柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

報道

2016-09-20 08:21:51 | Weblog
当地台風に襲われてます。とはいえ、モノは四国を舐めて行きますから遠いのです、かなり強い風が吹きましたが雨はそうでもありません。最近の台風は通過路沿いではない遠隔地に大雨降らせますから、進路外れたからと安心できぬのです。こんなこと昔はなかったですよね、と都合よく「昔」を造っているわけですが。台風はやはりこっち(南国)のものですわね、北海道のあの災害はまこと気の毒なことでしたと改めて思います。北国は雪害、南国は台風。こういう区別が四季の国日本でしたのにね。
 パラリンピックやっと終わりました。TVで言ってましたが22競技種なんだそうですね。でも、中国は結局107個も金メダル獲って。この大会で世界新が200も出たんだそうです。以下英国64、ウクライナ41、米40、豪22の順だそうです。これだけで300弱、つまり均すと一競技に15の区分けがあるというわけです。いや単純に均しちゃいけません、競技種とは水泳、陸上、バスケット、テニスという分類でしょうから、一種目一個の競技と水泳や陸上とは分けねば。同じ100m走でも、いくつも区分けがあるのでしょうし。と、国別メダル獲得数の一覧を見るとその数の多さに驚きます。五輪では三桁なんてのはまずないですからね。日本のように金メダル0でもあれだけ持ち上げ飾り上げて国中に賞讃を強要する報道するのもどうかと思いますが、107も獲っても自国では殆ど報道しないという中国もどうなんでしょうね。他の障害者達からの不平不満の爆発を避ける対策なんでしょうね。国挙げて余程に冷遇差別してるという証拠でしょう。愚民政策なんてよく言いますが、戦時の日本のような閉じ込め囲い込みですね。さてさて。
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上質

2016-09-19 09:12:24 | Weblog
何日か前のことです新鮮味に欠けて、書こうとして書けなくていたことですが、ボクシングバンタム級の二人の試合。試合を見ていたのではないのです、TVでダイジェストを見ただけですがそれだけで十分伝わる迫力、壮絶さ。長谷川のあの打ち合い。この人は何年か前まで長くチャンプを張って強い人でしたが、その後は出れば負けの連続、文字通りの最後の試合のつもりだったそうで。でもあの試合はそんな感傷など微塵もない、殴られたら殴り返すのハードさ。そして殴り勝つ。向こうはこんなはずじゃなかったでしょうね、引導渡すつもりだったでしょう。ノックダウンじゃなくて、ゴングが鳴っても出てこない戦意喪失。これが一番の勝ち方じゃないんでしょうかね。一発食らって飛んでしまうより、やられるという恐怖に負ける。火事場の馬鹿力とかあれこれ評価はあるのでしょうが、現にやったんですからね。二度とできぬことかもしれないし、それは彼が一番知ってましょうし。一方の山中、こっちは正真正銘の強いチャンプ。亀田兄弟が(今となっては何だったんだあいつらは?ですが)まだビッグマウスし放題の頃にも、さすがにこの人にはちょかい出せなかったです。やれば負けるとわかってたんでしょう。必殺の左フック。昔から強い人にはキメ技があってそれぞれに呼ばれてましたね。カシアスクレイ、タイソン、ファイティング原田、海老原、藤猛、輪島、ガッツ石松・・。最近のチャンプを知らないので古い名前ばかりですみませんが、山中は強いですねぇ。この人は亀田と違って強い相手とばかりやって勝ってきた人で、だから亀田が逃げたんですが、その面目躍如。玄人好みで且つ素人受けのいいストロングスタイルは珍しいんじゃないですかね。何度も映されるKOシーンのスローモーション、はじけ飛ぶ汗、ゆがむ顔。パンチ力の凄さを余すところなく見せます。ニュース番組で流れたあの何分間の映像は私の様な中途半端にボクシングの魅力を再認識させてくれたものでした。また見たいと思いますものね。やはり上質モノは人を魅せるのです。
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国柄

