで声がすると思ったら、長い梯子に登って木の手
    入れをしている人がいた。

 
マユミの葉に付いていた毛虫 イモムシ図鑑というのを持っている人
がいて、調べた結果「ミノウスバ」というガの幼虫らしい。その場で
すぐ答えが出てスッキリ。
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4月29日 遊び広場の準備

2010年04月29日 | Weblog
5月1・2・3日に行われる里山あそび広場の準備に集まった。

サークル長さんの指揮の元、竹の花活け作り・ポスター・輪投げの
道具作り・シュロ細工の練習・当日使う道具出し、景品の準備など
など 無事準備が整った。
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4月27日 飛鳥

2010年04月27日 | Weblog
飛鳥を歩いた。
あぜ道のウマノアシガタ・スイバ・レンゲ畑・・・
飛鳥の野道が一番美しい季節ではないかと思う。

 
         カラタチ
「カラタチの花が咲いたよ~」と歌えば「カラタチ カラタチ カラ
タ~チのは~な~」と歌う人も・・

 
オオカワヂシャ 特定外来帰化植物に指定されているとはいえキレイ
           右)ヒメジオン 野菊ほどの大きい花だった  
 
        レンゲ畑              シロレンゲ


これは小麦畑だそうだ。風に波のようになびいていた。


ポスト=赤 のイメージが崩れた 飛鳥寺境内のポスト(現役)
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4月26日 金剛山 モミジ谷 「長いもの」と「青い鳥」「きれいな花」

2010年04月26日 | Weblog
昨日は大阪側から、今日は奈良側を歩く。

昨日に引き続きいい天気。山は一番いい季節を迎える
今日も頂上は目指さないことにしてゆっくりと歩く。

花がいろいろ咲きだした。
林道はミツバツチグリ、ヤマブキ、よく見ればいろいろ木の花も。

  
               山笑う・・笑う・・微笑む

 
    テリハキンバイ     ミヤマキケマン・ムラサキケマン
(ミツバツチグリと書いたが、詳しい人に聞いたらテリハキンバイらしいので訂正。でもこの辺にはミツバツチグリやツルキンバイも混在?住み分け?しているらしい)

 
                  ウリハダカエデ

 
    イヌガンソクで合ってました       ツルカノコソウ

谷の手前でお弁当。
前にアカゲラがいたところ。今日も来ないかな?

そして、千里眼のTさんが向こうの木に「青いものが見える」と叫
んだ。続いて双眼鏡をのぞいて「オオルリオオルリ・・」
もう大興奮。 どこどこ? もっとこっちこっち言われて少し移動
すると「ほんと。キレイ!」お天気がいいので、だいぶ離れた高い
木の上なのに、ブルーの背中がくっきりと見え、時々体を動かすと
白い腹もチラチラ見える。「うわあ よく見える!」
邪魔する枝もなく、くっきりと、長い間見えた。よかったねえ。
しばらく興奮冷めやらず。

ダメ元の写真にかすかに写っていた・・拡大すれば見えたよ。
アカゲラはいなかった。

午後は谷の道へ。
オタカラコウの葉も大きくなってきた。
ネコノメソウの仲間も岩のあいだにまだ健在。若葉若芽が美しい。

 
      ニリンソウ群落        ミヤマハコベ

行き帰りに3回もヘビをみた。
1回は大きい青大将らしきもの。低い木の枝で日向ぼっこ。
後の2回は山裾でシマヘビ これも大きかった。
そのたびにギャッと声を上げて飛びのく二人。 わあ大きいなあと逃げていくのを見送る二人。もう一人も長いもいのは苦手。
これからはたびたびお目にかかるかも。
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4月25日 金剛山カトラ谷

2010年04月25日 | Weblog
近頃珍しい晴天に恵まれさわやかな一日だった。
4月5日に行ってから20日ぶり。花は咲き進んでいるかな?

谷に入るまでにもニリンソウやヤマブキや小さい春の花が咲いて期待が高まる。

谷に入ると、岩の間に小さい花が目に留まる。
 
     シロバナネコノメソウ       コガネネコノメソウ

 
     トウゴクサバノオ          サイゴクサバノオ 
 
谷の道
 
  

 
ニリンソウのお花畑、まだ少し早いのか?去年よりまばらな感じ。
                   ヤマエンゴサクが混じる。

蕾が出来ているものもあり今後に期待
 
ヤマシャクヤクは蕾まだ固い       ユキザサ蕾まだ小さい

 
バイケイソウ 大きい葉のみ 山の上はやっと春。サクラとコブシが満開。
 
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4月24日 今日の収穫 キクラゲ

2010年04月24日 | Weblog
風邪気味だけど、久々に畑へ。

収穫はタケノコがいいのが3本ぐらいと後は小さいのでたいしたこと
はなかった。

 
今日の一番の収穫は、ウメの枯れ木で見つけたキクラゲ

いつもおつゆの具ではつまらないので今日は中華風サラダにして
みよ。
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4月23日 薬師寺・唐招提寺・垂仁天皇陵

