柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

理由

2007-02-02 08:41:50 | Weblog
プロ野球キャンプインです。王監督元気そうですね、妙に安堵が湧きます、私如きがこんな気持ちにならずともいいことですが。他の出色は、工藤・大矢のバッテリー映像ですか。大矢はヤクルトの正捕手だった人ですからね。野村もああだこうだ言うだけでなくて、田中の球を受けてやればいいのに。それだけで大話題でしょうにね。
 朝日新聞カメラマンが読売記事を剽窃したそうです。ジャーナリストの風上にも置けない!と識者のコメント、朝日もあっさり謝って。明らかに個人の間違いであれば企業(組織)はそこを切ります、守りはしません。思想上の問題であれば、つまり白黒つけにくい問題であれば、組織として抵抗します。個人名は出てきません。こういう原則ですね。長引かせるより(遺恨を残すより)謝って早々に解決せよ、です。すみません、うちの者がバカしました。悪いのは朝日じゃなくてこいつです!ってね。
 横浜産院無資格助産事件、院長起訴猶予だそうです。刑事事件としては起訴しないという判断です。理由は日本の産科医療に支障を及ぼす虞があるから、だそうです。つまりどこでもやっていることだということ、これを禁じてしまうと全国の病院でのお産に支障が出るということです。産科医が足りない、助産婦が足りないと続きます。はぁ、です。素人が内診するんじゃないんですよ、看護婦がしていたんです。そんなに無茶苦茶なことではないんです。もちろん死亡事故が起こったから、その原因究明の途中でこういう無資格状態が発覚したのです。事故は事故だったのですが、無資格であることが死亡の直接原因ではないはずです。でも、叩かれますわね、姉歯事件の一連の手法で。どうしてちゃんとした手続きを守らないのだ!?です。でもこんな理由でいいんですかね、不起訴にしたこと。そんなにはっきりと身も蓋もなく言い切っていいんでしょうか、と思います。この事件と(妊婦さんが死亡したんです)全然関係のない理由ですよね。原告さん達は怒るでしょうに(もっとも民事裁判は相応に進みましょうから、損害賠償は確保されます当然)。日本の医療の危機とか、たがの緩みなんて言い方になるんでしょうが、いいえ、第一線の機関はそれなりにやっているわけです。ううむ、だから手続き無視を許すのではないのですが、手続き至上では行き詰まります。安全と安寧を得るべくの手段は、やはり相当の裁量として許していくべきだと思います。身贔屓でしょうか。
コメント (1)
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