柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

世間

2010-10-15 08:12:11 | Weblog
小沢さんが検察審査会を訴えたそうです。あの決議の取り消しを求める行政訴訟だそうです。この辺り、一から十まで手続きですから「専門家」さん達の出番です、その専門家さんの一人、仙石さんがその是非について何やら反応しているようですがやはり素人にはついていけません。もっともこんなところについていく必要もないので、要は小沢さん側の考え方というか、このジタバタさはいかが、というところでしょう。代表選の時に「逃げない」と言明してましたね。いきなり逃げてますから、何なの?です。この人の(後ろについてる弁護士の、というのが正しいのですが)理屈は、検察が一年に亘って調べても何も出てこなかったんだから、俺はシロなんだ、それを今更同じように調べたって出てくる筈もないこと、というものです。輿石さんが記者会見できっちりなぞってましたから、そうなんでしょう。捜査のプロたる検察が・・云々と、昨今の検察不祥事を知らぬかのように、今更のように持ち上げるのも御都合主義でいやらしいことですが、プロが調べて結論出してるのに若造の(平均年齢を訂正してましたが、それでも34歳前後でしたね)素人たちの気分で決められたんじゃたまらねぇ!でしょう本音は。おれはシロなんだ!と居直ってるわけです。でも検察が不起訴にしたのは、それなりの証拠、彼らの手続き上の有意な証拠を単に見つけられなかっただけのことであって、シロかどうかはまったくわからないわけですね。そんなこと言い出したら裁判なんて意味ないじゃないか、という反論はわかります、でも裁判は真実を探す場ではないですよね、あくまで法律に照らし合わせる場ですから。手続き上は捕まえるだけのものが見つからなかった、というだけのことです。いえ、もちろんそれで人は有罪、無罪と振り分けられているわけです。そういう基準でもって裁くことが法治ということですし、その都度に大岡裁きでは統治などできぬことでしょう。そこは十分に理解し反対するものではないのです。が、社会の掟は法律じゃないんです。法律は諍い事を解決するために存在するものです。争いがない時には出番はありません。では平時を、社会の平安を保っているのは何か。世間様です。お天道様です。お天道様はお見通しでぇ!!あれです。卑怯なことするな、狡ことするな、人に迷惑かけるな、人様に後ろ指差されるようなマネするな。法律に書いてない事ごとです。これをみんなが心がけ守ってこそ社会の安寧安全です。検察は(弁護士たちの「専門家」)は法律との照合が役目です。検察審査会はお天道様役です。クリアカットですね。小沢さんは狡いんですわね。法律の網をくぐる手を御用弁護士が教えているだけです。同じ穴の狢の検察が手が出せぬ(指摘できぬ、挙げられぬ)のは当然でしょう。それが卑怯だと言ってるんでぇ、てめぇ!!こういう図式だと思います。狡いですわねぇ。この人には潔いという感覚がないのでしょうか。世間の感覚から大きくずれていると言うべきか。
コメント
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