柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

人善

2016-09-12 08:19:36 | Weblog
北の将軍様が何考えてるのか、専門家達が呼ばれてめいめい知識を披露してますが、所詮は忖度の域を出ません。から、アメリカが弱くなって、今こそブラフが効くと思っているんだという共通認識にそれぞれの枝葉をつけて話してます。専門家の顔は決まってます、民放にもNHKにも同じ顔触れです。だからいつも同じ見解です、他の見方が出てきません。トンデモ話はいけませんが、どうせ人の心などは見えないのですから、少しは違う話も聞きたいことですが。そして二言目には核兵器の残酷さ、どうしてそれがわからないかなぁと嘆く素人の感想が被せられます。唯一の被爆国として生命第一の平和主義にどっぷりつかっている日本人相手にはこういうこと言っとけばいいのです。本当にそうよね、あいつが悪い、という学級会です。核を持っておけば大国とも対等に話ができる。どう見ても資源も技術も乏しい弱小国が対等に話をするには核武装しかないのです、ずっと脅しておかねばならぬのです。とてもリアルな選択です。さもなくば日本や韓国のようにアメリカの属国になるのみです(あるいは中国、ロシアの)。爺さん、父親から受け継いできた対日対米路線はこういう形でしか維持できぬのです。一緒に平和に過ごしましょうよ、なんて従属を選んでないということです。韓国に(米国に)呑まれるか、中国に呑まれるか、そのどちらも選ばぬという意思表示です。国民を貧困に落しても核武装に突き進む。どっちが先なのよ為政者として?!という憤りは社会の安定してる国民だから言えるセリフでしょう。為政者に対しての批判が即に拘束や死につながるような社会は、今の我々には想像できないことです。瀬戸際外交とかチキンレースとか終わりの始まり(これは何度聞いたでしょうかね)とか非難揶揄しますが、結局ずっと将軍様が勝ってきましたからね。向こうは向こうで味をしめてる筈です。こちらの足元を見てる筈です。こちらが平和第一と言えば、みんなもそう思ってくれるだろう、否、そう思わねばならぬと勝手に決めつけてる日本人の学級会気質こそが嗤われることなのかもしれません。
コメント
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