みどりの野原

野原の便り

8月29日 オトコエシ・ヒヨドリバナ・クサアジサイ・オオヒナノウスツボ  やった~!ギンヤンマ 赤とんぼ

2022年08月29日 | Weblog

多武峰周辺
場所によってはミンミンゼミの合唱も。
ツクツクボウシもミンミンゼミも、抜け殻や死骸は落ちていないものだ。


オトコエシ


ヒヨドリバナ


オニルリソウ 1本だけ花と果実あり。


クサアジサイ 薄紅色の愛らしい花


川の縁に・・オオヒナノウスツボ  遠い!


ズームで。やっぱり。 花が咲いている。近くだったらいいのにな。


ノブドウ 虫こぶになった果実


持って帰って切ってみたら、幼虫がいた。丸い粒々は糞?


シュウカイドウ 雄花も雌花もある。


破不動 大石がまるで刀で切ったようにすっぱりと切れている。
『慶長13年4月 談山(かたらいやま)が鳴動した時に破裂したものと伝えられている』


この石の1面には不動明王が彫られている。


不動の滝(不動延命の滝)
昔は行も行われていたのか?水辺には古びた着替えの小屋のようなものが立っていた。

昼前のバスにはまだ時間があったので、もう少し歩いて下ることにした。


赤とんぼ(何アカネかはわからない)遠かった。

1つ下のバス停で、バスを待っていた。
ふと砂利道を見ると何か翅のようなものが見えた。
何? かがんで見ると・・


わお!ギンヤンマ なぜこんなところに? 死んでいるようだ。
うれし~! 拾って帰ろう。
昆虫観察会で、メンバーが網で捕まえたのを見せてもらったことはあるが・・
こんなにまじまじと手に取って見るのは初めて。
腹部の空色がきれい! 雄のギンヤンマだ。


ギンヤンマ 腹側 
矢印の部分が「銀白色」をしていることが「ギンヤンマ」の名の由来だとか。
写真を撮ろうとしていたら、バスが来た。
最後の最後で見たギンヤンマが今日最高にうれしかった。

朝早く出たので、昼過ぎには家に帰り着いた。

ジッパー袋に、防虫剤と共に入れてあるが・・
翌日見たら、あの美しい青い色は消えて、黒くなっていた。

昆虫の標本を作ったことはないが、トンボの色を標本残すのって難しいらしい。
オニヤンマも黄色が抜けてしまうそうな。 へ~。そうなんや~。
標本にするには、薬品を使ったり、腹の中身を抜いたり、形を残すために芯を入れたりするらしい。

それはちょっと無理そうなので、ジッパー袋にシリカゲルを追加して、しばらく楽しんだら、さよならすることにする。

コメント (2)
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8月28日 大宇陀・菟田野周辺 ①皇大神社・②春日神社(下片岡)・③桜実神社 八ツ房杉・④宇太水分神社 ボタンヅル センニンソウ ヤブツルアズキヤブツルアズキ

2022年08月28日 | Weblog

「道標などの写真を撮りに行く」という息子について行く。
どこへ行っても何か見れるから行き先はお任せ。

①皇大神社(こうだいじんじゃ) 宇陀市大宇陀岩室
初めてのところだ。


社殿下の広場にあったシンプルな明治の狛犬 
父の還暦を祈念に建てられた。長男 田川寅吉さんの名があり、ほのぼの。


この後ろに石碑がいくつかあり、その1つ(写真一番左)が道標だそうだ。
右 はいばら はせ ・ スグ みわ さくらい 道
私にも読める字で書いてある。スグのところだけ四角く彫り込んであるのは「スグ」を強調しているのか?


