柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

経過

2016-09-02 08:21:30 | Weblog
野球の野村がよく言ってました、人の評価は賞讃から非難に変わりやがて無視に移る。災害へのマスコミ模様もこれに準じます。大袈裟な前振り、そして悲鳴混じりの報道合戦。その次は行政への非難、国の防災対策の隅つつき。そして潮が引くように「忘れる」。今は被害の実情がわかってあとの批判のフェイズです。誰が悪い、彼が悪い。9人も死んでしまった介護施設がスケープゴートです、施設長に何度もマイクの前で謝らせます。そして防災体制の不備の粗捜し。書類があったなかった、警報が出た出なかった、想定してたしなかった・・いくらでもあります。そして専門の学者が現地調査してしかつめらしく言います、本土並みの大雨が降った時の北海道の対策を今後しっかりやらなければならない。・・・。おいおい、中学生でも言えるってのそんな台詞なら。つまり想定外だったというわけです。今までの大災害の後あれだけ「想定外」を禁忌に追いやっておきながら、学者は平気で言いますよ、想定外とは発音しないだけで。驚きますが正直なだけでもあり、所詮は学問とは結果の評価なのだと、防災には役に立たぬのだと感じ入ります。新聞は調子に乗ります、行政や国を叩いておけば反論喰らいませんから。国の指針現場に通じず 計画作り事業者任せ。こういう方向でつっついおけばいいのです。そして来週には誰も言わなくなる。マスコミの興味が失せると即「過去の事件」です。こんなことですね。
コメント
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