2016-09-18 09:57:54 | Weblog
ここでパラリンピックの国別獲得メダル数の較差に驚くと書きました。それはつまり競技数の数の多さ、パラリンピック特有のクラス別(障害の別、それぞれの重症度の別)が細かくなるという結果です。こちらにも感心すること、関係者諸子の御苦労や如何にと思い遣ることですが。そのメダル数です、何日か前に中国がダントツで金が75個だと驚いたことでしたが、今朝見ると94個!ちなみに銀は74個、銅は49個です。ええ?二位の英国は順に58、33、35。メダルラッシュと新聞が書きたてる日本はと見れば金0銀8銅11です。どこがラッシュなんだよ?と突っ込み難い所がこの大会の特殊さでもありますが。新聞にありました、中国のこの「メダルラッシュ」はもちろん国の施策だと。一億人近くの分母から優れモノをセレクトして鍛えるのだそうです。これはどの国もやっていることですが、分母が大きいですよねやはり。13億の人口には敵いません。と、ここで停まると進歩がない、諦めるな!なんてスポ根オヤジに怒られましょうが。英国は普通のオリンピックでもアメリカに次いで多いですよね。英仏は特にそうですが欧州諸国にはアメリカ同様黒人選手が多いです、運動能力に優れるのは黒人です、こういう必然ではありますが。こう書くとすぐに「パブロフ反応」して殆どオウム返しに白人褐色黄色にも優れた者はいる!と噛みつく筋がおられましょうが、そういう定型欺瞞はここでは措いて。言いたいのはそのことではありません、記事はこう続くのです。手厚い支援を受けられる障害者は選ばれた者に限られる、多くの障害者は社会の底辺で生活している、健常者から遠ざけられ軽蔑されている、多くは道端や地下鉄駅で物乞いして同情に縋って生きている、と。さらに国営テレビはこの大会を殆ど中継しないんだそうです。つまり国民に知らさない。世の障害者達にこの優遇さを知らせたくないのでしょうね。記事はこうも言います、パラリンピックは対外的な宣伝材料にすぎないと。日本との差です。私がここで言い難いことを言ってるように、これでもかと平等公平博愛を強要するのが日本です。差別、蔑視、排除疎外を絶対悪と置く。これが人間の共通の性サガですから、強く抑制するという理屈なのかもしれませんが、偽善欺瞞の強要ほど不全感、不満を高めるもののないことも確かなことでしょう。中国ほどに対外的な国威発揚の道具としてのみ使うという態度の方がかえって潔いようにも思うほど、日本は好対照のドロドロです。どっちがいいかと問われれば中国はまずいでしょう。昔の日本も強烈な差別・格差社会でしたから、ヒトの持つ秩序の本質は自分ではどうにも変えられない身分の差、出自の差なのです。能力の差でのし上がれる社会、昔にアメリカンドリームと称して憧れていた社会とて、あれだけの差別格差が根底でした。だから中国も欧米(日)並みの民主主義国になるためには通らねばならぬ道なのかもしれませんが、この考え方はマルキシズムのような気もします。歴史は繰り返すと歴史は社会主義共産主義に進歩すると、ゴールは違うけれど結局同じこと言ってる。いえ、民主主義に基づく共通の価値観が絶対善ではないことです。日本が今こっちに居るから、他の体制に変わるなんて考えたこともないだけです。親の世代の話しぶりから彼らが昔過ごしてきた歴然とした差別社会に感心したことはありませんか。民主主義が爛熟すると人権至上の本末転倒、安直に流れ行きます。共存共栄はきっとできます。でも形だけでいいことです。互いにそう理解しておけばいい、それに従って行動すればいいのです。こう思いなさい、こう考えなさいと強要されることがいやなのですね結局。憲法に言う内心の自由ですか。手を叩く人がいる、本気で支援する人がいる、一方でそばに寄らぬ人もいる、嫌がる人もいる。それが社会です。でもこういう時にはこうしなさいねというコンセンサスが国民の隅々まで行き亘っている、そして皆そう行動する。これこそが成熟した国の文化文明ですよね。私のトンガリ発言を自己弁護しているのでもないのですが。
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好餌

2016-09-17 08:20:49 | Weblog
民進党の幹事長が野田さんとは恐れ入谷の鬼子母神です。仮にも元首相を幹事長に据えようとする常識のなさ、なのですが自民党にも谷垣さんの例があります、サプライズで一括りです。適材適所なんてうまい言葉があります、その真偽は措いて。蓮の花を支えるレンコンになる、んだそうです。この人はよくよく言葉のセンスが「くさい」のです、首相当時のどぜうへの喩えもそうでした。金魚でなくてもいい、どぜうでいい。あれです。おばあちゃんが孫ん子に蓮の字をつけろと言ったという、国籍問題をすり替えたあのエピソードを拾ったことでしたが、きちんと外しましたね。そして自分の所為で(解散選挙したのはこの人でした)議員のバッジをなくした同士達に対する「おとしまえ」をつけるといきんでます。前原さんといい、この人といい、言葉遣いが不適当でしょう?戦犯とかおとしまえとか、他に言い方があるでしょうに。やくざの脅しじゃないんですから。語彙力云々というより人品育ちの問題。結局昔の顔を引っ張り出すしかない人材不足です。細野さんじゃダメだったんですかねぇ。
 築地市場移転問題、犯人探しが始まって、相手が行政ですからマスコミは張り切ります。何言っても反論食わぬ相手ですから。そして総掛りでほじくり返す。当時の都知事が石原さんですからこれまた好餌。老いたりとはいえ相手は相変わらず居丈高だ。攻め甲斐があるというわけです、彼らは仕返し気分でしょう。果たして担当者と意見が食い違う。俺が悪いなんて言うわけがないことですし。次の手順はできてるんでしょうか。犯人探しは現問題を解決しませんからね。それこそ小池さんの手腕ですが、さて。嘘は大きい方が見破られ難い。これも真理でした。
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大差

