みどりの野原

野原の便り

7月29日 笠山荒神あたりをうろうろと。ヤマユリ カワラナデシコ シオデ

2017年07月29日 | Weblog
行先をしっかり決めないままに笠荒神あたりへ。
途中にあった標識「化粧川・化粧壷」のきれいな語感に誘われて道標を入る。
どこへ行くのやら・・方向がさっぱりわからない。


そのうち休耕田の向こうに白い標識と水路が見えて、どうやらそこらしかったが、草ぼうぼうで近づけず。

説明版によると化粧川というのは川の名前ではないらしい。「字」で地名らしい。

昔は田畑はなく天然地盤岩で川の中央に溜まりがあったとか。
清浄な川で、豊鍬入姫命がお化粧したところ?とか、大来皇女命が禊潔斎をした旧跡とのこと。

「壷」というので甌穴でもあるのかと思ったが、それほどのものもなさそうでよくわからなかった。

その後も道がどこに続いているのかわからず、たまたま草刈りしておられた男性に尋ねて、車道に出ることができた。

 
迷ったりしたが、山道にヤマユリがいっぱい咲いていて感激 その豪華なこと。
他の場所でもヤマユリが咲いていた。

こんなにたくさんヤマユリが咲いているのだから、生花にと持って行かれそうなのに、こうして山に自然のまま咲いているのは、村の人たちが意識して花を採らないようにしているのではと思う。

 
近くにはカワラナデシコも咲いていた。
       右)こんな自然いっぱいのところだからノカンゾウかと思って近づいたが、ヤブカンゾウだった。

 
川近くの草むらにシオデが繁茂 見た所雄花ばっかりだったが、たくさん花があった。

 
      山道でクロヒカゲ       若いニホントカゲがイモムシをくわえていた。


アブラゼミ雄 の抜け殻 

 
シキミ。若い果実がたくさんできていた。 ウワミズザクラの果実がきれい。熟して黒くなっているのもあった。


田んぼではイネの花盛り。雄しべが目立つ。
イネの花が咲いている時間はごく短く、タイミングがよく見れたようだ。
頴の中にある雌しべに自家受粉すると頴が閉じてしまう。順調に育って豊作になりますように。
田んぼに近づくとイナゴ?がピョンピョンと逃げて行った。

2時間ぐらい歩いて、笠ソバを食べて帰った。  ヤマユリきれいだったな~。
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7月25日 神戸 布引の滝 布引水源地水道施設 

2017年07月25日 | Weblog
暑い毎日、少しでも涼しい所と、布引の滝を計画してくれた。
途中のハーブガーデンはちょこっと見た記憶はあるが、布引の滝は初めて。

華厳の滝・那智の滝と共に日本三大神滝のひとつとして古来からの景勝地らしい。

駅からいきなりの坂道。
途中にある橋、滝、歌碑を見ながらゆっくりと登る。

 
生田川・布引渓谷に架かる砂子橋(いさごばし)重文 
ダムができた明治33年に作られたレンガ積みの水管橋 導水管が通っている。
アーチ型の橋の形がわかるところから見ればよかった。

六甲山の成立と関わりのある亀裂や断層などの地形も関係する生田川の流れ。
途中には総称して布引の滝といわれるいくつかの滝がある。

 
雌滝(めんたき)落差19m     
   右)雌滝の取水堰堤と石積みのドーム 明治33年に作られた。 重文
雌滝堰堤から汲み上げられた水は下流の砂子橋を通り、現在でも奥平野浄水場に送られているとのこと。


一番見ごたえのある 雄滝(おんたき)落差43m まだ下に続くが、なかなか全容を写せない。

鼓滝は良く見えなかった。夫婦滝は見逃し。


見晴らし展望台からは真下に神戸の街のパノラマが広がる。

 
「猿のかずら橋」もとからあった橋に、祖谷のかずら橋に似せてサルナシのつるを装飾したという。
                右)谷川橋 鉄筋コンクリートのアーチ橋。大正初期 重文。
 

