柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

隔世

2010-10-21 08:23:41 | Weblog
九州新幹線の陣容が決まったそうです。新大阪と鹿児島中央間の直通しかないようです。東京と鹿児島直通はないんですね。これもなんだか夢のない話です。あのブルートレインは、嗚呼、この電車が東京まで行くんだ・・と見送る恍惚感にその醍醐味があったのです、特に当地の如き田舎を颯爽と東京に向けて走る姿に憧れたわけです。東京駅に並ぶ新幹線の入口上に掲げてある行き先表示、鹿児島中央との文字に震えるんですわきっと、鉄っちゃん達は。大阪発札幌行きのブルートレイン(今もあるんでしょう?)、札幌まで行くんだ・・というあの表示にしびれるんですよね。でもそれがないんですね。残念。とても残念。既存ののぞみに相当するのがみずほ、ひかりがさくら、こだまがつばめだそうです。みずほはぶっ飛ばして鹿児島まで4時間足らずだそうです。でも今や広島から東京までもそのくらいでしょう?驚くにあたりませんか。新幹線開業当初は東京新大阪が3時間10分でしたから、これまた隔世の感ですか。もっとも、それ以前は特急こだまで6時間でしたからね。新神戸と小倉が余計(な停車駅)と思うのはきっと私だけじゃないでしょう。昔は一番早いのは新神戸も品川も止まりませんでした。こういう通過駅にも鉄っちゃん達は胸躍らせるんだと思います。もっともそういう頃から新大阪と京都とに停めるのはいかがなものか(単に近いからです)という意見もあったくらいですが、さすがに京都を外すわけにはいかなかったという顛末でした。ノンストップ作れば一番早いのは当然ですが、それじゃぁ集客に難が出るかという判断するのも当然ではあります。利用客の利便が第一ですからね、速さの競争は二番でしょう。時を同じくして東京大阪間のリニアモーターカーの計画が出てます、名古屋までの直線、そこから大阪までの直線、というラインです。中山道ライン、そして京都を通らないラインです。これまた面白いというか、物議を醸すというか。政治家の口利きの一番事例ですからね、駅づくりは。さてさて。
コメント
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