2016-09-16 08:21:50 | Weblog
昨昼丁度昼休み時間、リアルタイムで民進党の代表選中継見ました。結果は下馬評通りの蓮舫の圧勝で、これはこれだったのですが、最後の演説、興味持って聴いてました。蓮舫さんが国籍問題に触れるか、どう触れるかです、ひとえに。で、ああ、こう来るかと感心する逆手取り、逆襲でした。女手一つで、白色テロの吹き荒れる戦後の台湾で父親を育て上げた祖母の話から始まり、その祖母が孫が女の子なら蓮の字を名前に入れろと言うていて、それでこの名になったという「お涙ちょうだい仕立て」です。ああ、上手。オヤジ連中が黙ってしまいます。さすがの名だたる左巻き達の集団も声なしの状態で。国籍がどうこう問題を台湾のおばあちゃん話にすり替えて勝ち。前原さんもどう言うのか楽しみでした。まさかまだ戦犯話するんじゃないだろうなと思っていて、さすがにこの単語は出てきませんでしたが、前政権の中枢にいた身として謝罪をしてました、そんな話が身内の議員達を動かしましょうかね。サポーター達国民からの支持もうんと少なかったというのに。自分のキャリアを誇る気持ちなんでしょうねつまり。でも、あんなに周りに媚びるような話、話ぶりじゃぁダメでしたね。というか、本人に勝つ気がなかったですけれどね。もう一人玉木某。最後まであんた誰?でしたが、話も街頭演説です、誰に喋ってるんですか?です。最後に声荒げて中学高校の生徒会選挙の演説の様でした。でも、三人に共通していたのは安倍さんや現政権がよく使う「自己責任」に反応していたことです。自己責任で済ませてしまうこの社会を何とかしろ。まさに左巻きさん達の拠って立つ平等公平博愛の空手形です。格差社会の本質は何ですか?に応えてからにしましょうね。という感想でした。
 パラリンピック、日本メダルラッシュと見出し載ってて、へぇと見るのでしたが、国別の獲得数見てまたびっくり。日本はまだ金メダル0ですが、一位の中国は75個!です。75?どれだけ競技があるんだという、その数にも驚きますが、やはりこの獲得数は人口が分母がものを言うという証拠ですねぇ。この差。です。
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履違

2016-09-15 08:24:01 | Weblog
蓮舫さんの二重国籍問題、誰の責めないのかと思ってましたらそうでもないです。代表選に負けそうな陣営からのクレーム(国会議員以外からの投票が締め切られてからの告白でしたから選挙自体の不成立を訴えます)、今朝の産経抄も叩いてます。他にも学者の非難が載ります、こんな重大な問題を差別の多様性のの次元にすり替えて良しとすることが問題だと。その通り。ここでも書きましたが、多様性云々は岡田さんのコメントでした。差別云々もよくあるパターンです、排除することを差別と詰る手口。公党の代表になろうとする者が他国籍を有していればそりゃ不適格ですわ、普通に考えれば。台湾との国交外交問題への対応が灰色になりますからね。法律上は問題ない。錦の御旗ではありますけれど、どうお感じですか。
 相模原の障害者惨殺事件、厚労省が検証して答え出してます。これでもかの役所対応で呆れるというよりここから出られないのよねぇ(出ようとしないのよねぇ)と情けなくもなるのですが、退院後の支援が不十分だった、んだそうです、病院も行政も。ははは・・。病院の支援?どうするんです。暴れ続けている奴はもちろん出しませんよ。でもしおらしくなって反省の振りを見せれば出さねばなりません。その逆やったらやったで大叩きですよ。人権蹂躙問題です、差別だ!強制だ!不公平だ!出した後の支援?本人がきちんと通院すればそれなりに追いかけられましょうが、来なければそれまでです。来いと強要はできませんよ、連中の好きな人権問題です。病院に責任負わせるは全く筋違いです、そんな権限は全く与えられてませんから。ならば行政、ですか。これもほとんど同じことです、あちこちで起こってる児童相談所の不手際の例を考えてごらんなさいな。つまりこんなのが世の中にウヨウヨいるというわけです。縛れない、拘束できない、捕まえておけないのが今の社会なのです。人権を重視した成熟した社会なのです。被害者より加害者の権利の方がうんと強い馬鹿馬鹿しい社会なのです。こんな社会に誰がした?立憲主義を言い募る連中です。履き違え、拡大解釈。自分達の都合の悪いことに権利を被せて排除して来た顛末です。そう考えると腹が立ちますね。いかがですか。
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郷愁

