柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

体裁

2010-10-11 09:40:56 | Weblog
北朝鮮の元大幹部、韓国に亡命して、拉致問題にひと波乱あるのかと当時は期待もしましたが、さんの死亡記事です。87歳だそうです。結局何もなかったです。この人がもっとあれこれ暴露するのかと思いきや、それもなし。残してきている一族郎党の安全と引き換えにはできぬということでしょう。韓国当局はあれこれ聞きだして情報を役に立ててはいるのでしょうが私達にまでは届きません。それは(もう何年前になるのですか)帰ってきた5人の拉致被害者達の言動行動に共通します。子供達も帰ってきて、あれこれ教えてくれてもいいと思うのですが、こちらには伝わりません。横田さん両親には細かく詳しく伝えられているのでしょうが、つまりはまだ残されている拉致被害者たちの安全との取引なんでしょうね。お前達は返してやるが必要以上に喋るな、さもなくば・・という人質です。それを政府が受けた。韓国もそうだったんでしょうね。政治的配慮。そう言ってシャッター降ろせばいいという安直です。なれば横田さん両親(たまにTVに写る姿は老いが滲んできました)のあの訴えは政府との合作なのでしょうか。世論の高まりを期待して、それでもって政府にもっと強い態度で・・という横田のお母さんの明快な訴えですが、それを望んでいるのは実は政府だったりして、という穿ちです。自分からはやらない、あんた達(国民)がやれと言うなら仕方なくやる。ですか。
 フジタの拘束社員、やっと帰ってきました。TVを見ていないのも確かなんですが、どうしてこんなに知らん顔してるんでしょうね。何度も書いてしつこいことですが、新聞も一応一面に載せては要るけれど、程度の扱いです。始末書書かされて60万円支払って釈放されたんだそうです。その60万円、今後1年間中国で罪を犯さなかったら返却されるんだそうです。うむ、それは手続きであって、それは中国側の体裁整えであって、実のところはどうだったのか。この社員、何を吹き込まれてきたのか。扱いは酷くなかった、なんて記事にはありますが、酷いことされたなんては言えないことでしょうしね。北朝鮮と同じく、どういう取引があったんでしょうか。フジタだけにおっかぶせて(たとえば大金支払ったとか)政府はまたまた頬かむりしているのでしょうか、那覇地検に被せたように。帰ってくればいいじゃないか、じゃないですよね。こうこうこうやって獲り返してきた、と見せて欲しいですね。それが政府への信頼回復策になったことでしょうに。前原さんの極端なトーンダウンが情けないことです。今の閣僚の中でとんがれるのはこの人か、原理原則主義者の岡田さんくらいのものです。岡田さんは今はこっちにまで手が回らないでしょう、帰ってきてよかったで済ます口でしょう、前原さんなのです、外相なれば重さも十分。あの中国の女スポークスマンばりにやってくれればいいのですがね。不全感、不完全燃焼感がいつもいつも残ります。これでいいんじゃないの?と引き続ければ向こうさんは押してくるばかりなんですから。単純な「外交」じゃないんですかね。小難しくしているのは当人達だけなんじゃないんでしょうか。
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黒幕

