柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

危機

2010-10-02 08:09:36 | Weblog
昨日池内淳子の事書きました。東芝日曜劇場「女と味噌汁」のこと書きました。でも記憶がいつもの如く不確かで、書きながら大不全感だったのですが、やはりこの番組はどの評論家たちも書き落とすことはできぬらしく、新聞各紙に載る追悼文は私の記憶をなぞり訂正してくれました。すっとしました。池内淳子扮する売れっ子芸者は「てまり姐さん」(姐さんです、姉さんじゃないです)、妹分のこももは長山藍子。すっとしました。
 中日が優勝しました、阪神が負けての優勝でした。新聞は手のひら返したように賞讃します。絶妙の人心掌握術」と。まぁよくも言ったり二枚舌。落合監督のマスコミへの不愛想さをあれだけ批判しておきながら、例えば荒木井端の二遊間の配置換えや、投手起用にガンガン文句言っておきながら、勝ったらこれです。何じゃそら?しかし阪神も何とも情けないこと。残り8試合でマジック7なんてどだい無理なこととはいえ、それでも4つ5つは勝っておおっ!と思わせるべきでしょうにね。ポンポンポンと負けてちょん。何じゃそら?最後をルーキーに託さねばならんかったところが今シーズンを象徴しますか。安藤、福原、久保田、遅れすぎた能見、そして衰えてきた藤川。ここが限界でしたか。
 検察の危機だそうです。何々の危機、なんて言い方はよく見出しに躍ること、本当に危機だったこと、つまりそのまま潰れちゃったことなんてついぞないことなのですが(平均株価が下がったり、円高が進むたびに経済破綻すると何人もの評論家たちが言い募りますが全くその気配もないことが典型です)、狼少年の喩を実現してはならぬとは思いますが、今回もどうなんでしょうね。確かに権力側が嘘で固めて人を陥れるは恐怖そのものなのですが、今後の展開です、逮捕するはいいですが、法律のプロ、取り調べのプロを捕まえてうまく手続きが進むんでしょうか。逃げ道を塞いで追い詰めるのがプロであれば、この人たちはその逃げ道を熟知しているわけですね。証拠隠避の罪らしいです。その罪の対象とするところを否定すれば法律上の罪は逃れられるのです、それが法廷です、道徳上のとか職業道義上のとかの誹りは全く別物です。それをよく知ってる者たち相手です。同じ穴の狢同士が形式上の罪のあるなしを争う、いわば不毛が今から続けられるわけです。それじゃぁ国民感情が許しません。中国問題と同じ、不全感に包まれます。それこそ国策捜査で有無を言わせずに有罪判決して「形を整える」方向でしょうね。細野さんの訪中を指示したのは仙石さんだったそうですから、今回も、弁護士の業界手続きだから余計に仙石さんの政治主導の捜査処分がなされるのでしょう。と思うのですが、さて仙石さん(菅さんじゃなくて。きっと仙石さんの言いなりなんでしょう)どう捌きますか(裁く、ではなくて)。
コメント (2)
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