堰堤下の「五本松隠れ滝」ダムからオーバーフローした時だけ滝になるらしい。

               
最上流に神戸市民の水源となる布引ダム(五本松堰堤)が水をたたえていた。 
明治33年に給水を始めた日本最古の動式コンクリートダム 重文
     

ここからオーバーフローした水が「五本松隠れ滝」になるのか。


雄滝の崖に咲いていたオニユリ。

 
 コマツナギは帰化種かも。    マキエハギのようだ。あまり家の方では見かけない。

 
  滝道にはウラジロウツギが多かった。   ダム近くにノグルミがあった。

ダム近くでお弁当を食べて、布引ハーブ園を抜けてロープウェイ山頂駅へ。

 
         ハーブ園          キキョウが満開

 
    花オクラは蕾を食べる。      サマーレッドリーフは赤い葉をサラダにするらしい。

少し登ってロープウェイ山頂駅に到着。レストハウスなどがあり、人も多かった。

 
      花壇


一息入れて、ロープウェイで一気に下る。
よいしょよいしょと登って来た山もあっという間に下界に引き戻される。
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7月24日 家の庭 ゴーヤの実がついてきた。

2017年07月24日 | Weblog
ベランダのゴーヤ
今年はつるの先も摘んで脇芽を出し、水と時々肥料もやって・・頑張っている。


つるはだいぶ広がった。


中ぐらいのが3つ Ⅰ番大きいので10㎝ まだ大きくなるかな?  オチビが3つ 頑張ってね。

ベランダではハゼランとオグルマ、ゼラニウムが咲いている。

 
裏庭のタマサンゴが色づいてきれい。        オニユリ



 

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7月23日 屯鶴峯 地下トンネル(地下壕) イソノキ リョウブ クロバイ

2017年07月23日 | Weblog
屯鶴峯の地下壕には過去に何回か来て中を探検したことがある。
直近には今年3月24日に屯鶴峯へ来たが、大きな水たまりがあって入口から見るだけにしたのだった。

今日は反対側から入るという。昔、来たときにはなかった金属製の梯子が架かっていた。
中は真っ暗。懐中電灯を忘れたので、他の人の灯りを頼りに奥へと進む。

でも、やっぱり。出口付近はかなり水が溜まっていた。水は深い所ではひざ下までありそう。


無理かと引き返しかけて、横につながった通路から隣の出口に出られることがわかり、通り抜けることができた。
壕の中は涼しかった。コウモリがいるかも・・というので、いたらいいのになあと思ったが遇えず。

このトンネルは『太平洋戦争末期、陸軍が本土決戦に備え、戦闘指令所として建設したもの』らしい。
使用されないまま終戦となったのは幸いだったと思う。
最近は戦跡として香芝市による見学会なども行われているらしい。
凝灰岩に幾筋ものトンネルが掘られ、中にはつなぎの通路もある。

屯鶴峯へは何回も来ているといったが、一部は通ったことのある道の他、初めての所も多かった。
こんなところからも行けるのか・・


登ったことのある道も今日の道もきついのは同じ。

 
ふうふう言いながら岩山の南?の端に出た。  
        右) 左から二上山の雄岳・雌岳・岩橋山・葛城山 その向こうは金剛山へと続く。
屯鶴峯は奇岩の連なる標高150mの岩山 県の天然記念物に指定されている景勝地。

昼食後、屯鶴峯の岩山の端の方を下る。

 
         手もお尻も使ってこわごわ下る。

下ってしまえばもう怖かったことを忘れて「おもしろかった~」

 
          ニガキ              ゴンズイ

 
頂上付近に今まで気づかなかったイソノキがあった。  遠目にリョウブが花盛り


        ノギラン

他にも細かいものいろいろ見たが省略。こんな岩山にも根を下ろすたくましい植物たちである。
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7月22日 長居公園・植物園 カンレンボク ハマナツメ ヒマワリ