2016-09-14 08:24:18 | Weblog
民進党蓮舫さんの二重国籍問題、いかがですか。法律的には彼女が国会議員であることには問題ないそうで、だから彼女は悠然と構えている(ように見える)のですが、こちらの心持としていかがか。ううむ、と釈然としないのですが、法律的にはと大上段で前置きされるとそれ以上は言葉が続きませんか。そう見切って、彼女は平謝りしませんね。あの辺りが彼女の性格なのか戦略なのか。でも、妙に頭下げ続けるよりはいいかもしれません。専門家がコメントしてましたが、17歳時点で国籍云々は本人決められないんだそうです。私が抜きました、はそもそもできないことなんだそうです。今までもコメントを嘘だと責めるか、二重国籍自体を責めるか。責めないみたいですけど、どこも。
 朝ドラ、見ておられますか?暮らしの手帖という本の物語です、有名な商品試験の場面が続きます。編集長の花森さんの特異さ、イクセントリックさがよく採り上げられて大枠は仄かに知ってましたが、ドラマが面白いです。昔の物語なので郷愁も合わさってます。今洗濯機の話なのですが、端に脱水機と称してローラーがついてます。覚えがあるのです、母の実家にあのままがあって、面白がって回してた記憶です。子供の腕には堅い。でも、あれでも絞る手間が省けたという感覚だたわけですね。たらいと洗濯板でごしごし洗ってその後は手で絞るしかなかったのですから、この機械が売れたのは十分に頷けるし、事実じいさん家にもあったという普及ぶりです。昭和34,5年です。だから面白い。TV、掃除機と合わせて三種の神器なんて呼ばれて、トースターやアイロンなどそれ以外の家電製品もすごい勢いで一般家庭に普及していった時代、それこそが高度経済成長の時代です。つまり経済が成長するにはそれ以前の貧困、物不足が必要だという真理です。いわゆる白物家電をみんなが欲しいと思う心理です。だからこんなに物が溢れてしまった現代にあの時の様な「成長」は望めないのが理屈なのです。いくらお金ばら撒いても、欲しいと思う物がもうない、買いたい物がない、みんな手に入れてると状況で、景気は湧きませんわね。講釈めいてすみません。あの時代の勢いはこういうドラマでも感じることができるということです。面白いですよ、朝ドラ、今が。
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武装

2016-09-13 08:25:37 | Weblog
だから日本も核武装しろ。タブーに放らないで、思考停止の海底に沈んでいないで、核のかの字を口にするだけで烈火のごとく非難の矢を飛ばす原理主義の人達にひるまず考えませんか。被爆者さんの惨事の証言は「だからこんな武器は捨てろよ」に心傾けるのですが、一方で「だから持てよ」とも悪魔の囁きの如く響かせるのです。安倍さんはすぐに国連に言い付けると表明しますが、それしかないというのが第一義、二義以降は法の支配を徹底させる、大勢で決まりに従わない国を懲らしめる、そういう流れになれば核を持たずとも世界をリードできるからという目論みでしょう。だからロシアともあれだけ近づいていくんだと繋がっていきます。どうしてロシアにあんなに寄る?と評論家達の評価は割れてますが、アメリカが弱くなっている現状で仲介役に生きる道を探しているのではないのでしょうか。力技で脅せない分(核兵器を持たない分)民主主義、法の支配、人権主義を前面に押し出して西側秩序を提唱する。でもこの「共通の価値観」が通用しない地域が広いこと。ロシア、中国、北朝鮮、中東諸国、アフリカ。国連至上なのは小沢さんと同じですが、米露両方に発言力を持つポジションこそが日本の生きる道と思っているんでしょうね。日本こそが武力に訴えない平和主義の理想国なのだという建前。だからこそ仲介役というリーダーになれる。武力に訴えないということと核武装することは全然別の問題です。ここを分けて考えるべきと思うわけです。
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人善

