柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

評価

2016-09-08 08:17:34 | Weblog
サッカーの対タイ戦の評価が新聞に載ります。決定力不足。打てども打てども空砲。同じこと言うてるのでしょうが、見ていて「打てども打てども」という感想ではなかったですね。確かに数えればシュートは多かったのでしょうし、打たねば点は入らないのですからシュートすること、それが突破力決定力に繋がるという理屈は分かりますが、それでも点が入らぬという現実をもっと見据えねばということですがね。つまり未だに、シュート打て!のレベルであるということこそが日本サッカーの現実なのではあります。
 ASEANで南シナ海問題は触れられなかったんだそうです。すごいことじゃなと感心します。中国がベトナムやフィリピンなどの直接の利害対立国以外に、ラオスやミャンマーやに金ばら撒いて黙らせているという図だそうです。安倍さんは法の支配を強調するだけですが、共通の価値観秩序に与しない大国の横暴という色をいかに塗るかです。契約社会、法の支配は西欧諸国の秩序です。私たちは何の疑いもなくこれが正しいとして生きています、それで何の不都合もないわけですが、そうではない考え方もあるぞということです。それを知らされてる。私達一般国民も、中国との外交とはこういうことなのだと知らねばならぬのでしょう。何たる無体無茶!と憤っているだけでは解決しない(現に中国は相変わらずに尖閣を脅かします)、だからこそ安倍さんは法の支配を唱え続けてこっちの味方を増やすしかないわけです。中国もまさか戦争仕掛けては来ないでしょう。そういう読みの中での駆け引きです。でも、金にあかせて黙らせるというのは大時代的で、しかしこれが人間の業なのだなとも思い知らされるわけです。アメリカンデモクラシーという概念。あくまでアメリカの国益に沿った、つまり侵略略奪を正当化する都合のいい考え方なのですが、それがいまは世界の標準になっている。が、それに抗う者もいる。ロシアであり中国であり中東ISであり。こういう捉え方が要るのでしょう。
コメント
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