社殿へはこの長い階段を登る。 
石段は延享2年(江戸時代)に八木屋・・さんが寄進されたらしい。


皇大神社 拝殿
社殿の前には江戸時代の丸灯籠や角灯籠があった。

②春日神社(宇陀市大宇陀下片岡)
ここも今まで来たことがない。


春日神社 
涼しい。ヒグラシの大合唱。


スギの大木に守られたこじんまりした春日神社社殿

由緒を書いた説明板があった。
それによると、『祭神は天児屋根命 中世の記録によると、この地には興福寺・春日大社の荘園があった。荘園の名は「大熊四郷」といい、下片岡・上片岡・東平尾・大熊の4村にまたがっていた。‥』
『かつては境内に神照寺という宮寺があった。造営棟札の最も古いものは天保9年・・』『近世になると、神社下の道は伊勢街道となり、伊勢参りの人々が行きかった』

木の根元の目立たないところに庚申石塔があった。
青面金剛というと教えてもらう。


懐中電灯で照らしてくれた。
「四天王寺庚申講」「寛政12年」などの銘が見えた。

上部には月と日 手は6本 足は邪鬼を踏み押さえ、足元にはにわとり。
その下には「見ざる・言わざる・聞かざる」のお猿さんがいる。
お顔は恐い顔ではなかった。


高台にある神社からは下に美しい田園風景が広がっていた。
昔、荘園だったことが偲ばれる。

途中

木を覆っているボタンヅル


ボタンヅル 満開


道端の地蔵 日張山青蓮寺などの道標になっているらしい。

息子が写真を撮っている間に・・


お堂の上にかぶさっているカヤの木に実がなっているのを見つけたり・・


田んぼのシシ除けネットに絡んでいるヤブツルアズキの写真を撮ったり・・


八ツ房杉と菟田の高槻の案内板

③ここから桜実神社の八ツ房杉を見に行く。(宇陀市菟田野佐倉)
ここは何度か来たことがあるが、だいぶ日が経つ。


桜実神社 拝殿 朱が鮮やか。


その奥の本殿 祭神は 木花咲耶姫 


八ツ房杉 1つの株から太い幹が分かれて広がっている。
神武東征の際、「菟田の高城」に神武天皇が陣を張られた時に植えられたと言われる。
案内板には樹幹周囲9m、最大樹高14m と書いてあったが、そんなことはどうでもよい。


かなりの老木でこんなゴツイ梯子のような補強材で支えられ、後ろからは針金で引っ張ってもらいしながら懸命に生きている。

下った途中に、神武天皇が八咫烏に導かれ熊野から大和に進軍した際、軍隊の休憩のために築いた「日本最古の城跡 宇陀の高城」への案内があったが、山道をどれぐらい歩くかもわからないので立ち寄らず。

車道に平行して通る旧道を走る。
又車道に出たり、車道を横切って旧道に入ったりしながら・・


途中 センニンソウが満開
今日はボタンヅルとセンニンソウが見れた。

④最後は 式内大社 宇太水分神社(宇陀市菟田野古市場)
大和の東西南北に祀られた「大和四水分社」の1つ。
東に祀られた水分社がここ。


宇太水分神社 崇神天皇の命により創建されたと言われる古社。
狛犬さんに会いたいが、先ず参拝だよと言われる。


宇太水分神社 拝殿


後ろに並ぶ本殿3棟は、鎌倉時代の建造で、国宝に指定されている。
この右側に続く春日神社・宗像神社は、室町時代の造営。重要文化財だ。

 
境内入口の鳥居横の狛犬   吽形  


          阿形

奉献の文字の彫り込みも深々と、指がすっぽり入りそう。


台石には 作師 照信 花押 が彫り込まれている。
有名な丹波佐吉の狛犬だ。

今日はこれで終わり。
初めてのところも、何度か来ているところもあった。
涼しく、秋を感じるさわやかな日だった。

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8月26日 日本書紀 女官 神々の世界

2022年08月26日 | Weblog

日本書記講座

先月の講座で、
天武10年5月、行き過ぎた宮廷女官への贈り物などに対して、「今後、女官に賄賂などを贈って媚び取り入ったりすることがあれば共に罪に問う」と仰せられた。