2010-10-10 10:14:03 | Weblog
フジタの社員、やっと解放されました。こっそり釈放です。しかしTVは報道しませんねぇ、どうして?まだ日本に帰ってきてないから?ここでワンワンやってしまうと、向こうさんがへそ曲げて再拘束するかもしれないという読みでしょうか、確かにそれはありそうな話です。新聞で初めて知りました。新聞に載るくらいですからソースは早くに伝わってきているわけです、つまりTVが報道しないわけです。ノーベル平和賞の件にもTVは多く触れません。おかしいなぁ。そう思われませんか。社員解放についてはどういう交渉があったのでしょうね。ASEMで温家宝首相と何を話したのか、日本人を返せと言ったのか?と参院の代表質問でおらが国さの岸信夫が突っ込んだのに、言えないと逃げた菅さんです。あるいはとんでもないバーターしてきたんじゃないだろうなとの危惧はありますね。尖閣近くで操業してもいいからとかなんとか。誰がどういう交渉してきたのかという興味より、菅さんがどんな条件呑んできたのかが不安です。あの25分だか45分だかの話し合いで日本人を返せと言ったとしたら、の前提話ですが。ううむ。どうしてこんなに隠すのか。交渉事だからと逃げるには露わになりすぎてますこの事件。漁船拿捕した仕返しです、誰の目にも明らかです。国内法に則って粛々とという前原さんの言葉を逆手にとっての意趣返し。一人だけ残したのは、船長だけ返さなかったからです。わかりやすいと言えば分り易いのですが何とも幼稚なことで。それにしても怖いことであり面倒なことです、菅さん何とバーターしてきたのか。そしてマスコミも同じように中国に対して及び腰です。中国に対する切っ先はいつも鈍です。中国の無体さを叩くのは産経新聞だけです。ノーベル賞についてもそうです。人権問題にはいつもは過敏すぎるほどに過剰に報道するのに、北朝鮮の圧政ぶりには大袈裟に驚いて見せるのに、しれっと知らん顔です。中国がそんなに怖いんでしょうかね。怖いんでしょうね。ノーベル賞の選考委員会にまで圧力かける国です、日本のマスコミにかかってないはずもないことでしょう。何だかつまんない話になってきます。国際社会が中国に勧告した、なんてわかったような評論するなら、もっともっと日本国内での世論を沸騰させればいいですね。こういう論にはすぐにこういう反論が飛んできます、危険なナショナリズムの台頭を許すって。そう叫ぶ人達の頭の中はナショナリズム:愛国心=皇国主義=軍国主義=戦争という短絡しかないんです。そうじゃないですよと早く気付いてもらいたいですが、彼らの拠り所はこの短絡思考にしかないので変える筈もないです。で、いつもこっちが勝つ。事なかれ主義の空想平和主義がはびこってる業界ですから。そこに中国が一言何事か恫喝囁けばぴたりと黙る。怒らせるなと。国益は協調にこそある、なんていつもの空吠え。ったく情けない話。マスコミもつるんでますから。そういうことですね。誰が日本を動かしているのか。誰がどこへ連れて行こうとしているのか。空恐ろしいことです。
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不全

2010-10-09 08:24:02 | Weblog
ノーベル賞、日本人の受賞が続くのはやはり晴れがましい、誇らしい気分になります。80歳の名誉教授は矍鑠たる御仁、こういう人に出てきてもらいたいのものです。蓮舫さんの「二番じゃ行けませんか?」発言を、おそらく記者に聞かれたんでしょう、自分からわざわざもちだしたのではないのでしょうが、ばっさり斬って捨てたと記事にあります。斬らねばならぬでしょうし、この立場の人が言えば効きましょうsに。議事堂内で何百万円もする服をとっかえひっかえ写真撮影したとかで叩かれてる蓮舫さん、ちと逆風気味(片山さつきが噛みついてるそうですが、あんたとは違うわなぁ被写体としての価値が)。凄い技術なんだそうですが、これにパテントつけないところがまた偉い。結果的にそうなったのか、初めからその意図だったのかは知りませんが、有用な技術は売り込みに行かなくてもこちらが宣伝しなくても一気に広がることでしょう、製品開発に余計な費用(特許料)がかからないという面からも社会、人類のためというにふさわしいことに思います。技術屋にそろばん持たすな、というのはきっと真理なんです、私はそう思います。経理屋は別につくべきなんです。利を追うのではなく技術を追う。言葉にすれば簡単なことですが、金に目のくらむ奴らばかりですからね。青色ダイオードで会社に何億円も請求した学者がいましたね。単純に思い出すのはそことの比較です。金がからむと全く別の次元の問題ではあるのですが、どうなんですかね。その平和賞、中国国内で収監されている活動家に与えられるんだそうです。中国政府がノーベル賞選考委員会にずっと圧力掛けてきたなんてことも新聞ネタになってます、その圧力に屈せず、賞の政治からの独立と賞の精神を守った、なんて書きます。今後、中国とノルウエーとの関係に重大な影響を及ぼすだろうと早速いつものようにやくざの脅しをかけてます中国。なんとも品のないというか、どうしてここまで力づくなんでしょうね。これが国民性でしょう、けれど迷惑な話ではあります。他国内のことですから放っておけばいいのですが、こういうことから穴が開くものでもあるのでしょう。それはいいのですが、フジタの社員はどうなったんです?岸信夫が昨日国会で質問してましたが、またまた菅さんいい加減に逃げてました。自国民を助けられない政府があるか?北朝鮮問題がまた浮かび上がります。不全感、です。
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地金

