みどりの野原

野原の便り

5月13日 木津川・宇治川・桂川 合流地点

2007年05月14日 | Weblog
木津川・宇治川・桂川 三川合流地点へ

京阪八幡市駅から木津川へ向かう。

「ごかうはし」と古い字体の表示のある橋は、御幸橋(ごこうばし)
昭和5年の竣工と書いてあった。

           御幸橋

川幅の広い木津川を渡り、すぐに宇治川も渡り、左へ入る。

初めて見るシロバナヒレアザミが咲いていた。

一面のセイヨウカラシナはすでに実になっていたが、枝先がケムシ
でも付いているのかと思ったら、菌に侵され変形した姿だった。

 白サビ病で侵されたセイヨウカラシナの枝先


河川敷利用の広場を過ぎて河畔林に入る。
入口付近はノイバラが満開だ。

        草むらを河畔林へ

道はまもなく消え、踏み後を頼りに草むらを前進。先端部までは一時間
ぐらいはかかる。

木津川と宇治川が合流した所から淀川となり、河畔林の終る先端部で
桂川と合流する。

ホソバイラクサ(多い。さわらないように注意)・クサノオウ(満開)
・ハナウド(花)
クサイチゴは熟した実もできていて、口に入れながら歩く。甘い。
他、キショウブ(満開)などいろいろ。

           ハナウド

木では、シンジュ・オニグルミ(雄花が落ち、雌花が残っていた)・
クワ(実はまだ青い)・センダン(木津川河川敷で花が咲いていた)
・ニワトコ(実が赤くなっているものも)・マユミ(花)他


先端部からは川に下りることが出来、川を渡ると中州に渡れるが、
結構流れが速く、水深も深いところもあり、中洲は断念した。

      合流地点 中州

水中や中洲で採取したものは後で見せてもらった。
ミズハコベ・希少植物のアズマツメクサや、エビモ・ヤナギモ・
ホザキノフサモなど

先端部の草むらには「ニセカラクサケマン」が群生していた。これは
初見。ムラサキケマンと同じケシ科。白い花の先端が赤紫に染まる。
         
         ニセカラクサケマン                  花

河畔林ではイネ科やカヤツリグサ科のものが多い。
淀川特有のヤガミスゲやミコシガヤを見る。
他にはシラスゲ・ヤワラスゲ・ヤガミスゲ・アゼナルコスゲや、オオ
スズメノカタビラ・スズメノチャヒキ・カモジグサ・やカラスムギ・
カモジグサ・ネズミムギなどおなじみのイネ科も多い。
 
         ヤガミスゲ                     ミコシガヤ

イネ科やカヤツリグサ科、なかなかむつかしかったが、河畔林歩きはおもしろかった。





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