賄賂を贈るほど権限を持っていた「女官」とはいかなるものだったのか?を検証。

「女官」とは宮廷に住む天皇に仕え、身の回りの世話などを担っていた女性の官職。
重要な役職で、学問や礼法に通じた有能な女性が多く任命されたという。

『平城宮跡から「女官」の働きぶりを記した「考課木簡」と考えられる木簡が出土したことが報じられた』というの産経新聞8月9日の記事を紹介された。
それによると、木簡には、1人の女官の『名前(牟須売)・年齢(51歳)・本籍地(左=左京)・年間勤務日数(329日)』等と記されていて、「奈良時代の女官は激務?」との見出しだった。

女官の身分や職務は養老律令の中の「後宮職員令」で規定されていた。
*内侍司(ないしのつかさ)には
 尚侍(ないしのかみ)・典侍(ないしのすけ)・掌侍(ないしのじょう)・女嬬(にょじゅ めのわらわ)
*その他、蔵司・書司・みかどの司・水司・膳司・縫司・・
などたくさんの役所役職があり、合わせて300人近くの女性が宮中で働いていたという。

「女官」に抱いていたイメージとはずいぶん違う大変なお仕事だったようだ。

日本書記を読む続きでは・・
天武10年7月「朱雀(あかすずみ)」が現れた。赤いものは瑞兆とされたらしい。
8月、以前に百済・高句麗・新羅から帰化している人については、10年間税を免除することになっていたが、それに加えて帰化の時に連れてきた子孫についても課役をすべて免除すると詔された。
8月16日伊勢の国から白い梟をおくられた。
8月20日多彌嶋に遣わした使者が地図を奉じ、種子島の人の様子などを報告。
9月14日には多彌嶋の人々を飛鳥寺の西の河辺でもてなした。
9月には、彗星が現れたり、火星が月と重なったことなども記されている。
彗星は不吉な出来事の予兆と言われ、火星が月と重なるのは中国では兵乱が起こるといわれているらしい。

もう一人の講師からは、「神」についてのお話。
・元々自然崇拝から生まれた自然神は擬人化して人格神になったり、祖先神から人が神になることもある。
・神とは:カムガミ(照覧)・カガミ(赫見)・上・カクリミ(陰身)・・の義。
・祭神の分類:天神(天つ神)・地神(地祇・国つ神)・天皇神・皇后神・功臣神・渡来神
・天つ神と国つ神:天つ神・国つ神・天神・地祇
・神仏習合
神仏習合が始まったのは奈良時代。「習合は人の願いによって始まった。神託も人の願い」というのも面白かった。
神と仏・神と神の習合もある。田の神と大黒天・田の神と稲荷・吉祥天と弁財天・市杵島姫と弁財天・大黒天と大国主神・スサノオ命と牛頭天王・・・
同機能・類似複合・相通複合などの法則があるらしい。

神仏習合や神の習合では普段も目にしたり、戸惑ったりする。
「神の御利益も庶民のニーズに合わせて変わってくる」というのも、あるある。

女官の話、神の話、面白かったがなかなかむつかしくて、正確には書けません。

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8月25日 ヒルガオ科 アオギリ ナガサキアゲハ ジャコウアゲハ(卵・幼虫・蛹)ウマノスズクサ 花 

2022年08月25日 | Weblog

ワクチン接種から2日が経って異常なし。
ひと歩きしてこよう。

ヒルガオ科 5種


1ヒルガオ


2アサガオ? 野生 ガクの様子もアサガオのよう。


3マメアサガオ


4マルバルコウ


5ルコウソウ


曽我川に張り出す 曽我水位観測局の建物 


カワウ 州浜で翅を乾かす。 


ダイサギ 粘り強く餌を探す。


サルスベリ 長短 2種類の雄しべ 雌しべも見えた。


クズの花


オミナエシやヒャクニチソウなどが咲いた川辺の花壇
ハチの仲間やセセリチョウなど昆虫が集まっていた。フェンス越しで撮れず。
帰りに同じところを通ったが、昆虫の姿はなかった。


ナガサキアゲハ 尾状突起がない。
花はノウゼンカズラだが、アイノコノウゼンカズラかも?