2010-10-08 08:25:12 | Weblog
菅さん謝ってるんだそうです、昨日ここで書きました、自民党稲田女史への答弁の中でたった一つ自分の言葉で喋った、私はそんな汚い言葉を使ったことはない、のセリフ、すみませんでしたって。何じゃそら?野党から文句言われて、身内の古川さんからも品位のないことだったと言われて。イラ菅そのまま、ということなんでしょうが、あんたも鳩山さんも十分に汚い言葉遣いでしたよ。ったく。器じゃないってのはこういうことをいうんでしょうかね。いや、挑発を受けるんならしっかり受ければいいんです、同じ口調で返せばよかったんです。稲田さんは明らかに煽ってますから、乗るなら乗る、知らん顔するなら知らん顔する。原稿読むのに汲々としてるもんだから、余裕が全くないもんだから、地が出てしまうんでしょう。この男、危ないですよきっと。まこと喋らせるとその人の頭の中が丸見えですね。後で謝るならはじめからちゃんとやれよ、という呆れ。謝って済むなら警察要らん!という捨て台詞。どちらも当たって。答弁の内容がへなちょこでしたからこっちばかりに気が行って。揚げ足とられたんじゃなくて失言の類です。稲田さんの勝ち。そういう意味でも勝ち。でしたね。
 佐藤優が新聞に書いてますが、無罪になった村木さん、あの事件自体がそれで終わったような印象だが、村木さんが部下に易々と公印を使われたという責任問題は(これが罪だと彼は言います)どうなったんだと指摘してます。そうですね。あの事件の本質はそこの筈でした。村井さんに全く責任がないとは言えないことでした。こういう見方する人はまこと貴重です。そう思います。
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棒読

2010-10-07 08:20:52 | Weblog
昨昼国会中継見ました。代表質問でした。谷垣さん、稲田朋美女史の順に見ました。何日か前の新聞で谷垣語はもういいと叩かれてました、よく言えば穏当上品だが覇気がない熱意が伝わらぬ、つまり弱いという内容でした。その通りと相槌を打ったことでしたが、昨昼の質問も同様でした。語気強めるところはそれなりに叫んで、つまり彼なりに抑揚付けてアピールしているつもりなんでしょうが、伝わりません。ぼっちゃん芸に見えてしまいます。育ちの良さというのか、線が細いと言うのか。原稿ばかり読んでちゃぁ伝わりませんやね。が、また答える菅さんが目を上げない上げない、輪をかけた原稿棒読み。情けないことですわ。自分の言葉で喋れないんですね連中は。誰かが(官僚が)作ったものを読むだけ。見え見えでした。その点、次の稲田女史は違いましたよ、原稿を読みはしてましたが自分の言葉。ガンガンやってました。この人は月刊誌「正論」では有名な人で、ガチガチの保守、めちゃくちゃとんがった大タカの弁護士です。靖国問題に始まって、外国人の選挙権、夫婦別姓問題に初めから噛みついている人です。同じようなタカ派女史の山谷さんはうんとソフトなイメージですが、この人は掲載されている対談ものや論文読むに「とんがり」です。TVで姿を見るのも実声を聞くのも初めてでしたが、初めっからハイテンションです、高い声でガンガン行きます。その点はイメージ通りでした。こりゃ威勢がいいわい。この人関西人なんですね、総理、あんたみたいな人に日本は任せられません!なんて言い放つとき、つまり気合いが入って怒りのモードに切り替わると関西訛りがほの香ります。こういうのも面白いことで、実際に喋る、口角泡を飛ばすのを聞く面白さです。結構きつい言葉で突っかかってました。日の丸君が代に反対するような人に日本は任せられぬなんて、ガンガン言います。おお、なかなかいいじゃないの。こういう人がいないとねぇ、と思ったことでした。谷垣さんの後だから余計に強いコントラストが付いてましたが。で、菅さん、やっと自分の言葉を一言いいました、私も野党時代あれこれ言ってきたが、こんな汚い言葉は使わなかったぞと。そういった後はすぐに棒読みに戻ってましたが。何~に言ってる?稲田女史の勝ちでしたね。そう思いました、少し溜飲を下げた思いでした。
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常識