2016-09-12 08:19:36 | Weblog
北の将軍様が何考えてるのか、専門家達が呼ばれてめいめい知識を披露してますが、所詮は忖度の域を出ません。から、アメリカが弱くなって、今こそブラフが効くと思っているんだという共通認識にそれぞれの枝葉をつけて話してます。専門家の顔は決まってます、民放にもNHKにも同じ顔触れです。だからいつも同じ見解です、他の見方が出てきません。トンデモ話はいけませんが、どうせ人の心などは見えないのですから、少しは違う話も聞きたいことですが。そして二言目には核兵器の残酷さ、どうしてそれがわからないかなぁと嘆く素人の感想が被せられます。唯一の被爆国として生命第一の平和主義にどっぷりつかっている日本人相手にはこういうこと言っとけばいいのです。本当にそうよね、あいつが悪い、という学級会です。核を持っておけば大国とも対等に話ができる。どう見ても資源も技術も乏しい弱小国が対等に話をするには核武装しかないのです、ずっと脅しておかねばならぬのです。とてもリアルな選択です。さもなくば日本や韓国のようにアメリカの属国になるのみです(あるいは中国、ロシアの)。爺さん、父親から受け継いできた対日対米路線はこういう形でしか維持できぬのです。一緒に平和に過ごしましょうよ、なんて従属を選んでないということです。韓国に(米国に)呑まれるか、中国に呑まれるか、そのどちらも選ばぬという意思表示です。国民を貧困に落しても核武装に突き進む。どっちが先なのよ為政者として?!という憤りは社会の安定してる国民だから言えるセリフでしょう。為政者に対しての批判が即に拘束や死につながるような社会は、今の我々には想像できないことです。瀬戸際外交とかチキンレースとか終わりの始まり(これは何度聞いたでしょうかね)とか非難揶揄しますが、結局ずっと将軍様が勝ってきましたからね。向こうは向こうで味をしめてる筈です。こちらの足元を見てる筈です。こちらが平和第一と言えば、みんなもそう思ってくれるだろう、否、そう思わねばならぬと勝手に決めつけてる日本人の学級会気質こそが嗤われることなのかもしれません。
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優勝

2016-09-11 10:00:05 | Weblog
広島25年ぶり優勝です。マツダ球場でできなければ次善でありましょう、東京ドームで巨人の目の前で銅上げ。東京の広島ファン(広島からも多く押しかけているのでしょうが)のためにも、という言い方もできて。とまれ、カープ女子という新たなファン層の開拓、機を失わぬ球団の営業努力、それらが重なりさらに選手のモチベーションを上げるという好循環でしたね、今更私如きが評論家然として言わずとも皆分かっていることですが。広島と言えば貧乏球団、生え抜きだけでやってきた球団、去る者を追わぬ(追えぬ)球団です。そしてプロフィールの紹介に必ず出てくる樽募金、昭和50年初優勝までの長い雌伏。お荷物地方球団から雄に移りゆくサクセスストーリーではありますが、やはり生え抜きで構成するチームという潔さが本質でしょうね。勝てぬうちはバカにされる(巨人や阪神を横目に見て)けれど、こういう結果が出ると世間は手のひら返しますからね。やっぱりこうじゃなくちゃねぇ。広島と言えば山本浩二、衣笠祥雄。俊足スイッチヒッターを三人並べての投手王国。黄金時代が確かにあったのです。それをリアルタイムで見ていた者とすれば、あの当時も外人選手が含まれてましたが、今次は黒田新井という拠り所があったとはいえ、小振り小粒感は否めません。それでも勝つ。日本人好みの判官贔屓が刺激されます。若い無名の選手が表舞台で大活躍する、この痛快感です。広島の高校球児が皆カープに入るのではないです、注目を浴びた選手になればなるほど東京に行きます、巨人の西村、田口、捕手の小林がそうですね。ソフトバンクの柳田も広島でしょう。今年ブレイクした野村(広陵)などは例外の方です。勝てばこうやって色々話題も増えて、さらに人気が高まっていくということです。前の監督野村の播いた種が実ったという言い方もできるのでしょうが、野村緒方と監督も生え抜きで続いていくところ、この球団の持つ生来の浪花節気質(頑固な田舎モン)が人気の素でもあるのでしょうね。
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