みどりの野原

野原の便り

3月31日 万博調査終了 公園は花盛り

2008年03月31日 | Weblog
花盛りの万博記念公園


風に乗っていい香りが・・パンジーに香りがあるのをはじめて気付
いた。

調査は今日で終わり、植物部会はまとめ方を話し合い。
他の部会(昆虫・野鳥)はもうまとめがすんだところもあるらしい。

何しろ植物は種類が多い。

話し合って、全リスト作り・地図に落とし込む作業のやり方と分担
を決めた。

地図は大変そうだ。
まだまし?な、リスト作りを引き受けた。
10日ぐらいまでだそうだが、他の予定もあるし、できるかなー。
きつそう・・・でも、わがままばかり言ってられないし・・・
う~~ん・・・
  

公園内は一番の華やかな時

ケヤキ・ヤナギなども花が咲いていた。

   
    アメリカハナノキ          コブシやモクレンも満開

   
   チョウセンレンギョウ        シダレヤナギが滝のよう

   
      イカリソウ            ユキヤナギとサクラ

カンヒザクラ・ボケ・ツバキ・シャガ・ムラサキケマン・・他にも
花いっぱいだった。

他の部会も集まってお花見の宴。ひと時のホッとした時間だった。
皆さん、何気ない顔で次々となんでもこなしてすごいなーと思う。

はじめて西口から出て山田駅から帰った。
公園の外周にスミレの群落があった。一面のスミレ色 きれい~。

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3月30日 万葉コンサート

2008年03月30日 | Weblog
久しぶりのコンサート

里山クラブの歌を作曲してくださった三船麻理さんのコンサート
だった。

舞台衣装は古代衣装を模したもので、朗読の男性歌手の方も、女
性ボーカリストの方の衣装も、万葉集を歌うにぴったりで、雰囲
気を盛り上げていた。

第1部は佐保姫の物語をピアノと朗読で。
悲しい物語に引き込まれた。

第2部は万葉集に曲をつけたもの。
曲をつけるとこんなふうになるのかと斬新に思った。

昔はコンサートもよく行ったが、この頃は野外専門になっていた
ので、久しぶりにゆったりした気持ちになれた。

終わった後、11期メンバーでお花見の予定だったが、雨でお茶だ
けになった。
さざんかホールの前のサクラも満開だ。
  (写真撮るのを忘れた)


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3月29日 飛鳥花めぐりイベント テレビで放映された

2008年03月29日 | Weblog
「飛鳥の花めぐり」というイベント。
お客様は40人ぐらい参加された。

11時頃から午後3時まで、甘樫丘の散策路をめぐりながら草花や木を案内
する。

子供連れの方、遠方からのお客様もおられた。
歴史のガイドの方も何人か参加された。
「ガイドしている時に花のことも聞かれるので」といわれていた。

          
甘樫丘のサクラは満開、アオモジやツバキなどの花を愛でながら、普段は
見過ごされてるだろう小さな野の花にも目をとめていただきながら説明
した。

          
                  甘樫丘展望台

マイクを使っての案内は慣れないこともあったが、人数が多いと列が長
くなってどうしても声が届きにくい。
そんな時は里山スタッフがフォローしてくださった。

また飛鳥へも足を運んでくださるように、他のイベントも紹介した。

アレもコレも教えてあげたい思いもあるが、なるべくシンプルにわかり
やすくを心がけた。

「ユズリハの花が咲いていない時にオス・メスを見分けることが出来ま
すか?」とか「ホルトノキの実は食べられますか?」などの質問には答
えられなくて宿題となったが、違う視点に気付くことができ、又、ニワ
トコを説明した時、「苗代の水口にニワトコやシャクナゲや松をお札と
共に挿しておく習慣がありますよ」と参加者に教えてもらった。

そんなやり取りが何よりうれしく思った。

そして写真を撮っておられる参加者の方からは、「最後にももう一度花
の名を繰り返して言ってもらったらうれしいです」といわれ、なるほど
そうだなあと参考になった。

自然観察サークルの皆さんのサポートもあって、1つのイベントが無事
終わったことはよかったと思う。

帰りに「わかりやすくてよかったです」「ありがとう」「子供連れで来
たんですけど、最後まで飽きないで歩いてくれて来てよかったです」
「又きます」と声をかけてくださったのはとてもうれしかった。