2010-10-06 08:23:24 | Weblog
小沢さんの起訴を決めた検察審査会、なんと平均年齢31歳だそうです(天声人語)。これ、びっくりしました。この年齢構成だけでひと話できそうですね。百戦錬磨の手練れの政治家と鬼の特捜をひっくり返したのが若い連中だったって。新聞は国民感情という表現です。嫌疑不十分の不起訴はシロではない、と書きます。推定無罪とよく言いますが、それは権力も何もない一国民を冤罪から守る時に使う言葉であって、権力の側にいる者にはその閾値は数倍高くて当然です。そういう立場にいるのですから。こういう時だけ平等の公平のと言い立てるは間違いです。法律や行政処置の網のかぶり方が一般国民と明らかに違うのです、自分が不利になった時だけに私とて国民の一人だなんて居直るはそれこそ不公平です。小沢さんがいつも言ってたことです、検察が、捜査のプロがあれだけ調べて起訴できないというのだから私はシロだ。シロの基準の違い、専門家(つまり手続き論に他なりません)と素人(法律解釈だけでない、世間様の目です)の違いと放置できぬことではありましょう。後者を優先しすぎることはできません、毎度毎度大岡裁きされていたのではそれこそ基準がなくなります。社会規範が曖昧になります、法治国家でなくなる危険が生じます。が、法律解釈至上主義、つまりは手続き主義、それはお座なりに流れ権力になびいて行ったのです、当然の帰結なのでしょう。素人裁判官の是非は今後の評価になるのでしょうが、ああいう場に素人の考え方、世間様の常識、お天道様に恥ずかしくないか?という判断基準を持ち込むは私は賛成です。私達はそこを基準に生きているんですから実際に。法律違反以上に常識違反に憤りや嫌悪を感じるのはそういう共通した心根でしょう。やったれ!検察審査会。そして検察の代わりになる弁護士達、しっかりやってもらいたい!そう思うことですが、この人達も法律解釈人ですからねぇ・・
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否定

2010-10-05 08:19:42 | Weblog
NHKの龍馬伝に対しての批判文が朝日に載り、月刊誌「正論」に載ります。NHKの偏向ぶりを指摘する人は多くいて、特に正論誌上ではそのコーナーすらあって(著者の中村氏は先日亡くなりましたが)確かに戦争がらみ、侵略や植民地がらみの題材においては素人目にも明らかに左よりの持って行き方します、それを反対論者は自虐史観と呼び、さらに批判の度を強めるのですが、当のNHKも恬として平気です。この龍馬伝も事実を枉げ過ぎだと学者が朝日に書いています。ドラマですから。制作側はきっとそういうに違いないのですが、見ている方は嘘とは思いませんわね、司馬遼太郎の小説読んで歴史の勉強した気分になるのと同じことです。へぇ、そうなんじゃ・・です。見た目のイメージの強さもあります。あんなイケメンを主役にもってくるとシナリオも格好よくしなければならぬことでしょうし。いえ、もっと見ている私たちが心しなければならぬことは、おちゃらけバラエティー番組ではない、小難しい体裁を整えた番組ほど作り手の作為に注意しなければならぬということです。歴史番組だけではなく、健康番組然り、時事番組然りです。ということは視聴者側のレベルアップも必要だということになりますが、そちらが整わぬうちでこその大プロパガンダであるわけです。啓発という名の大宣伝、刷り込みです。おお、心しなければなりませぬ!
 小沢さん、結局起訴されます。不起訴不適当という二重否定です。検察審査会が検察というプロ集団の決定を覆しました。検察がシロと言えばシロ(つまりクロと決めればクロ)という時代の終焉、なんて見出しもありましたが、大失策が重なりましたからね、ここは仕方のない流れでしょうか。ここぞとばかりに野党ではなくて、民主党の反小沢連中が言います、辞めろと。マイクもこちらにばかり向けられているんですが。原口さんが気色ばんでます、本当に無実だったらどう責任を取るんだ、辞職勧告している議員達は?!と。推定無罪の原則を貫くべきだと。この決定の前から辞めろと言ってた人達ですから、別に責任なんかないわけですね。出処進退はご本人が決められること、というのが議員連中の常套句です。周りが何と叫ぼうと、ですわ。でも、さすがの小沢さんも押されますね。さんざ叩いてきた人ですが、とうとう自分が落ちた犬になってしまいましたか。時代は巡ります。
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遠慮