2010年04月23日 | Weblog
自治会の史跡めぐり

薬師寺
先日は覘き見ただけたった薬師寺から見学。
修学旅行生がたくさん来ていた。
  
薬師三尊の祀られている金堂         南面のインドの力神
                        (薬師如来の台座の模型より)
中国の四神も東西南北に合わせて描かれている。
台座上部にはギリシャの葡萄唐草文も。
外国との交流が盛んだったことがわかる。

 
東塔は色あせてはいるがどっしりとした貫禄がある。
近々解体修理の予定があり、完成には10年近くかかるらしい。
内部を見ることができた。上部も見えるように鏡が取り付けてあった。
他の建物は火事や兵火で焼かれ、奈良時代の建築は東塔だけという。


    玄奘三蔵院伽藍 
大唐西域壁画殿は日本画家平山郁夫氏が奉納された壁画7場面が展示
されている。
玄奘三蔵の中国から天竺(インド)への求法の旅をたどって、30年
を費やして描かれたものだそうだ。青を基調とした荘厳な壁画だ。
しかも中央の山を本尊に、左右の場面は日光・月光菩薩になってい
るという。
そして、平山氏が帰国された時、高田好胤氏はなくなっておられ、
1枚の絵の中にそっとその姿を描き足されたのだそうだ。

深いブルーの壁画はすごい精神性を秘めていることを知った。

唐招提寺

 
苔むした林を横に見て参道を進むとどっしりとした金堂 
この静かさが好きだ
10年かけての解体修理が完成したばかり(h21.11)

垂仁天皇陵

第11代 垂仁天皇陵 手前の小島は田道間守を祀る 
垂仁天皇の命を受け常世の国に不老不死の薬を求めに行き、苦労の
末ようやく秘薬を持ち帰った時には天皇はすでに亡く、悲しみに打
ちひしがれて死んだのを憐れんで祀られたものだそうだ。
その秘薬とは「ときじくのかぐのこのみ」タチバナのことだったとか・・

菅原寺(喜光寺) 

新しい門が出来ていた。5月1~2日落慶法要
ここは大仏造営に力をつくした 大僧正行基がここで亡くなった。
金堂は試みの大仏殿と言われ、創建当時の大仏殿の10分の1の大き
さだったそうだ。


西大寺を抜けて、駅で解散となった。
 
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4月22日 雨にもめげず・・野草観察とクッキング  & クビキリギス

2010年04月22日 | Weblog
里山クラブの講座を自然観察クラブが担当した。

昨日はあんなに温かでいいお天気だったのに、今日は朝からひどい
雨。
4月から始まった今年度の1年間の講座の今回は2回目で、1回目の
講座も雨だったらしい。
ちょっと気の毒な雨の講座となった。

公園周辺の野草観察と、お昼に味わう「摘み菜汁」の材料の採集。
担当のお二人が説明された後、2班に分かれて野外へ出た。

雨で花もしぼんでいたり、足元が悪かったりでゆっくり観察の気分
にはならなかったが、できるだけの説明と、食べられる野草を摘ん
で部屋へ戻る。

自分で容器に摘んだ野草を各自洗い、持参のお椀に適当にちぎって
入れ、そこに、早めに戻ったクラブ員が準備したお揚げ入りのアツ
アツ味噌汁を注いでもらって完成。お弁当と一緒に頂いた。
汁を注いだ瞬間に草の色が変わって驚かれたり、おいしいと言って
くださるのがうれしい。

何より人が摘んできてくれたものではなく「自分で摘んだ」という
のが値打ちだ。こんな経験は初めての人もいる。
こんなところから自然に興味を持ってもらえたらいいなあ。
本当は子供にこんな経験をさせてあげたいところだ。

主担当の方も私たちスタッフもそれぞれに分担したことを一生懸命
に頑張ることですごく勉強になったと思う。
主担当の方の一生懸命な姿にも感動した。

 
どこから付いてきたのか車の後ろに付いていたクビキリギス♀
尖った頭・赤いアゴ 産卵管があった。

噛み付いたら離さず、無理に離そうとすると首が取れてしまうのだ
とか・・見てみたいような、見たくないような・・
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4月19日 伊勢本街道③ 長谷~榛原・五味原

