みどりの野原

野原の便り

5月31日~6月1日 洞川1泊観察会 1日目

2008年05月31日 | Weblog
5月31日(土)小雨~曇り
年に1回の宿泊研修
大阪・京都・奈良・三重から大人33人子供1人のメンバーが参加。
バス仕立てで、大阪城駅~橿原神宮駅経由で洞川へ。

途中の山にはマタタビの白い葉がたくさん見えた。

天川弁財天とすぐそばの来迎院の大イチョウを見る。
天にそびえるごとく、樹齢800年ともいわれているけれど、
元気で若々しく見える。
     
    天川弁財天           来迎院の大イチョウ
中から橋を見る 塗り替え中 

大イチョウは、樹齢800年とか。
柵がしてあって近づけないが、うまく棒などを使って幹回りを測定。
結果は幹回り6,2メートル。

  
     幹回り測定         落ちていた雌花
下には雌花が無数に落ちていた。木にもたくさん付いている。
原始的な植物である銀杏の受精の仕方など、KさんOさんから説明
があった。

御手洗遊歩道を洞川温泉まで


途中の滝のようなフジの花が見事

  
     ヤブデマリ           ガクウツギ

コツクバネウツギやマルバウツギ・ガクウツギ・ヤブデマリ・ツタウルシ・シロ
バナニガナなど花あり


トチの大木は花盛り

龍泉寺~天川村立資料館~今日の宿「光緑園 西清」へ

  
    洞川温泉郷           「光緑園 西清」

夕食後、
先日ピースボートで3か月の船旅から帰ってこられたMさんの報告会

ピースボートは環境や平和を考える人達や観光目的の人が世界各国
を船で回る。
香港~シンガポール・セ-シェル・アフリカ・・・・パタゴニア・・
南極・・・(順不同)・・・・その国どこにあったっけ?・・・

各地では下船してサファリツアーだの砂漠だのいろいろ体験された
ようだ。

「地球温暖化を実感しましたか?」との質問に、
南極に降りた時「すぐ目の前にあった」と前来たことがある人が言っ
た氷河が「今は1時間も歩かないと見れなくなっている」とのこと。

驚いたのは、ピースボートに4回も5回も参加されている人がいること
・今回は平均年齢が60歳台だが、いつもは30歳以下が多いとのこと。
へえ~~!

4人相部屋で基本料金が148万円らしい。
ポスターを貼ったり、船内で働いたり、通訳をするなどで割引には
なるらしい。
また早期申し込みの割引もある。
「8月15日までに申し込めば5万円引きの券がありますよ」とのこと
だが・・・

私には夢の夢
せめて今夜世界旅行の夢でも見るか。





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5月30日 山門水源の森     ブログ遅れてます

2008年05月30日 | Weblog
私が担当で山門水源の森へ 参加者5人

向こうでゆっくりしようと早朝に出発
寝過さないかとたびたび目が覚めて寝不足だ。

京都発の電車で大阪からの4人と合流 遅刻者はなし。

最寄りの近江塩津駅からは予約しておいたタクシーで、水源の森
の近くまで。

降り立つと霧雨が降っている。それに寒い。雨具上下を着る。

そこから タニウツギやコアジサイの咲くハイキング道を歩いて、
「森の学舎」に到着。

あらっ?閉まってる。 道理でFAX問い合わせにも返事がない
わけだ。
まだシーズンオフなのか? 平日は閉まっているの?

学舎前の小さな湿原にはミツガシワの葉と残り花があった。

ここは滋賀県所有の保安林で、ゴルフ場になる予定のところを県
が買収されたそうで、今はボランティア団体等が保全活動や啓発
活動をされている。
ブナ林・アカガシ林などの他、約3万年の歴史を持つ高層湿原が
ある。泥炭層は6メートルもあるという。
貴重な湿原の植物の宝庫となっていて、鳥類や昆虫・キノコも
豊富

去年キノコの観察した時もすごく種類が多かった。
(平成19年9月22日ブログ)

ハイキング道へ。

 
      コアジサイ         ヤマツツジ

いい雰囲気の森を登る。コツクバネウツギ・ヤマツツジ・コアジ
サイが咲き、ササユリも小さい蕾を付けていた。
ここは守る会が保護しておられ、ササユリの小さな芽生えにも札
がたっている。
道の端を歩くと踏みそうなので気をつけねば。
少し大きくなった蕾にはネットで囲いがされて守られているのが、
ちょっといたいたしい。
心ない人がいるのか?それとも動物から守っているのかな?