2017年07月22日 | Weblog
3か月ぶりの長居公園
木陰やタープの下では陸上競技大会でもあるのか、たくさんの高校生が集い、響き渡るクマゼミの声。

 
     ヒシバデイゴ         オニグルミ 梢近くに果実が見えた。

 
アズキナシ 毎年たくさんの果実をつける。去年あたりから根元に生えたクヌギが成長してきて切らないとアズキナシが負けてしまうのではと気になっている。
 右)ネグンドカエデ フラミンゴ 涼し気な白い斑入りの葉の間から緑の葉が伸びてきた。
   先祖返りか?これも伐らないと・・

 
グレビリア ロブスタ 今年は花は見逃した。果実が出来ている。
   右)ベニバスモモ 春に咲く花はあまり目立たないが、名前の通りの紅葉が鮮やか。

長居植物園

 
広いヒマワリ畑 頭花はすべて向こう向き。(1本だけアマンジャクがいた)
     右)総苞片が葉状のものが混じる。苞葉も花も葉が変化したものなのだ。   


クマゼミの抜け殻だらけ。8匹分見える。裏側にもあったよ。

 
  ノグルミ 若い果穂が見えた。       右)カンレンボク
果期には変わった果実が目立つカンレンボク 花を見るのは初めて。
まだ咲きはじめで、枝の先端の花序だけが咲いていた。雄しべが目立つ。
花序ごとに雄性期から雌性期に変わっていく? 頂花序だけが両性花で後は雄花序?
次に来た時にはもう果実になっているかな?

 
ハマナツメ 属は違うらしいが、花はナツメとそっくりに見えた。若い果実もあり。
 右)ウラジロガシの葉 落葉の裏は特に白い。鋸歯の目立たない葉 鋭い鋸歯のある葉

その他、チャンチンの根元に広がった根萌芽などを観察。

少しの時間、特別展「瀬戸内海の自然を楽しむ」を見て、ギャラリートーク「海浜植物の話」を聞く。
瀬戸内海沿岸は人の暮らす近くにあり、自然海岸は農地や工業団地などに利用するための造成されたり埋め立てられたり、護岸工事などによって壊されたりして減少。
それに伴って海浜植物も生息地を失い、減少、絶滅したものもあるという。
ケカモノハシ(見たことはない)は大阪では絶滅したらしいし、ウンラン(どこかで見たことがある)は瀬戸内海沿岸では3か所だけにしか生き残っていないという。

砂浜や礫浜などは砂が動いたり、塩分が多かったり、栄養分が少ない、地温が高くなる・・など植物にとっては過酷な環境。
それを克服するために葉を厚くして水分の蒸散を抑え、乾燥や砂の移動に耐えるため、根や茎を地中に深く伸ばしたり・・と内陸の植物とは違う特殊な生態を持つ。

 
展示のケカモノハシは細い根を四方八方に長く伸ばしていた。
            右)慶野松原(南あわじ市)は残っている少ない自然海岸 
住吉大社の前も昔はこんな感じの海岸だったらしい。マツは防潮林として人が植えたもの。

他にも海辺の生き物などたくさんの展示があるが、見れなかった。10月15日まで開催。
   
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7月21日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 6日目 無事帰宅 

2017年07月21日 | Weblog
深夜にクアラルンプールを飛び立ち、関空6:05(日本時間)着。
8:30、元気いっぱい帰宅した。疲れは感じない。

楽しみにしていたボルネオ・サラワク州・クチン周辺の旅。
終わってみれば、あっという間の6日間だった。

気持ちよく送り出してくれ、留守中のことも協力してやってくれ、家族元気で安心して出かけられるのは幸せ。自分自身も元気で行けたことがうれしい。

お世話してくださった方々にも感謝。感謝。

これを原動力に、また今日から日常生活を頑張ろう。
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7月20日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 5日目―② ピッチャープラントガーデン ウツボカズラの花、はじめて見た。帰路へ。