今日の目的はアオギリ 高さは3~4mはある。
毎年見に来るが、花・実を付けているのを見たことがない。
なぜかな?
今年もダメか‥と思っていたら・・


果実が残っていた! 少し遅め?
舟形の枯れた心皮がひとところにあった。


種子が付いたものも見ることが出来た。
来年から花が見れるかな。楽しみだ。

ウマノスズクサのある2か所を見に行った。


ジャコウアゲハの卵があった。


ジャコウアゲハの卵 拡大 ドロップ? ガラス細工?


ジャコウアゲハ 幼虫


ジャコウアゲハの蛹 お菊虫

蛹になれば餌はいらないので、家に連れて帰った。
茎ごとビンに挿してある。
(8月28日現在 変化なし)


ウマノスズクサ 花 
咲いた後、花はたいてい根元からポロリと落ちてしまい、果実を見たことがない。
果実を見たいなあ。

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8月24日 うちの庭 イチビ 花が見れた。

2022年08月24日 | Weblog

庭のイチビ


7:53 今日咲きそうなつぼみがあった。
今日こそ見逃すまい。


7:53 咲きそうなつぼみと若い果実
果実は毛深く、腺毛も混じる。


9:03 やっと花が見れた。


次に見た12:58 花はもう萎んでいた。午前中には萎むようだ。
短時間で花を閉じる。・・昆虫を待たず、自家受粉しているのかな?


黒く熟した果実。分果の数は決まっていない。


若い果実を切ってみた。

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8月23日 うちの庭 ショウジョウソウ イチビ ボタンクサギ ガガイモ

2022年08月23日 | Weblog

うちの庭


こぼれ種で増えている ショウジョウソウ


フイリヤブラン


ボタンクサギ 刈り込んだらまた咲き出した。


こぼれ種から イチビ もうたくさんの果実が付いている。
触ると臭い。


つぼみはあるが、タイミングが悪く、なかなか開花した花が見れない。
明日こそは!


面白い果実 分果 これは12個ある。


オオセンナリ 今年はすごく小ぶりの花

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8月22日 オオマツヨイグサ

2022年08月22日 | Weblog

神社のオオマツヨイグサが咲き出した。
花は夜に咲いて、朝にはしぼむ。
昼間見ても、咲き終わった花が垂れているばかり。

そこで、昨日夜に行ってみた。
お~咲いている~。


21:01・・が、残念・・暗くて光量不足で写真はピンボケ。

そして、今日、早朝に出直し。


5:21 まだ咲いている。
昨日咲き終わって萎んだ花もたくさんある。




雌しべ柱頭は4裂 雄しべは花粉が付いている。


つぼみもたくさんある。


つぼみを包んでいた苞が残っている。


お月さんのような澄んだ黄色


折り紙を折って切り抜けばこんな形ができるよね。


ロゼットがいくつもあった。越冬して来年花が咲く。

最近は野外で見かけることが少なくなったオオマツヨイグサ
早起きして楽しんだ。

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8月21日 万葉集 七夕 カジノキ 

2022年08月21日 | Weblog

*7月7日は旧暦の七夕。
新歴では8月4日が七夕だそう。

七夕の笹飾り、家ではしなくなったなあ・・

七夕祭りに飾る「5色の短冊」の原型は、七枚の「梶の葉」に詩歌などを書いて、織女星に手向け、芸能や恋の成就を祈る風習から。
「梶の七葉(かじのななは)と言った。

「梶の葉」は秋の季語でもあるそうだ。
ふわふわの毛の多い梶の葉は墨が良くのり、毛筆で字が書ける。
(試したことがある)