 
    ツクバネウツギ     コツクバネウツギ

ミツバツツジの葉と思ったら、「ユキグニミツバツツジ」
と札が立っていたり、「ユキバタツバキ」などなじみのない名札が
付いている。
湖北のこのあたりは日本海側の気候になるため、植生もだいぶ違う。

アカガシの森・ブナの森もある。
アカガシは北限・ブナは南限になるらしい。

 
     森の中を歩く         ヒメハギ

今日は健脚コースのブナ林へは行かず、ゆっくり回る。
(先日エベレスト登山されたUさんも一緒にゆっくりコースにお
付き合い)

 
ホソミオツネントンボのペア    タニウツギ
きれいなハートになっている。
 
まもなく雨もやんで薄日が差してきた。
歩くと少し汗ばむがじっとしているとひんやりする。

少し下ると湿原が広がる。
この森には湿原が3つ(北部・中央・南部)ある。

  
季節がら湿原の縁の木にはモリアオガエルの卵塊がたくさん付い
ている。
大きく白いので、遠く対岸のものもよく見える。

もう流れ出しそうになっていて、かえりはじめるのも間もなくだ
ろう。
下に待ち受けるイモリをのがれ、生存競争に打ち勝ったもの
だけが成長出来る。カエルになるのは大変なことだ。

山道にはイタチのフンらしいもの、テンのフンらしいものもあっ
た。

木やシダが増えて陸地化しかけている湿原もある。

秋にキノコの観察に来た時とは雰囲気の違う水源の森を楽しめた。

計画の予定通りの電車に乗れ、明日のことを考えて反省会はパス
して帰宅。
コメント (3)
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5月27日ー2 ヒメボタル

2008年05月27日 | Weblog
日曜日、観察の後、友達に連れて行ってもらうことになっていた
ヒメボタル。
雨模様だったこともあって、観察会を欠席してしまったのだが・・

[どうしてもヒメボタルが見たい!」友達に無理を言って、夕方
から行ってきた。

7時待ち合わせて、千里丘から友達の車に乗せてもらった。
私のリュック姿を見て「言っとくけど、町の中やで」

ヒメボタルはゲンジボタルやヘイケボタルと違って、幼虫は林の
中に住む、陸棲のホタルで、陸にいる巻貝を食べることぐらいし
か知らない。
見るのは初めてだ。楽しみ。

車を止めて、友達の友達と3人で、まだ明るい散策路を1周。

周りは高層マンションだらけ。でも1歩横に入るともう山の中の
雰囲気。

右手はグラウンドの高いコンクリート擁壁。

遊歩道をはさんで池から流れ出た草の生えた狭い小川があって、
その向こうは木や竹が繁っている。
その上は車道になってその向こうは住宅地。場所によってはヘ
ッドライトが少し見えるところもある。

グランドが切れるとマンションがすぐちかくにある。
そんな都会の真ん中に残された自然の一角だ。
開発される前はこんな丘陵地が広がっていだったんだろうな。

途中に公園事務所・ヒメボタル調査実行委員会の立札があった。
繁殖期の5月1日~6月末まで、一部街灯を消す協力をしてもらっ
ていること。「5日26日 469匹確認」とある。すごーい。

でも集まっておられた守る会らしい人に聞くと「今日はちょっと
天気が良すぎるなあ」とのこと。

え~っ。見られるかな?心配になる。
生き物のことで、期待して来てもあて外れのことがあるのは経験
済みだ。
でもせっかく遠くから来たんだから、見たいな~。
    

8時ごろぼちぼち人も出てきた。近くの人が多いようで、観光地
のような人出はない。

あっ。光った。初めて見たヒメボタルの光の印象は、小さいけど
強い光だなと感じた。
光の間隔が早い。1秒間に2回ぐらいだそうだ。
ピッピッと鋭い感じ。

8時半を過ぎるとだんだん光の数が増え、強さも増してきた。
9時過ぎがピークみたい。
森の中で光が移動している。左から右までいったい何匹見えてい
るのか? 数えるのもむつかしい。