自分自身もとても勉強にもなった。

奈良放送が取材に来られ、夜、イベントの様子が放映された。

 
     山麓の菜の花畑
昼食場所の芝生広場のすぐ東側で「甘樫丘東麓遺跡の現地説明会」があ
った。
休憩時間を利用してちょっと覗いてきた。

  
   東麓遺跡現地説明会      出土した土器など

土器など出土したものは近くのテーブルに並べられ、見ることが出来た。

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3月28日 奥の谷 で 四季の会

2008年03月28日 | Weblog
滝谷不動の縁日に合わせて、市民環境大学の4期の同窓会が「奥の谷」
であり、17人が集まった。


縁日はすごい。屋台とシルバーパワー

野菜果物・植木・刃物・日用品・骨董品・海産物・衣料・雑貨・豆に
お茶・モチ・たい焼き・たこ焼き・おこわ・・・・占い・体の矯正を
やってるテントもある。

その中で紙のバッグや帽子・服を売ってる店が気になった。
売っているおじさんの服やズボンもみんな紙、ズボンを触ったらまるで
ジーンズのような手触りだった。
コウゾ繊維とパルプの繊維の2重構造になっているらしい。
「軽いよ」洗濯もできると聞いて「へえ~」

紙子(紙の衣)は昔は僧侶や武士も利用したとか。
材質は異なるが、現代風に柿渋染めなどでおしゃれになっていた。

     
     滝谷不動境内        枝垂桜が満開 コブシも満開

花まつりのようにお釈迦様に甘茶?をかけている所もあった。

路地を1歩入ると 畑道。
そこはつい先ほどまでの人ごみとは別世界だ。

   
    なつかしい池          竹の柵は私達3班の作品だ。
              竹柵はしっくりと風景に溶け込んでいた。

池にはニホンアカガエルのオタマジャクシがうじゃうじゃいた。
これが全部カエルになったら・・そうならないのが自然の摂理


水のないところにアライグマの足跡がくっきりと
何を食べにきているんだろう。

ミカン小屋の広場に集合した後、里山の遊歩道を登る。

土質を調べたり、班活動で使わせてもらった山だ。

  
薄紫のショウジョウバカマ      シュンラン

自然のシュンランを見るのは久しぶりだ。

 
どんぐりの芽生えがあちこちで見られた。 

先ず根が出て、どんぐりが2つに割れて(双葉になり)開く
赤く色づいているのが可愛かった。


       
     モチツツジ              2班が作った樹名板

2班作成のすばらしいコース地図に沿って確認していく。

乾ききってない木を使ったため、切り目は入れてあったが、1年経って
ねじれたり割れたりしているものもあった。

1班が作った巣箱を木から下ろして確認する。

   
  竹に穴をあけた巣箱        その中のひとつを割ってみると・・
  水抜き穴も開けてある         鳥が利用した形跡があった。 

中にはコケが敷かれ、丸く窪みがつけてあった。みんな感激だった。

竹の巣箱には鳥が来ないのでは?と言われたこともあったが、「入った
よ」と報告できる。
何の鳥かは先生に聞くそうだ。

ここでの決まり事は「山へ入った人は、木を1本持って下りること」
太くても細くてもいい。間伐材や倒れた木など積んであるところから持
ち出して、下で利用する。みんなが無理なく出来る作業だ。

今回もここで活動しておられる代表のTさんに大変お世話になった。

広場に戻ってお昼の準備

山へしいたけを採りに行く人、地主さんの畑から花菜やブロッコリーを
もらってくる人・かまどの係・テーブルの準備・・自然と役割が決まり、
採りたてしいたけたっぷり、野菜たっぷり・とってきたツクシも入れて、
具沢山ブタ汁の出来上がり。
さすが達人揃い。私がうろうろしている間に準備が出来た。

