柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

爛熟

2010-10-19 08:17:51 | Weblog
名古屋で開催されているCOP10、生き物会議、正式名称は国連生物多様性条約第10回締約国会議というそうです。どうせ京都議定書の類の会議だろう、二酸化炭素排出権なんてひねり出したようなその場繕いのビジネスの場なんだろうと斜に見てますが、やはりその通り金よこせ!の交渉場のようです。地球温暖化の、エコの、なんてのもそのままビジネスにつながってますし、温暖化の根拠になったデータも実は嘘っぱちだらけだと告発する本をいくつも見ました。ちょっと考えたらあの運動が偽善なることは明らかです、あれだけの数の車が排気ガス撒き散らしているんですよ、スーパーが買い物袋作らなくするのとどれだけ釣り合うんです?有料にするいい口実に過ぎないわけです。金のなる木を植えたに過ぎぬことです、業者が族議員動かして国家プロジェクト作らせて大儲け企むアレです。生物多様性という生硬な直訳見て、横文字使う感覚で素人煙に巻く、上等ぶる、いつもの学者達の役人達の大衆を見下す手筈と舌打ちしますが、多様性なんてのは医者の世界でも常用語です、いわゆる単なる業界語、術語です、色々ありますよというくらいの意味です、小難しく言ってるだけです。要は先進国が、原料を持ち出して行った国々に対して利益還元しろという交渉のようです。TV見ているとその昔の征服略奪の歴史を遡って、薬品や嗜好品に加工し利益を上げるためにその原料たる植物や鉱物を原住民を酷使しながら持ち帰ったこと、そういう歴史に対して利益還元しろといっているようです。賠償せぇ!です。もう一歩踏み込んでやや学術的な説得力の増す説明はこうです、先住民たちが詳しい分析や治験などなく経験的に知り伝えてきた薬草や薬鉱の知恵をそのまま奪い取り利用したことに対して見返りをよこせ、と。なるほどね。でも、この仰々しい会議の名称からはこんな内容は思いもつかないですね。で、実際にこういうコストがかかることになれば、それはそのまま薬代などに跳ね返るわけですね。その薬で命をつないでいる人達に直接跳ね返るわけです。そこをTVも叫んでましたが、そういう権利利権問題にすり替わっていくのは仕方のないことなのでしょうね。G7がG20なんて変わっていくご時世です。資本主義の大成熟、爛熟期です。あとは衰退しか待ってませんか。
コメント
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