川を超えて近くに飛んで来たのそっと捕まえてみた。


    ごめんね。1匹だけ・・

手にとったヒメホタルを見てみた。
形はゲンジやヘイケより小型で細い感じ。
光は近くで見るとオレンジがかって見えた。
こんなか弱そうな光があんな遠くから強く届くのが不思議だ。

飛んでいるのはオスで、メスはハネが退化して飛べないとのこと。
草むらにいてオスに光の合図をおくる。

ゲンジやヘイケに比べて生息地も限られているようで、私たちが
こうやって町のすぐ近くで見れるのも、生息環境を守ったり、調査
活動などの地道な活動のお陰だと思う。

たくさん見れて、「遠くから来た甲斐ががあった」「連れてきた甲
斐があった」と友達と言い合った。

今日の調査でどれだけの数が記録されたのか気になるところ。
「明日看板を見に来て、教えて~」とわがまま放題を言っている。

(友達から報告が来ました。418匹だったそうです)
帰ったら11時半になっていた。
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5月27日-1 K大 インスト講座③ ・ ヒメボタル(次ページ)

2008年05月27日 | Weblog
「どんぐりの花はありますか?」
受講生からの質問を受け、今しか見られないシイの花を観察する。

虫眼鏡で雌花・雄花を見たり、においをかいだり五感を使ってする
観察に、どんなふうに感じるか?という「プラス1の感性が大事」
と、K講師のお話。

雌花の元は小さく膨らんで、どんぐりの元ができている。
ルーペを覗いていた学生が、雄花の花穂の下部についた雌花を見つ
けた。(ふつうは雌雄別の花穂)



この前、マツの雄花の中に雌花が付いていたのを見たところだった
ので、ちょっとその話をしたが、そんなことを見つけた学生さんは
素晴らしいと思った。
よく観察するというのは面白いことも発見できる。

「パターンを探す」ショートプログラムでは、2人1組になってゲーム
をした。
コミニュケーションがとれるようにと、後期に実習に向けてだんだん
にグループ化して行けるようにとの講師の考えがある。

みんな子供にかえって、自然の中に自分が選んだ形を探す。
中には木に登ってパターンを探している学生もいて、楽しそうだった。
実際小学生相手の時は気をつけねばならないが。

講座が始まる前に、ハナミズキに「オオミズアオ」が止まっていた。
虫が好きそうな学生さんに、「朝、オオミズアオを見たよ」というと、
「あっそうですか。見たかったなあ」
講座が終わりがけに、K講師がハマナスにオトシブミを見つけた。

まだ緑の「巻物」の上にはオトシブミの成虫がいた。
成虫は写真を撮ろうとしたら、ころりと下に落ちてしまった。

「ヒメコブオトシブミや」とさっきの学生さん。


 
   オオミズアオ(逆光)
白っぽい薄い水色がとてもきれいだった。


       オトシブミの巻物 
きっちりと巻いてあるのに感心する。

後で「虫詳しいね」と言ったら、大阪で休みの日にボランティアをし
ているという。
そんな頼もしい学生さんもいる。

積極的な要望も出てきて、みんな前向きに受講されている。


ハンカチノキの実も少し大きくなってきた。
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5月25日 大宇陀をぶらり

2008年05月25日 | Weblog
残念なことをした。
淀川流域を歩くことになっていたが、お天気がややこしいことを言っ
てるので、取りやめた。夜はヒメボタルを見に行く予定だった。

だんだん天気が良くなってきて、やっぱり行けばよかったと後悔。

とはいえ、7時まえには出発することになっていたのを取りやめたので、
ゆっくり2度寝をむさぼったのだが・・

午後からもまだぼお~っとしていたが、娘たちと大宇陀の街歩きを
することになり、3時過ぎから2時間ほど街並みを見て歩いた。

近代建築おたく?の娘はそんな建物を探したり、昔の街並みを見たり。
私は町並みからちょっと入ったら、トリカブトの生える草むらがあ
るのに感心していた。

 
   酒造工場       瓶詰め工場の看板の字体も古めかしい

むしこ窓・犬矢来・うだつ・格子窓・防火用水などのある古い町屋
の残る大宇陀は、落ち着いた静かな町だ。
「あ~昔こんな型ガラス、家にもあったよな~」「昔のタバコ屋は
こんなんやった」とか、一昔前のたたずまいが残っていてなつかし
い感じがした。