2010年04月19日 | Weblog
3回目の伊勢本街道 自主歩きはちょっと進んで長谷寺から。

 
長谷寺手前 右いせ道と書いた道標を入り、伊勢辻橋を渡る。
こんなところに道があったのか。 いきなり山登り・・
でも小さい草花がたくさん咲く山道は、ゆっくり観察会でもしたら
よさそうだ。

 
    長谷寺を見下ろす       山の上に愛宕神社があった

そこから小さい集落を通る。のどかな田舎道を行くと、桜井浄水場
に出た。そこからは国道165号線 時々旧道に入りながら宇陀市に
入る。
           
どこかでお弁当にしよう。 春日宮天皇妃御陵700mの道標のあるとこ
ろを登ってみることにする。

 
急な山道を登る 木の枝を杖に登る・・どこまで登るのかと思った
ころやっと右矢印があった。行ってみると・・わあすごい階段!
仕方ない。登る。
 
 
するとまた階段がある・・     それを登るとまた階段・・

 
そこを登ってもまた階段が・・そしてもう一つおまけの階段・・
やっと登ったところにこじんまりとした御陵があった。

静かでさわやかな風の吹く御陵でお弁当を食べた。
そしてあの階段を下り・・坂を下り・・国道に降りた。
ここは伊勢本街道には入ってないオプションコースだ。

  
伊勢本街道近くの民家   本居宣長も宿泊したという「あぶらや」         
    
    墨坂神社で休憩       額井岳(大和富士)が見えた


   対生の葉のネコノメソウ

 
今日の収穫 国道横でイタドリが採れた リュックからはみ出して
いるイタドリを見て、何人かの人が「イタドリですね」「なつかし
いわ」などと話しかけてくれた。
今はあまり食べなくなったが、郷愁を誘うものらしい。
野菜高騰の折から、我が家の家計にもやさしいものだ。
     右)おっと・・料理の前に・・昨日のイタドリ笛を試す。
       鳴るかな?・・・・「ブオ~ッ」 
       びっくりするような音がでた。

イタドリはヨシよりも水分が多くやわらかい。鳴るのを確かめた後
はすぐに調理に取りかかった。
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4月18日 春の鵜殿

2010年04月18日 | Weblog
 
セイヨウカラシナで真っ黄色の堤防          ヨシ原

淀川の川岸にある鵜殿のヨシ原。昔から質のいいヨシの産地だった。
時には川の水がかぶることもあってヨシの生育に適していた河原は
河川改修により川面からだいぶ高くなり、水が届かなくなりヨシ原
は減少した。

ヨシは昔から生活にいろいろ利用されてきただけでなく、ヨシ原は
多様な生物の棲みかであり、人間にとっても心やすまる風景でもあ
った。雅楽のシチリキのリードにはここのヨシが一番だという。

そんなヨシ原を保存しようといろいろな試みがされていると聞く。
1つは水の届かなくなったヨシ原に川をつけて、ポンプでくみ上げた
水を流しヨシ原に水を近づけようというもの。
またべつの場所では、地面を切り下げてヨシ原を水に近づけようと
するもの。今も実験が続いているという。

焼け焦げた茎の根元から力強くアシが伸び出していたが、まだ地面
が見えている。
日の当たる地面にはもうしばらくの間に命をつなごうとしている
小さい草の芽がたくさんあった。

夏から秋、あんなに繁り覆うカナムグラが今は可愛い芽だ。
双葉がまだ残っている。そうか。カナムグラは1年草だったのか。

ヨシの根は掘ってみるとそう深いところにはないのに、野焼きでも
死なないのも不思議な気がする。

 
ヨシの間に黄緑色に盛り上がったところはノウルシの群落 
湿地に生える多年草。たくさんあるようだけど、大規模なヨシ原の
残っている所にしか生育しないそうで、絶滅危惧種だとか。
有毒で、茎を折ると出る白い汁はかぶれるそうだ。

ヨシやオギの伸びるまでの間に成長して子孫を残し、ヨシが成長し
て日が当らなくなると休眠するという。
うまくサイクルを合わせて生きているなあ。

そのほか希少な植物を2.3種観察した。

 
「ヨシ笛も作れるよ」
セイタカヨシの茎を切ってリードを挟んで講師が鳴らしてみる。
吹き方にもコツがあるらしい。なかなか鳴らない。
その笛を子供がうまく鳴らしていた。
ちょっとやらせてもらったがうまくいかなかった。
友達は音が出たと喜んでいる。いいなあ。
でも「乾いてくると音が出なくなります」と言われて「ええ~っ」
とがっかりした声。まあ生ものだから仕方ないよね。

イタドリでもできるそうだが、時間もなかった。
フィルムを切ったリードをもらって帰った。

帰りはかろうじて歩けるヨシ原の中を横切って歩いた。
もうしばらくするととてもこんなことは出来なくなる。
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