みどりの野原

野原の便り

5月8日 ロダン展 

2007年05月08日 | Weblog
ロダン展
先日行った友だちが「よかった。感動した」と言ってたので、ちょっと遠かった
けど、駆け足で見てきた。

灘駅で降りても、駅から兵庫県立美術館への道も、館内に入っても、あまり静
かなので拍子抜け。もっとぞろぞろと人がいるのかと思っていたので。

ロダン展の会場はまあまあ人はいたけど、混雑ということはなく、ゆっくり見
れた。

ロダンといえば「考える人」。バカの1つ覚えでそれしか知らなかったが、それが、
ダンテの神曲(どんなものか知らないけど、聞き覚えだけはある)からの構想の
「地獄の門」の中にある、というのも知らなかった。

同じような像でも石膏・ブロンズ・大理石と材質の質感によって雰囲気が違う。
ブロンズは特に男性の肉体の美しさが際立っていると思う。
引き締まった体は惚れ惚れする。
筋肉の一つ一つが動き出さんばかり。

そんな出来ばえのせいか、「青銅時代」と名づけられた作品は、人体から直接
型を取ったのではないか?と中傷されたようだ。

大理石では柔らかい肌がきれいだった。

石膏像は、普通は大理石やブロンズで作るときの下描き的なもとされるが、
それ自身作品として意図されて作られているものもあった。

試作品をたくさん作って構想を練る。

石膏型やブロンズ作品の作り方が展示してあったのはよかった。
よくわかった。と言いたいところだけど、
中学校の頃?石膏でリンゴを作っただけの経験では、あの複雑な像をどうやっ
て作ったのか計り知れない。

素人には理解しがたいものも多かったけれど、、芸術とはこんなものかと変なと
ころで感心したり、あまり感想らしいことも言えないが、迫力と芸術を生み出す
執念はすごいと感じた。


コメント
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