 
元役場は福祉会館になっていた。中から大正琴の音色が響いていた

 
  格子のきれいな町屋         山邊家住宅

昨日?夕べの雨はかなりのものだったらしく、宇陀川の流れは水位
はだいぶひいているようだったが、濁流といってもよいぐらいの流
れだった。

 
      宇陀川           濁流


露地を行くと川 橋の欄干に虎が置いてあったとか。謎?
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5月24日「 「飛鳥の花めぐり」 イベント本番

2008年05月24日 | Weblog
天気予報は80%~90% 雨かあ。

雨でもイベントはやる。覚悟して飛鳥歴史公園館へ集合。



ここから飛鳥資料館まで木や虫や野の花を見ながらのハイキング

公園館の裏ぐちの満開のウツギやサラサウツギやスイカズラを見、
その後、鬼の雪隠~亀石~甘樫丘のふもとを回って、埋蔵文化財研
究所~田んぼの道を飛鳥資料館までのコースを、飛鳥里山クラブの
自然観察サークルのスタッフ等で案内した。

鬼の雪隠と亀石のところではスタッフのお一人に簡単に説明してい
ただいた。

下見の時のオオミノガのミノムシもまだ同じ木についていて、ヤド
リバエの話もした。
近くに付いていたチャミノガのミノムシと比べることもできた。

今日は話さなかったが、
ミノムシの成虫はミノガという「ガ」だが、メスのミノガには翅が
なく、一生をミノの中で暮らすという話を4月にNさんから聞いた。

これも話せばよかったかな?

一方オスは?と調べたら
4月~5月に蛹になったオスのミノムシは1か月後にミノの下から羽化
(羽根の生えたガになる)するが、このオスのオオミノガには口も
なく(退化)餌を採ることもできないままメスを探して飛び回り、
メスの出す匂いを頼りにメスの入っているミノに飛んで行って交尾
する。
メスの生んだ数千の卵が孵化する頃、オスは干からびてミノから落
ちてしまうんだって。
不思議な生き物の世界

小さな頭と小さな胸、体のほとんどを占める大きな腹(あれっ誰か
のよう・・)
腹部の中は卵でいっぱい。羽根も足もなく一生をミノの中で暮らす
メス

羽はあっても、口がなくエサも採れずに、ただ交尾のためにメスの
ところにたどりつき、干からびて死んでしまうオス

こんど生まれ代わってミノムシになるとしたら、どっちにする??

 
花を食べてるオオミノガのミノムシ
葉っぱでミノを作る。ミノの口は細く、越冬の時はぶら下がる。
さて、このミノムシ君はメス?オス? 
メスのような気がするなあ。がんばって!


チャミノガのミノムシ(まだ目覚めてない?)
小枝で筒状のミノを作る。 枝に密着して付く。

道端の花はどこにでもある花ばかりだけど、「よく見るけど茎のペタ
ペタくっつくのは知らなかった(ムシトリナデシコ)」とか、ノビ
ルのむかごの話、カキの雌花雄花の話、ウツギの話など「面白いね」
と喜んでくださった。
触ったり、においをかいでもらったりしながら歩く。

「万葉植物の写真を撮り始めています」とか「時々飛鳥に来ます」
という方もおられた。

飛鳥資料館で参加者ワッペンと引き換えに「キトラ古墳の壁画展」の
入場券をお渡しした後、解散した。



でも、待ち時間が約3時間と聞いて、帰られた方が多かった。
「また明日の朝早くにでも来ます」という方もあった。

夜の9時までやっているらしい。
明日でこの壁画展は終わる。

臨時バスに乗って橿原神宮駅で降りた時、参加者の女の方
4・5人が寄ってこられて、「生物の博士ですか?」と言われ、
「エッ」と引いた。
「よく知っておられるので絶対博士やと言ってたんです」だって。
吹き出しそうになったが「知らないこと以外は何でも知っている
博士です」といって大笑いした。
こんな博士なら掃いて捨てるほどいるわね。