「1人3杯は食べれるよ」というぐらいの量のブタ汁が出来ていた。

  
そばの焚き火では焼きしいたけと焼き芋 しいたけもブタ汁もビールも
                           おいしい~

青空の下、昼間からしあわせ~

みんなのお蔭で楽しい同窓会のひと時だった。

ドサクサにまぎれて1つ「肩の荷」をもらってしまった。
まんまと引っかかってしまった。え~ん。
Yさん皆さんよろしく頼みますね。私は名前だけだからね。
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3月27日 畑

2008年03月27日 | Weblog
しばらくぶりで畑へ

私は家にあるアヤメやフジバカマ・カグラザサなど、妹は庭に置いてあった
レモンを持ってきて植えた。

キンカンの枝を少し剪定した。

草の他に笹があちこち顔を出している。スコップで掘り起こして抜いた。

固いものに当たった時は隣の山から入ってきたキハダの根か竹の根。
これは一筋縄ではいかない。あきらめて途中でノコギリで切り取る。

しんど~。腰が痛い。

カラスノエンドウなど草も伸び放題。
実ができたら食べてやる。でも面倒そう・・

ツクシも何本か出ていた。

バケツに運んできた水を入れて1杯になった。
楽で世話のかからないもの・・
何が出来るかな?
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3月25日 家の庭の花

2008年03月25日 | Weblog
    
ニリンソウ満開 Mさんより3年ぐらい前にいただいた。
弱そうで強い。忘れず生えてくる。

    
リュウキンカ これはだいぶ前、おとなりさんからもらった。
増えすぎて困るほど。


コモチベンケイソウ 4年ぐらい前? 四万十川へホタルを見に行った時、
徳島のホテルで落ちてた子苗をもらってきた

         
20年?ぐらい前、Tさんの      すごく前、何かに着いてきたのか
庭にお知り合いにいただいた。   庭に生えてきた。最初は葉一枚
ミッチャン覚えてるかな?
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3月24日 平群観察会

2008年03月24日 | Weblog

先ず、テルテルちゃんに感謝の言葉
誰がこんないいお天気になると思ったでしょう。ずっと雨の予報でした。
あなたを作って祈りましたが、正直あまり期待はしていませんでした。
ところが、朝起きてみると、降ってない。だんだん晴れてきた。
今日のお世話係としてはお天気が良ければ99パーセント成功です。
テルテルちゃん あなたのお蔭です。ほんとにありがとう。


大阪・兵庫・奈良から18人が参加された。

ツバメ・コシアカツバメの巣から観察が始まる。
今年、もうツバメの姿を見たという人もいた。この辺にももうそろそろ来
るかな?
去年の巣を利用するのか、又新しく作り直すのか見たいなあ。

長楽寺

ウンナンソケイ・オウバイを見比べた。チョウセンレンギョウ?も満開
サクラはつぼみがだいぶ膨らんで、帰りに見たら2輪ほど咲いていた。
サクラの幹に着いたセッコクも珍しい。

竜田川を越える。
物知りUさんが、「竜田川」という相撲取りの話を教えてくださった。
途中で前に見つけたイヌノフグリを見る。そばにタチイヌノフグリやオオ
イヌノフグリもあってくらべやすい。

田んぼ道では野原の花いろいろ観察
キジムシロ・タネツケバナ・カンサイタンポポ・ホトケノザなど満開。
キランソウも1株びっしりと花をつけていた。
ウマノアシガタの黄色い花が輝いていて、あとで狐のボタンの葉と比較。

春の七草ホトケノザ(コオニタビラコ)(花)・セリ・ナズナ(花)・ゴギョウ
(ハハコグサ)、後は畑のスズナとスズシロで春の七草勢ぞろい。
   
    コオニタビラコ           カヤネズミの巣

メンバーがカヤネズミの巣を2個見つけた。
ススキの葉を丸めたようなものでちゃんと出入り口も開いていた。
今は住んでいないようだ。どこにいるのかな?

メンバーのすすめで、帰ってから、カヤネズミの生息状況の調査など活動
しておられる「カヤネズミネットワーク」へ連絡しておいた。

熱心な観察で、予定時間がこの時点で1時間半もオーバー。まだ行程の4分
の1ぐらいだよ~。

白山神社で早くもお昼となった。

    
     立派な大将             イヌガシ 

神社の前の斜面の草地では、大きいアオダイショウが、気持ちよさそうに
お昼寝中。
だいぶしてからゆっくりと頭をもたげ、石垣の中へ入っていった。
まだしっぽだけが外に出てる時に、誰かが掴もうとしたので、あわてて
しっぽも引っ込めた。
アオダイショウもびっくり!いっぺんに目が覚めたのでは?