ただ、万葉集には「天の川」を詠んだ七夕の歌はあるが、「梶の木」を詠んだ歌はないそうだ。
「かじの葉を 朗詠集の しをりかな」は蕪村の俳句。

*「カジノキ」(クワ科)
雌雄異株
この辺でも時々は見るが、たいてい雄の木だ。


初めてカジノキの果実を見たのは「台湾」(2011年8月7日)


カジノキとはわかったが、果実を見たのは初めてだった。

果実は高槻でも見たことがある。2017年9月


これはカジノキの雄花序

*秋の七草を詠んだ歌。
山上憶良が詠んだ2首が有名。
「秋の野に 咲きたる花を 指折り(およびおり)かき数えれば 七種の花」
「萩の花 尾花葛花 なでしこの花 女郎花 また藤袴 朝貌の花」
「朝貌」は諸説あるが、桔梗とされることが多い。
2首目は、五七七 五七七の6句からなる旋頭歌といわれる。

「萩の花」は秋の象徴として一番多く詠まれ、140首余りもあるそうだ。

*防人の歌

白村江の戦で大敗の後、大陸からの攻撃に備え、「防人」と「烽」の制度を置いた。
防人は岬守の意味だ。北九州の防衛にあたった。

防人は「東国の人」が選ばれた。
選ばれたといえば聞こえはいいが、大変過酷だったらしい。
任期は3年、毎年2月に兵員の3分の1が交代することになっていたが、期間延長もあったそうだ。
なぜ、東国の人が選ばれた?と疑問で、調べたら、「東北の人は屈強だから。また、その力を恐れ、力を削ごうとした」(ネット)とのこと。

万葉集巻20には防人の歌が収録されている。詠み人の出身の国、名前も記されている。
当時、防人検閲の任にあった大伴家持が収録したもの。
せっかく提出した歌の中には家持のお眼鏡にかなわず(拙劣)、選に漏れたものもあるという。

家族に離れ、大君の命を受けたことを誇りに淋しさに耐えた。

そして、任を終えて、帰国となっても、帰りは付き添いもなく、費用は自費だったとか。ひどい!
何人の人が故郷に帰れたのだろうか?

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8月20日 クリナム に ハマオモトヨトウ 幼虫

2022年08月20日 | Weblog


6月2日 今年も最寄り駅にクリナムの花が咲いた。
クリナムはヒガンバナ科ハマオモト属
去年よりは花が少ない。でも株は元気だ。


8月15日 あっ。急に枯れてきた。・・さては・・


8月19日 やっぱり! ハマオモトヨトウの幼虫がいっぱい付いている。
ハマオモトヨトウは、ハマユウ(ハマオモト)の他、スイセン・ヒガンバナ・タマスダレも食害するという。

去年初めて駅のクリナムにハマオモトヨトウがついて、株は大被害を受けた。


去年の6月 こんなに元気にたくさんの花を咲かせていたのに・・


7月には株はハマオモトヨトウの幼虫にグチャグチャにやられてしまった。
再起不能と思っていた株は、見事によみがえったのだが・・

今年の花が少ないのも去年の被害の後遺症だと思う。
年々株が弱っていかねばいいが・・

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8月19日 談山神社周辺~明日香石舞台へ ブナ マタタビ

2022年08月19日 | Weblog

雨の心配のない予報。
このところ運動不足なので、ひと歩きしようと談山神社へ。

ちょっと気が変わって御破裂山に向かう。


ギンパイソウ 空き地(元庭?)に元植栽。


妙楽寺? 行ってみる。


多武峰 妙楽寺 本坊 新しい建物。
「令和3年11月3日 再建」「明治廃仏毀釈150年之辰」の石碑(上の写真の右の方)
知らないはずだ。


妙楽寺の全景図 左の方に13重の塔が見える。
『皇極天皇の大化の改新の地とされる談合の山、多武峰の歴史は、藤原鎌足公の遺骸を長子の定慧和尚がここに埋葬し、十三重の供養塔を建立したことに始まる』多武峰妙楽寺。