まあ喜んで下さるのはうれしい。

何よりありがたかったのは雨がほどんど降らなかったことだ。
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5月22日 公園館から飛鳥資料館まで下見で歩く

2008年05月22日 | Weblog
24日の「花めぐり」のイベントの下見

公園館~鬼の雪隠~亀石~甘樫丘(今日は展望台へも行った)~
飛鳥資料館まで。コースを歩いた。

いい天気で途中いろいろ観察できた。

  
     スイカズラ満開          ハコネウツギ満開

ウツギやサラサウツギも咲いていた。

クワの実も色づき始め、カキの花も満開

  
   クサイチゴは真っ盛り     ニワトコも赤く色づいていた


オオミノムシ(オオミノガの幼虫)
満開のピラカンサで、蓑から頭を出してちょうどお食事の真っ最中。
花をむしゃむしゃ食べているところだった。
ミノも新調したばかりのよう。新緑の色が残っていた。
測ってみたらちょうど5センチぐらいあったので、これは「オオミ
ノガの幼虫」に違いないと思う。

中国でミノムシ退治に使われたヤドリバエ(寄生バエ)が日本に渡
ってきて、ある時期にいっぺんにオオミノガがやられ、今は絶滅危
惧種になっているところもあると聞いた。

大阪・神戸・福岡・北九州・名古屋・東京ではもう見られないらしい。
まだ飛鳥では残っているのはうれしいことだ。

とはいえ、木をやられた人にとっては害虫ではある。
前にうちのキンモクセイが丸坊主にされたこともある。

むつかしいところだけど、こんなに一生懸命食べているところを
見たら「まあ大目に見てやって」と言いたい。


満開のガマズミで吸蜜するコアオハナムグリ
この花がお気に入りのよう。たくさん集まっていた。
交尾しているものいて、ハナムグリにとってここは天国のような
ところなのだろう。

さっきのミノムシといい、このハナムグリといい、生きることに
全力を尽くしているのをみると感動する。

人間こんなに一途になれるだろうか?
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5月21日 ヒレアザミ? アメリカオニアザミ?

2008年05月21日 | Weblog
「あれはきっとヒレアザミに違いない」車の中からネット越しに見て、
このあいだから気になっていた。

今日飛鳥からの帰りにバイパス下の駐車場?になっているところへ車を
乗り入れた。

やっぱりヒレアザミ?アメリカオニアザミ?。
この辺では見かけたことがない。

 
高さ2メートルあまり 鋭いトゲ・茎に翼が付いている。
花はきれいだけど近づけない。


近くにあったロゼット

横で信号待ちの車が並んでいる。
写真を撮っている私ってきっと「あやしい」だろうな。と思いつつ、
ぐるりとまわってみる。

オオアレチノギク・アレチギシギシ・カラスムギ・ネズミムギ・イヌ
ムギ・・・まさに荒地天国だった。

気になっていたものを確認してスッキリ。

h20年7月18日 ヒレアザミと思い込んでいたが、これはアメリカオ
ニアザミかも?
スッキリとはまだいかないようだ。管毛が違うそうだ。
確認したい。

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5月20日 K大インスト講座②  ノハラナデシコ見つけた

2008年05月20日 | Weblog
大雨の講座・・のつもりだった。
K講師も雨用のプログラムを準備されただろう。
ところが、幸にも今日も降らなかった。

早く着いたので去年関わったT小学校のビオトープのその後を
のぞきに行った。


     ヒョウタン池 
落ち葉がたくさん落ちているが、割竹を縁に並べたり、手が入っ
ていた。
縁の緑も増えてきて自然っぽくなっていた。

始まる前に前庭を歩く。

去年見たヤマナラシの綿毛はもう今年は落ちてしまったよう。

 
花序の軸がたくさん落ちていた。
軸には小さい実のようなもの。これはツボミみたい。
中を割ってみると白い綿毛が詰まっていた。


アメリカフウはもう花も咲き終わったよう。
下を探すと雄花のようなものが落ちていた。


去年の果実・若い果実(集合果)・花序


写真で見て気がついた。雄花の元に軸の長い雌花がついている。
これは実になり損ねた雌花?

