みどりの野原

野原の便り

5月10日 イベント準備 & キトラ古墳壁画「玄武」

2007年05月10日 | Weblog
花めぐりイベントの下見会
強風と時々小雨の中、公園館からみんなでコースを歩いてみる。

26日のイベント当日は
花めぐりしながら飛鳥資料館まで歩き、特別公開中のキトラ古墳の壁画の四神の1つ「玄武」を
見てもらう予定だ。

公園館~鬼の雪隠~亀石~あまがしの丘~明日香村埋蔵文化財展示室の駐車場~飛鳥資料
館へ、野の花を観察しながら、イベント当日の段取りをみんなで考えながら歩く。

今は春の花盛り。
とはいえ、ご多分にもれず、外来の植物が多い。
ユウゲショウ・アメリカフウロ・キツネアザミ・マツバウンランなどが多い。
埋蔵文化財の駐車場の近くの造園用の植木畑ではナンジャモンジャが花盛りで、買い手を待って
いる(?)
近頃少なくなったマツヨイグサが見られた。

 
           ナンジャモンジャ                マツヨイグサ

あまがしの丘ではキリやエゴノキや植栽のカキツバタが満開だ。
スイカズラやノアザミも咲いており心和む。

              キリ

イベントは半月ほど先なので、花は夏の花に入れ替わっているだろう。
きれいに草刈がされてないように祈る。

「玄武」
飛鳥資料館では5月11日~5月27の特別公開に先立って、今日実施された村民対象の内覧会に
私たちも関係者として?入れてもらった。

昨年の「白虎」の特別公開の時とと同じようにガラスケースに納まった「玄武」の第一印
象は「小さいものだな」ということ。(大体 横25センチ縦14,5センチ)
修復もされているとは思うが、下地の漆喰はつるりと大理石のようだった。
キトラ古墳の発掘が始まりファイバースコープで覗いた時、最初に見えたのが「玄武」
だった。
亀と蛇が絡み合った図で、唐でも流行した図像だそうだ。

高松塚や薬師寺・正倉院の宝物の中にも玄武が描かれたものはあるが、その中でもキトラ
古墳のは一番古いとのこと。

新聞やテレビなどでも見れるが、やっぱり「実物を見る」というのは感慨深い。
近くにいる幸お蔭で、こんな機会にもめぐり合え幸せなことだ。

コメント
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