柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

人の所為

2007-02-05 08:40:09 | Weblog
阪大医学部が従来の関連病院への医者派遣体制を再考するという記事です。どの大学もこうです。大学に医者が残らなくなったのです。産科や小児科、救急医療の問題が盛んに叫ばれ、医者が足りないとばかりやまびこ状態ですが、医者は毎年何千人も誕生しています(同様に看護婦も、助産婦も、保健婦も)、足りないわけがないんです。配置異常、分配間違いなんです。その元凶は04年に制定された新医師臨床研修制度です。研修医が過労死したことなどから、医局の人事専横が槍玉に挙げられ、例によって左翼連中の餌食になり、大学卒業生(新医師)が医局に残らなくてもいい、好きに就職先を選んだらいいという制度をおおっぴらにしてしまったからです。いいえ、私達の時代から、どこで研修しようが自由だったんですよ、ただ大学以外に出ていく者が少なかっただけです。今は都会の有名な大病院が門戸を大きく開きましたから、楽を求めて易きに流れ流れていくのです。こんな悪法をどうしてそのままにしているんでしょうね。地方の医療がどんどん崩れ壊れているというのに。医療は国策の筈です、国を保っていく根幹の一つでしょうに。
 福岡の教員採用試験漏洩事件の当事者の元校長が自殺していたんだそうです。記事によると1月1日から行方不明だったそうです。あらら。事件発覚当時、その処理手腕を期待した女教育長は、心よりご冥福をお祈りします、だそうです。あらら。死者に鞭打たずですかね、そうやってうやむやにしておけばいいのでしょうこの業界。その人の才能云々ではなくて、才能者無能者をどう配置するかの人事の問題なんです。ということは教育長の資質の問題。ということは、今流行りの任命者の責任、市長の才能の有無。市長にもっと物言わせなければならぬでしょう。縦割りに過ぎます。お仲間同士の集団(教育委員会)は腐るばかりです、そんなこと何十年も前から指摘されていることでしょうに。年功序列は、少なくともこの時代、欠点が利点を大きく上回っています。無能者がトップにいる集団が多すぎます。そういう学校に子供を通わせているんですよ。おお怖。
 北九州市長選、今をときめく麻生大臣が選対本部長やって自民党負けました、あらら。でも、当選した民主党員、失礼ながら悪い顔ですな。イケメンである必要はないですが、いい顔とそうでない顔貌とがありますわね。まさか当の候補者でなく、麻生さんとの悪顔比べしたわけでもないのでしょうが。いや冗談でなく、人はまず見た目ですからね。その人のことは何も知らない人ばかり、演説聞いたりマニフェスト見たりする人はやはり少ないでしょう、となると見た目ですわね、写真でポスターで見る情報のみ。かく言う私も今日の朝刊で初めて見て、こういう印象です。ううむ、それでこの人が勝ったということは、余程の相手だったか。反麻生?反自民?福岡ですからね、反自民はないでしょう。ならば「産む機械」失言の所為?いやいや選挙民はそんなことで選びませんよ、それはマスコミやら学者やらの机上の解説。候補者当人の人気ではなく、やはり反対票が多かったというわけでしょう、当地の今までの市政に対する向かい風。麻生さんの顔は潰れましたね、お気の毒に。当の本人達よりこうやって麻生さんのことが話題になる、まぁそういう選挙であったということではありますが。
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