2017年07月20日 | Weblog
「ピチャープラントガーデン」

 
大きいもの小さいもの、捕虫のうの色形も様々なウツボカズラが展示されていた。
蓋が閉じている若いもの。開いたばかりの黄緑色もみずみずしいものもあった。
中には消化液が溜まっていて、滑り落ちた虫を溶かして栄養にする。

ちょっと心のどこかに引っ掛かっていた「花は咲くの?」という疑問。
 

地面に植えられた大きい種類のウツボカズラ やっぱり花が咲くのだ。
花序の上部は枯れていたが、1部しっかりした花が残っていた。感激~!
中央に雄しべの塊が見えるので雄株らしい。

自生のウツボカズラをたくさん見てきたので、植木鉢に植えたものはあまり興味がわかなかったのだが、いいものが見れた。


園内にカエンボク(アフリカンチューリップツリー)の花も落ちていた。
ジャカランダ・ホウオウボクと共に世界三大花木といわれる。
もう咲き終わりのようで残念。

お昼を食べた中華レストラン近くの「何でも屋さん」を覗く。

  
食べ物や日用品などいろいろ売っている。    新聞も店で売られる。

 
店先でのんびりゲームに興じている店員さん。 
 右)タバココーナーを見ると・・聞いてはいたが・・タバコの害を示すグロイ写真がズラリ・・
胎児や体の奇形等の写真。これでもタバコを吸いますか?

ホテルに戻る。


バス出発までの時間に同室の友達と近くのセブンイレブンへ行ってみる。
バスで走っていてもあちこちにセブンイレブンがある。
入ってみたが特に買うようなものはなかった。

 
分離帯に植えられた街路樹 下に紫色の大きい花が落ちていた。
タベブイア(ノウゼンカズラ科)というらしい。
7月17日2-①にも書いたが、落ちていた花を手に取って見れた。


ホテルを出発。


バスの中からやっと「ネコの像」が撮れた。
クチンは「ネコの町」と言われ、ネコ博物館もあるらしい。
道路の中央やロータリーに何カ所か「ネコ像」が見えた。

「ネコの町」さぞやネコがウロウロしているのかと思ったが、1・2匹見ただけ。
なぜネコの町なのか最後まで謎のままだ。(猫とは無関係らしい)

午後はパサール見学・お土産買い物タイム。

 
 インドシタンの大木があった。  見たことのある果実が鈴なりだ。

 
工芸品などを売る通り。木彫りが多い。楽器やアクセサリーやネコの置物もあった。


 
 香辛料や調味料などの店 カレー用のスパイスをいろいろ買われた方もいた。

次に立ち寄ったスーパー。時間は少ししかない。
荷物のこともあり、かさばらない飴やチョコなどを買った。

さあ、クチン空港に向けて出発。
クチン空港に着くころ強い雨。
私たちは何て運がいいのだろう。
クチンに到着してバスに乗り込む時。そしてバスからクチン空港に到着時。
どちらも土砂降りの雨だったが濡れることもなく、滞在中は全く雨に遭わなかった。

空港で荷物を詰めなおしてクチン18:45発の便に乗り、クアラルンプール空港へ。
さようならクチンの町 

クアラルンプール空港での待ち時間に土産物屋を覗いたらほしかった「ナマコ石けん」があった。
娘たちとマラッカへ行った時、探していたのだった。お土産に買う。
現地通貨のRM(マレーシアリンギット)はほぼ使い切った。

22:20(現地時間)クアラルンプール発、
座席は余裕があって2席使えたが、あーやったりこーやったり、姿勢を変えたりしてみたが・・寝にくい。
                     7月21日 6日目 帰宅日へ
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7月20日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 5日目―① スムンゴ(セメンゴ)ワイルドライフセンター