木に赤い花がビッシリ咲いていた。
近寄って見た。何だっけ?どこかで見たことがある・・・思い出せない。
この頃こんなことが多いなあ。脳細胞が萎縮し始めてるかな?

「イヌガシよ」とSさん。言われてやっと奈良公園で見たことを思い出した。
花の様子から雄花かと思う。

境内のオオアリドオシなど見ながら登ると尾根道。ヒガンザクラが満開だ。

   
     ヒガンザクラ            アオモジだらけ

下見の時はまだつぼみが固くて、まだ花は見れないかと思っていたが、
咲いていてよかった。

この道もいろいろな木が見られるが、その中でもアオモジの多さにはみんな
びっくりしておられた。
そこにもここにも若い木が育っている。向こうの山もアオモジだらけ。

雄の木と雌の木も近くで見比べた。

ヒサカキも花盛り。独特の香りと言うより「匂い」が漂って、ヒサカキ
があることがすぐわかる。
その匂いに気をとられて、帰ってから、花をよく見ておけばよかったと
反省。

ウワミズザクラはまだ蕾。上に枯れたツルがいっぱい絡んでいるのをどう
にかしてやりたいものだ。

ビューポイントはまだ少し時期が早い。
ハクモクレンも咲きかけ。連翹も咲きかけ。サクラもつぼみ。
サンシュユは満開。
はじめてきた時は感動の声を上げたものだ。

平群は花卉栽培の盛んなところで、山に出荷用の花卉畑がたくさんある。
モモは3月のひな祭りの前に出荷されて、今は残りの枝が花を咲かせてい
る。
活け花用の花木が、今はほおってあったり、アオモジのように逃げだした
りしたものもある。
ウメやツバキ・シキミも満開だ。

 
      観察会            ド根性ツクシ



キジの声が道中何回か聞こえた。ウグイスの声はあちこちで、コジュケイ
もよく鳴いた。

広域農道から下る
ツバキやフサアカシアが満開。店の前のギンヨウアカシアも観察。

 
   フサアカシア        カンヒザクラ

帰りは少しスピードアップしたので、駅へは予定通り到着。
歩いている人とは全く出会わない静かな山里だった。

Oさんの記録によると、花が咲いていた草木は74種あったという。

今日は植物観察会ということだったが、野鳥や虫の会員も参加され、
鳥もたくさん見られたそうだ。
鳥・虫・植物 あとのまとめが楽しみだ。

Oさんと共にお世話係としては、皆さんが楽しんでくださって、無事に
1日が終わったことでホッとしている。なにより天気がありがたかった。
コメント (7)
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3月23日 早春の吉野山

2008年03月23日 | Weblog
心配していた雨もどうにかクリアして、久しぶりの吉野山。
サクラの前の静かな山を歩いた。


道端にはオドリコソウが咲きかけていた。

はじめてオドリコソウを見たのも吉野沿線の電車の中からだった。
もうずいぶん前のこと。その後、奈良の町中でも見たが、橿原市あたり
では少ないのかないのか、見かけない。
見るのはヒメオドリコソウばかりだ。

雨上がりで草も木も生き生きして美しい。

 
       シャク

ヤブジラミの葉かと思ったのは、シャクとのことだった。
吉野にはシャクが多いらしくたくさんあった。
匂いをかいで見たらセリのようないい香りがした。食べられるそうだ。

よく似ているヤブジラミはルーペで見ると毛がある。
香りと毛で見分けられるか?

