柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

郷愁

2016-09-14 08:24:18 | Weblog
民進党蓮舫さんの二重国籍問題、いかがですか。法律的には彼女が国会議員であることには問題ないそうで、だから彼女は悠然と構えている(ように見える)のですが、こちらの心持としていかがか。ううむ、と釈然としないのですが、法律的にはと大上段で前置きされるとそれ以上は言葉が続きませんか。そう見切って、彼女は平謝りしませんね。あの辺りが彼女の性格なのか戦略なのか。でも、妙に頭下げ続けるよりはいいかもしれません。専門家がコメントしてましたが、17歳時点で国籍云々は本人決められないんだそうです。私が抜きました、はそもそもできないことなんだそうです。今までもコメントを嘘だと責めるか、二重国籍自体を責めるか。責めないみたいですけど、どこも。
 朝ドラ、見ておられますか?暮らしの手帖という本の物語です、有名な商品試験の場面が続きます。編集長の花森さんの特異さ、イクセントリックさがよく採り上げられて大枠は仄かに知ってましたが、ドラマが面白いです。昔の物語なので郷愁も合わさってます。今洗濯機の話なのですが、端に脱水機と称してローラーがついてます。覚えがあるのです、母の実家にあのままがあって、面白がって回してた記憶です。子供の腕には堅い。でも、あれでも絞る手間が省けたという感覚だたわけですね。たらいと洗濯板でごしごし洗ってその後は手で絞るしかなかったのですから、この機械が売れたのは十分に頷けるし、事実じいさん家にもあったという普及ぶりです。昭和34,5年です。だから面白い。TV、掃除機と合わせて三種の神器なんて呼ばれて、トースターやアイロンなどそれ以外の家電製品もすごい勢いで一般家庭に普及していった時代、それこそが高度経済成長の時代です。つまり経済が成長するにはそれ以前の貧困、物不足が必要だという真理です。いわゆる白物家電をみんなが欲しいと思う心理です。だからこんなに物が溢れてしまった現代にあの時の様な「成長」は望めないのが理屈なのです。いくらお金ばら撒いても、欲しいと思う物がもうない、買いたい物がない、みんな手に入れてると状況で、景気は湧きませんわね。講釈めいてすみません。あの時代の勢いはこういうドラマでも感じることができるということです。面白いですよ、朝ドラ、今が。
コメント
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