2017年07月20日 | Weblog
実質最終日になった。
機内預けの荷物は朝、別の車に積み込み、リュックでの行動となる。

昨日まで車内からは時々見られたコショウ畑。
ホテル近くにコショウが植えてあるのを見つけて見に行く。
 
最近植えられたばかりに見える。花序が垂れていた。まだつぼみのよう。

今日の行先は「スムンゴ(セメンゴ)ワイルドライフセンター」
そこでオランウータンの餌やりタイムに合わせて、いつもより早い8時出発。

バスの中でガイド・アレックスさんより説明がある。
「スムンゴワイルドライフセンター」
ワイルドライフセンターはスムンゴ自然保護区(680㏊)の中にある。
森の中で母親とはぐれたり、怪我を負ったりしたオランウータンを保護し、森に返すための施設。
リハビリ後、第2段階として広い森の中で自分で餌をとって暮らす。
今、27頭のオランウータンがこの森で暮らしている。
特に訓練などはせず、森を守ることを人の役割としている。

ただ、森に餌が不足する季節だけ人が餌を与えているという。
餌やりタイム(09:00~ ・15:00~)に出てきた半野生のオランウータンを見ることができる。


 
スムンゴに到着して、ピストンバスに乗り換え、森の奥にある餌やりの場所へ移動。

 
     餌やりが行われる場所にはすでに大勢の人がいた。

係員から説明(注意事項?)後、プラットホームと言われる場所で、出てくるのを待つ。


背後は深いジャングル どこから現れるのかな?  出てくるかな?


あっ。出てきた。
人混みで見えない。背伸びしたりもぐり込んだり・・何とか見える場所を確保。

ロープを伝いおりる。木を抱えておりる。ぶら下がる。大きくても身軽だ。
 
下から放り上げた果物を受け取り食べる。ココヤシなのか?中から水が滴っている。
バナナや芋・パパイヤ・オレンジ・サトウキビやゆで卵なども餌にするらしい。

 
子連れオランウータン。
       お母さんがどんな体勢になってもしっかりしがみついている子供。

 
森の奥からのっしのっしと現れた雄。おお~っ。「森の人」という感じがする。
 右)大人の雄は顔の両脇にりっぱな張り出し(フランジ)を持つ。貫禄がある。
大きいフランジは強い雄の証なのだ。  木の上にいる方が野性味があるなあ。

この森にいる27頭にはすべて名前が付けられモニタリングされているらしい。
ここにはリッチとエドウィンという2頭のオスがいるそうで、いづれかはどちらか負けた方が他の場所に移動することになるという。厳しい野生の世界。

2ヶ所の餌場でもオランウータンが見れて大満足。餌やりタイム修了。

サバ州のセピロックのリハビリセンターでは、人馴れしてすぐ近くまで来るものもいて、それはそれでうれしかったが、本当に森に帰れるの?と思ったものだ。
野生に返すのが無理なものを観光用にしている面があるようだったが。

ここでは必要以上に人が関わらないとのことで、より自然な姿を見れた。

 
エントランス付近のオランウータン像    

 
       鮮やかなヒギリ          ランの仲間?

次の「ピッチャープラントガーデン」へバスで移動
                     5日目―②に続く。          
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7月19日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 4日目―④ バコ国立公園 ケランガスの台地

2017年07月19日 | Weblog
ケランガスの台地

 
突然現れた白い岩山・・岩の台地。何じゃこりゃ~。


台地にポコポコと丸いくぼみがある。ポットホール(甌穴)のようだがごく浅い。
この台地がどうやってできたのか?このくぼみはどんな過程でできたのか?成り立ちが気になる。
くぼ地にはサラサラの砂が溜まっていた。

ここは「ケランガス」と言われる場所らしい。

ケランガスというのはマレー語で「稲も育たない」という意味だそうだ。
保水性の低い砂地や岩の貧栄養の土地。
台地のまわりにはケランガス林が広がる。途中で見られたような大木はない。