今日はこれだけでもはっきりして帰ろうと思ったが、いまひとつ自信が
ない。またこれからよく見ていこう。

でも、前に御所で見たのはこれに間違いなさそう。
1つ疑問が解けた感じはする。

  
     ミヤマカタバミ          白花ショウジョウバカマ

ミヤマカタバミ・白花のショウジョウバカマ・カテンソウ・ヤマネコノ
メソウなど早春の草花。コスミレ・アオイスミレ・タチツボスミレなど
も咲いていた。

スミレもむつかしい。「キョが上を向いている」とか「側弁に毛がある」
など細かい上に、変異もあって、頭の中はぐちゃぐちゃだ~。

まだまだツボミの固いヤマザクラだが、幹の下半分がきれいで、上の
ほうにはいっぱい地衣類のようなものがついているのを誰かが気がつき、
質問されたら、水圧をかけて地衣やコケを飛ばしているのだという。
如意輪寺の上あたりでそんな木が見られた。初耳の話だ。

  
地衣がビッシリついたサクラ   ヤドリギ

年数の経っているサクラの木にはビッシリと地衣類がついているのが多
い。

葉の落ちた桜はテングス病も目立つ。また、ヤドリギも今の時期はよく
見える。花らしいものも見えた。

あ高齢のサクラにとってはどれも負担になっていることだろう。

車道沿いに天然記念物になっているコウヤマキの群落がある。
お盆のお供え花に植えられたものだが、切られ切られして、枝分かれが
激しく、曲がりくねった姿になっている。

大昔は北半球に広く分布していたものが気候変化で絶滅し、日本にしか
残ってないという。
車道により群落が分断されているが、純林として貴重なものだそうだ。

樹齢は何年ぐらいたっているものか、グネグネと曲がった幹の森は鬼気
迫る様相を呈していた。


         コウヤマキ

イワナシの花、ジロボウエンゴサク・アマナの花も少しだけど見れた。
早春を満喫できた。
 
  
      イワナシ               アマナ

夕方少し降りだした雨。もう一日降らないで~。 
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3月22日 オオムラサキ 放虫 イベント

2008年03月22日 | Weblog
飛鳥歴史公園館主催で、毎年恒例になっている「オオムラサキの幼虫を
甘樫丘のエノキの下へ放つ」イベントがあった。

今日の講師の橿原市在住のA先生は20数年前よりオオムラサキを飼育し
人工交配などを研究続けておられる研究者だ。


今日は早朝からイベントで配る幼虫集めに講師宅へ行く。

A講師の飼育場
エノキや落葉が遅く芽だしが早いリュウキュウエノキも植えておられ、
ビニールハウスの中で飼育されている。
 
 
    ビニールハウス        羽化した後

前にお話を伺ったが、ケージの中ではペアリング(交配)出来ないそう
で、成蝶オオムラサキを人工的にペアリングすることに成功されたとい
う。

そのためにはチョウを長生きさせることが必要で、餌をいろいろ研究を
重ねられた結果、カルピスや焼酎や他のものを配合した独特の餌にたど
り着いたとお聞きした。発酵したものを好むらしい。
根気強い研究があって、今たくさんのチョウを孵すことが出来るように
なった。

ケージの中には何万?もの幼虫がいたらしい。餌が限度だといっておら
れた。

さて、幼虫探し。
「200匹ずつ入れてください」と、袋とカウンターを渡された。
飼育されている場所のエノキの落ち葉の入った袋を広げて、葉の裏など
で越冬している幼虫を探す。

 
落ち葉の山をひっくり返したり、葉っぱを裏返してみたり・・

「いたいた」早くも声が上がる。
なかなか見つからない。記念すべき1匹目を見つけた時はうれしかった。
喜んではいられない。まだまだこれから200匹見つけねば。


2本の角、背中の4対の突起。今日は温かいので、動いているのもいる。
ピタッとくっついているのもいる。かわいい。

 
1枚の葉に5匹も6匹もついているのもある。


上手下手があるのか、慣れの問題か、目のよしあしか、勘のよさか?
他の人の前にある葉っぱに幼虫がたくさんいるのか? 