2010-10-04 08:13:34 | Weblog
昨日、ご案内しました「音祭り」開催され、つつがなく唄って参りました。一人でギター弾きながらというスタイルはまことごまかしが効かないのです、間違えたらそのままです、他の楽器の音に隠せません、唄もそのままです(当たり前ですが)。バンドの大音量に慣れてると「生」に出ていく二つの音に戸惑うやら気恥ずかしいやらです。とてもいい修行、未熟さを晒される場、有難い機会です。主催者の新地悟朗氏に感謝します。
 阪神マートン、イチローの210本に並んだとスポーツ欄は一様の大きな記事です。この人のキャリアはドラフト一巡目で指名されてメジャーで5年やったんだそうです、大学時代はブイブイ言わしてた人ですね。でも、阪神に流れてきたということはメジャーでダメだったということです。そういう人がこうやって活躍する。もっとも派手なのは一年目だけですぐにダメになる(弱点ばかりつかれますからね2年目は)連中も数多いので、この人がどうなるかはお楽しみですが、野球に限らずサッカーやバスケットボールの外人選手見るに日本の流儀や色に合うということもあるんでしょうが、もっと高いレベルに行けなかったということなんですよね。つまり日本はセカンドチョイス、日本のレベルをそうやって知らされるということでもあるわけです。ブラジルの選手も自国のチームに入れなかったんでしょうし、黒人の長身バスケットプレーヤーもNBAに行けなかったわけです。敢えてこっちに渡ってきたわけでないところがミソです。阪神は外人に冷たいですから、マートンいつまでここにいられるか別の要素もあるわけですが、さて日本のスポーツ界がセカンドチョイスから脱却できる日が来るのでしょうか。
 新聞もTVも検察の不祥事の話ばかりです。もちろんこっちもお座なりに流してはならぬ事件なのですが、中国に拘束されているもう一人さん、どうなってるんでしょうか。中国の女報道官(スポークスマン)のあのきつい顔、口調での強硬態度を何度も見せられた者とすれば、もっともっとこっちも抗議したらいいのと思いますね。それともこれも世論操作ですか。ナショナリズムを煽るなって。岡田さんも仙石さんもそう言い続けてますからね。騒ぐと不利だという判断なのでしょうが、ずっと大声で抗議し続けるという手もあると思うのですがね。中国に倣うのではなくて、仕返しではなくて、言い続ける。早く返せと言い続ける。私達に見えるように言い続ける。中国に対することだけじゃなくて、私達日本人に対してアピールする。大事じゃないんでしょうか。
 