 
そんな貧栄養の地の植物「アリノスダマ」という植物が何カ所かに生育していた。 

アリノスダマ
『アカネ科の常緑小低木で、岩の裂け目や岩上、湿地のマングローブの幹や枝に着生する。
肥大化した塊茎(擬鱗茎)から枝を数本伸ばす。
塊茎内に迷路を作り蟻を住まわせ蟻の食べ残しや糞、死体を栄養とする 』(ネット)

 
アリノスダマの塊茎を切ったのが置いてあった。 中の様子がよくわかる。
アリを住まわせるためにこんな空洞を作ってアりを利用する。
すごい知恵。不思議な植物だ。自生は初めて見た。
                    右)ウツボカズラもあった。
土から栄養を得られない分、植物はいろいろ生き抜く知恵を働かせている。

「さあ降りましょう。舟の時間がありますから」「え~っ早めに言ってよ~」
きつい上りの帰りは当然きつい下りとなる。足場も悪い。
転んだら大変。気をつけながら1歩1歩下る。

 
            麓のマングローブへ降りてきた。


シオマネキがバイバイとハサミを振る。

 
       浜に出た。       落ちていた小さいカブトガニの甲羅


       砂浜の生き物

 
裸足になって海の中を歩いて帰りのボートに乗り込む。
海の水はお湯のように温かかった。
海岸・マングローブ・森林・ケランガスの岩山・・地形にも変化がありそれぞれの生態系があるバコ国立公園。
テングザルにも会え、面白い所だった。

ターミナルからバスでホテルに戻る。

夕食はバスで中華レストランへ。
今日はお客様が一人。サラワク在住40年。広く活動しておられる有名な日本人女性の方。
お話を聞いたり、自己紹介したりと交流を深めたお食事会だった。

                           5日目―①に続く。
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7月19日 わくわくサラワク・クチン周辺6日間 4日目―③ バコ国立公園 テングザル 海岸 マングローブ 山へ。

2017年07月19日 | Weblog
午後からは海岸に出てマングローブ林を見る。

レストラン近くでまたまたサル君たちのお出まし。
 
オナガザル(オナガザル科 種類はわかりません。 肝心の長い尾が写ってません・・)
 右)ボルネオ固有のテングザル♂。朝見たのより全身がはっきり見えた。
巨大な鼻、太鼓腹

海岸

 
  ハマナタマメ?花と若い果実        テリハボク

 
     オオハマボウ  1日花。黄色い花は赤っぽくなって散る。

マングローブ
マングローブとは熱帯・亜熱帯地域の海水と淡水が混ざり合う「汽水域」に生える植物の「森」のこと。
土中に不足する酸素を取り入れたり、潮の満ち引きや泥地の不安定な土壌から身を支えるために気根や支柱根が発達する。

 
マングローブ植物の1つマヤプシキ 細い気根(筍根・直立根ともいう)がたくさん出ていた。
 
フタバナヒルギは支柱根を出す。     花は2つずつセットで付く。


ビーチからジャングルへ。
 
マングローブ観察用の木道から続く山道へ。

オプションの山へ

しばらく歩いたところから「ここからはオプションにします」
「山道を400m登ります。前半はすごくきつい。後半は少し緩やか」とのこと。
高さは不明。数名はパスされた。

 
山道は木の根道が多く登りもきつい。

 
ディステロカルプス(フタバガキ科)の樹名板のあった木。 高木が多い。
 右)私たちがふうふう言いながら登っていると、後ろから外国人の男女が抜いて行った。
男性は上半身裸で半ズボン 女性も上半身はブラのような服に短パン。
しかも・・2人は素足。これには恐れ入った。
私たちは全員、長袖・長ズボン・帽子・少なくともハイキングシューズの「正装?」


大石が出てきた。

 
          花をつけた草木もいくつか。


    木の根道に梯子階段を登ってしばらく行くと・・・
驚きの光景が待っていた。      4日目-④に続く。
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