早い人は次々とゲットしている様子。あせるけどなかなかはかどらない。

先生はさすがに見つけるのが早い。横から次々と袋に入れてくださった。
みんなにも応援してもらってやっと200匹入り袋ができた。

1時間あまり、スタッフなど9人がかりで約1200~1300匹を捕まえた。

イベント会場
イベント会場は甘樫丘、参加者も三々五々集まる。事前申し込みで、
大阪の堺や四条畷からの親子連れもおられた。
大人だけで参加されてる方もある。
散策にこられた方にもお勧めして参加してもらった。


5.60匹ずつ小袋に分けた幼虫を参加者一人一人に配った。

先ず先生のお話から。
ナガサキアゲハの標本を持ってこられていた。
羽の破れは鳥のクチバシによるものだとか。

長崎アゲハはもともとは南の地方のチョウで、たまたまこのあたりへ飛
んできても、冬の寒さで死んで、繁殖できなかったのが、このごろは冬
の気温が高いため、冬を越せるようになり、この辺でも見られるように
なり、だんだんと北へ生息地域を広げており、今は神奈川県あたりでも
見られるという。温暖化の影響がチョウだけならよいが。

オオムラサキは日本の国蝶だ。

モンシロチョウやアゲハなどは1年に3回羽化できるが、オオムラサキは
年に1回しか羽化しないという。


いよいよ遊歩道を歩きながら幼虫の食草のエノキの根元へ幼虫を放して
いく。

木を間違えないように置いてください。と声がかかる。

木の根元の落ち葉を少しよけて、幼虫のついた葉っぱを置き、風で飛ば
されないように木の葉をかぶせておく。

今日エノキの根元に置いた幼虫は、エノキの芽吹きに合わせて木を登っ
ていき、若葉を食べて大きくなる。
そして6月ごろにはサナギから成虫のチョウが飛び立つ。

そして、生んだタマゴはまもなく孵化して幼虫となり、エノキが落葉す
るころには落ち葉の下で幼虫で冬越しするという。


子供達も落ち葉の森の中を降りたり登ったりして、エノキの根元に幼虫
を置いていく。

飛んでいるチョウやトカゲやカナヘビを捕まえてたり、子供のこんな経
験は貴重だ。

放した幼虫は鳥に食べられたりして、成虫になるのは少ない。
鳥にとってはよい餌になる。虫食いの葉を目当てに餌の虫を探しにくる
という。
鳥もさるもの!

生き残ったものは6月中・下旬に羽化し、空を飛びまわる姿も見れると
いう。

またその頃には「放蝶会」のイベントも行われる。

今日の参加者には飛び回るオオムラサキを見てほしいなあ。
私も見たいなあ。









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3月21日 万博記念公園 

2008年03月21日 | Weblog
何回も来ている万博公園

やっとお天気が回復したが、風は冷たい。

来るたびに、季節が進んでいることを実感する。
今日の植物観察調べでは100あまりの草木を記録した。

満開だったウメはおとといと昨日の雨でほとんど散ってしまった。

そのかわり、ユキヤナギ・ボケ・ミツマタ・ミズバショウ・ウグイス
カグラ・セイヨウミザクラ(サクランボ)・ヤマモモが咲きだした。

カキツバタが2輪・シャガが1輪咲いているのにはびっくり。

   
       ボケ            カキツバタ

 
     春の野原(花の丘周辺)      森の中の芽生え

こんな時期にアラカシのどんぐりが枝にたくさん残っていた。
今頃おかしいねといいながら、下を見ると、あれっ?このどんぐり変!


いびつなどんぐりがたくさん落ちていた。これはどういうこと?

去年の秋に見つけた双子のマテバシイを思い出した。
その時も、2つがくっついたようなどんぐりがたくさん落ちていた。

羽化しそこなったシジミチョウも見た。

どんぐりといいチョウといい、なにが起こっているの? 不気味。

池ではニホンアカガエルのオタマジャクシがたくさん孵っていた。
残っている卵塊の中にはもうオタマジャクシの形をしたものがうごめ
いているものもあった。
メダカも群れていた。

  
まもなく泳ぎだしそう         恋路の邪魔を・・
ニホンアマガエル     ギシギシの葉で交尾中のコガタルリハムシ? 

人工の森も年月がたっていろんな生き物が住み着いている。


  ギンドロ 雄花がいっぱい落ちていた

 
   ケヤキのベンチ
公園内に生えていたもので台風で倒れたのをベンチにしたもの
すわり心地がよかった。
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