再建に至った説明板もあった。
妙楽寺は『廃仏毀釈により、多武峰3000石の寺領も取り上げられ、42房の子院すべて廃寺となり、仏堂なども撤去され、「談山神社」と改号された・・』
『同じく廃仏毀釈で廃寺となった三輪山平等寺の復興と多武峰妙楽寺の再興を願い・・1院を再興された』三輪山平等寺 住職 丸子孝法 氏の名があった。

廃仏毀釈で失われたものは大きい。

西門跡からツクツクボウシの合唱するご破裂山へ。
林道は地味。途中、春に見られなかったオニルリソウの葉があったが、つぼみがあったのは1株だけ。
林道は光量が不足するせいか、花を付けるものは少ない。


御破裂山 標高618m 


殻斗や枯れ葉


果実付きの枯れ枝が泥にまみれて落ちていた。
ブナだ。
まだ果実の熟す時期には早い。強い風雨に叩き落されたのだろうか。


4月に観察会をした時、このあたりに見慣れない花序らしいものが一面に落ちていた。
調べたり、人に尋ねたりした結果、ブナの雄花序だと分かったのだった。
時期外れとはいえブナの果実の付き方を見れたのは、ここまで来た甲斐があった。

イヌブナらしい葉付きの小枝も落ちていた。(果実はなし)


藤原鎌足の墓所 


ヤブニッケイの枝先のゴツゴツしたものはヤブニッケイ黒穂病菌の菌えいのようだ。


アカガシの巨木にはいつも圧倒される。

戻る。さて、バスの連絡が悪い。
しばらくその辺を歩いてみたが・・。
そうや、石舞台へ下ろう。


明日香への分岐から集落を下る。


車道に出て、春井橋のたもとから山を下る。入口に石仏2体。

あっという間に又車道に出る。車道は曲がりくねっているのだ。
しばらく車道を歩く。


ススキがもう穂を出していて秋の風情。

マタタビの実を採ろうとしたら・・


これはハネナガブドウスズメの幼虫かな?食草はマタタビ科らしい。


マタタビの果実


切ってみた。キウイのような切り口


オレンジ色に熟した果実もあった。


右側のは完熟だ。ちょっとかじってみたが、甘くもない。
疲れた旅人が「又旅」ができるようになった、と言われることもあるが・・
全部食べる勇気はない。

車道の茂古橋のそばに、石舞台方面への山道の表示があった。


ここを下れば気都和既神社(きつわきじんじゃ)に降りることがわかっているが・・あまりに草が繁りすぎる。

ここを下るのはあきらめてこのまま車道を下ることにする。


ここから明日香村に入る。


車道の法面一面に外来種のトウコマツナギ(キダチコマツナギとも)


トウコマツナギ 草丈が高く木のようだ。花序も長い気がする。


気都和既橋 朱雀の絵が描いてある。
先ほどあった茂古橋には白虎の絵が描いてあった。
「朱鳥(あけみどり)」の説明も書かれていたが、車道を歩く人はあまりないのでは、と思ったが、自転車で登って行く人が2人いたなあ。

まもなく気都和既神社。車道の下り道、長かった。


苔むした気都和既神社。この辺りは「もうこの森」といわれる。
暗殺した蘇我入鹿の首に追われ、ここまで逃げてきた中臣(藤原)鎌足が「ここまではもう追って来ぬだろう」と言ったのが「もうこの森」の名の由来と言われる。


鎌足が腰掛たという「腰かけ石」
今日は私の腰かけ石だ。一休み。

下って石舞台に到着。


ナンバンギセルがもう咲いていた。


ススキの根元、何カ所かに咲いていた。

約2万歩。下りもきつかった。ちょっと歩き過ぎで膝と腰に疲れがきた。
明日はゆっくりしよう。

石舞台発のバスに乗る。

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