2回目の講座は13名全員が勢ぞろい。

同じマメ科でも感じの違う花盛りのクロバナエンジュと、花も終わ
りがけのハリエンジュを見てから里山に入る。

里山への階段は154段あるそうだ。上がりつくとハアハア。
そこから見える木の様子や林縁の様子を観察してから林内へ入る。

 
今は利用されなくなった里山は薄暗い。
木肌を触って木肌の違いや生き方を考える。

帰りの階段の横で、初めて見る草花を見つけた。


帰って調べると「ノハラナデシコ」帰化植物らしい。
1株だけあった。
写真がうまくとれなかったが、花びらに白い点がある。

受講されている学生さんは「他の日もやってほしい」「お昼の時間
も延長して」「もっと山へ入りたい」「小学生相手にどのように伝
えるかもっと勉強したい」などなかなか積極的だ。

講座が終わって、お昼を食べに学生食堂へ。
様子が変わってると思ったら、会社が変わったという。
おかげで?前に購入していた「カード」が使えなくなっていた。
まだ800円余り残っているのに・・・もったいない~。


高田駅でエスカレーターの工事をしていた。
足を乗せる部分が取り付けられていた。
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5月18日 普賢川 流域

2008年05月18日 | Weblog
三山木駅から興戸駅まで、1駅を一日がかりで歩いた。

イネ科が真っ盛り。帰化植物も多かった。

 
         オキジムシロ
空地で見つけた見慣れない黄色い花
私が見つけたもの1本だけだった。
キジムシロとは違って突っ立っていた。
帰化植物のようで珍しいそうだ。

川にはクレソンやオオカワヂシャが花盛り。

田んぼのそばでは数少なくなっているカワヂシャも見られた。
この頃は雑種も現れていると聞く。


このアイグロマツの球果のつき方ちょっと変。
ふつう球果(松ぼっくり)は先端に付く。

これは、たくさんの雄花の間に小さい球果が点々と付いている。
早く伸びた枝についた雄花が雌花に変わったらしい。
オスがメスに・・流行りかな?

 
ワタゲハナグルマ(カレンデュラ アークトセカ)
植えられたものが逃げ出したか、タンポポのような花がいっぱい
咲いているのが見えた。

見た瞬間前に見たことがある「カレンデュラ アークトセカだ」
と思った。
「そうです」そこまでは良かったが・・
「ワタゲハグルマです」と先生。
「えっ?・・ハグルマじゃないんですか?」恐れ多くも大先生
に聞いた。
「・・・ハグルマです」静かにおっしゃった。
前に見た「ハグルマ」の仲間じゃないかと思い、・・ハ・・
じゃないの?とまだ納得がいかなかったが、帰って調べたら、
感じも違う。私の間違い。(当たり前や!大バカ!)
アメリカハマグルマとはキク科は同じでも、まったく関係がない
ことがわかり・・無知を恥じる。大失敗。


普賢川沿いにはアシ・ヨシ・セイタカヨシ・オギ・クサヨシ・・・
イネ科や帰化種が多い。

   
        クララ               イタチハギ

道端にもカモガヤ・イチゴツナギ・オニウシノケグサ・シナダレ
スズメガヤ・カモジグサ・スズメノチャヒキ・・・頭混乱・・・。

      
   ビロードイチゴ        これを見れば 納得
「どこがビロードやの?」納得しないまま歩いていたら、まだ若い
ビロードイチゴがあって、やっと「なるほど」
白い毛が多く手触りはビロードのようだった。  懲りない人!


   コジキイチゴ
これも赤茶色の毛がいっぱい生えているのを見て「エビガライチゴ」
かと思ったが違った。

ここでは実はまだ青かったので食べなかったが、前に堺市で実を食べ
たこと、長い楕円形の実の中が空洞になっていたことを思い出した。

その時、実に気を取られてよく見ていなかったんだ。駄目ねえ。

 
 コゴメバオトギリ
造成地などに生育する帰化植物 初めて見た。
大きい株立ちになっていた。その姿はきっちりと規則正しく十字
対生になっていた。
明点・黒点が見えてオトギリソウの仲間ということがわかる。

他にもいろいろ見たり教えてもらったりしたが、頭の中の整理が
必要だ。なかなかだあ~。
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