 
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交渉

2010-10-03 08:15:54 | Weblog
外交カードは中国にある、拘束されているフジタ社員の救出が為されねば強く出られないだろうと、毎日新聞の解説委員が言います。外交評論家は昨週河野元衆院議長が言ってた、日中問題は日本国内、中国国内のナショナリズムに対する問題なのだという発言を引いて、それどころか民主党内でも意見が割れている民民問題だなんて言ってました。水面下で交渉は続いていると言うのでしょうし実際にそうなのだとは思いますが、こういう時に前原さんが(もちろん菅さんでもいいわけですが)カメラに姿を晒しながら中国に乗り込む、俺が交渉しているという態度を示すことはいけないことなんでしょうかね。もちろんそんなことしたら「水面下」ではなくなりますし、受ける側も構えてします、態度硬化してしまうのはわかります。それは交渉でも何でもないという批判は理解します。中国があれだけ叫んだ後だから、同じように声荒げるのは得策ではない、ここは穏便に、という考え方も理解はしますが、いつもいつもこういう解決方法です。素人目にも、一つ事件がある毎に向こう(中国韓国アメリカどの国に対してもです)に押し込まれて押しこまれて、落しどころなんていう、大人の解決だから仕方ないのよという安易な諦めでやり過ごしてきた歴史は明らかです。それが日本の外交だ、戦争放棄した平和憲法の国の外交なのだ、実際そういうやりかたで国益が損なわれたことはないという反論があるのでしょうが、弱腰だ!という、理屈じゃない感情の憤りを放置し続けていいわけではないでしょうと思うのです。この辺りで前原さんに乗り込んでもらって(そういうポーズだけでもいいのです)中国の相当の人物に掛け合ってもらいたいと思うのです。すれば北朝鮮も見てますからね。こちらの問題解決の糸口になるやもしれません。細野さん辺りが行って交渉が成るなんてのは、つまり前原さんイカれてるようなものですよね。私のような考え方が学級会並みなのか、それとも、です。いかがですか。
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危機

2010-10-02 08:09:36 | Weblog
昨日池内淳子の事書きました。東芝日曜劇場「女と味噌汁」のこと書きました。でも記憶がいつもの如く不確かで、書きながら大不全感だったのですが、やはりこの番組はどの評論家たちも書き落とすことはできぬらしく、新聞各紙に載る追悼文は私の記憶をなぞり訂正してくれました。すっとしました。池内淳子扮する売れっ子芸者は「てまり姐さん」(姐さんです、姉さんじゃないです)、妹分のこももは長山藍子。すっとしました。
 中日が優勝しました、阪神が負けての優勝でした。新聞は手のひら返したように賞讃します。絶妙の人心掌握術」と。まぁよくも言ったり二枚舌。落合監督のマスコミへの不愛想さをあれだけ批判しておきながら、例えば荒木井端の二遊間の配置換えや、投手起用にガンガン文句言っておきながら、勝ったらこれです。何じゃそら?しかし阪神も何とも情けないこと。残り8試合でマジック7なんてどだい無理なこととはいえ、それでも4つ5つは勝っておおっ!と思わせるべきでしょうにね。ポンポンポンと負けてちょん。何じゃそら?最後をルーキーに託さねばならんかったところが今シーズンを象徴しますか。安藤、福原、久保田、遅れすぎた能見、そして衰えてきた藤川。ここが限界でしたか。
 検察の危機だそうです。何々の危機、なんて言い方はよく見出しに躍ること、本当に危機だったこと、つまりそのまま潰れちゃったことなんてついぞないことなのですが(平均株価が下がったり、円高が進むたびに経済破綻すると何人もの評論家たちが言い募りますが全くその気配もないことが典型です)、狼少年の喩を実現してはならぬとは思いますが、今回もどうなんでしょうね。確かに権力側が嘘で固めて人を陥れるは恐怖そのものなのですが、今後の展開です、逮捕するはいいですが、法律のプロ、取り調べのプロを捕まえてうまく手続きが進むんでしょうか。逃げ道を塞いで追い詰めるのがプロであれば、この人たちはその逃げ道を熟知しているわけですね。証拠隠避の罪らしいです。その罪の対象とするところを否定すれば法律上の罪は逃れられるのです、それが法廷です、道徳上のとか職業道義上のとかの誹りは全く別物です。それをよく知ってる者たち相手です。同じ穴の狢同士が形式上の罪のあるなしを争う、いわば不毛が今から続けられるわけです。それじゃぁ国民感情が許しません。中国問題と同じ、不全感に包まれます。それこそ国策捜査で有無を言わせずに有罪判決して「形を整える」方向でしょうね。細野さんの訪中を指示したのは仙石さんだったそうですから、今回も、弁護士の業界手続きだから余計に仙石さんの政治主導の捜査処分がなされるのでしょう。と思うのですが、さて仙石さん(菅さんじゃなくて。きっと仙石さんの言いなりなんでしょう)どう捌きますか(裁く、ではなくて)。
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