柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

ステレオタイプ

2007-02-17 08:42:17 | Weblog
産経新聞の一こま漫画です、金属でできた虎に金正日が跨っている絵に「重油が入れば張り子の虎じゃなくなる」とキャプションがついています。なるほど。昨日の韓国の大統領の言です、北朝鮮には欲しいだけ与えよ、それで問題は解決するし、韓国にとっても儲け話なんだ、と。大丈夫かなぁこの男。いかに北よりの人間とは言え、えらく露骨です。例えばこういう事態なのかも知れません、核は持ったけれど重油がないから動かせない。「核を捨てるから重油をくれ」とは「重油があれば核兵器を動かせる」の裏返しで、「重油が手に入ればちゃんと核配備してあなたの国に打ち込めます」ので「核を捨てるかどうかはその後考えますからまず重油を下さい」なんでしょう。重油さえ十分に手に入れば正真正銘の核保有国になれる、日本や韓国を恐喝できるという読みでしょう。ま、そんなことは皆分かっているから、まず核放棄が先だなんて、ギャング映画の取引の場面みたいに' Money,first! 'の世界です。こんな国が隣にあるんですよ。日本もいい加減に優等生の学級委員役を止める時期でしょう、同じ土俵に上がる(品格落とす、野卑に下る)のではなく、静かにミサイルを向けるとか。おまけがアメリカで二つついてます。一つは、今次戦争の朝鮮からの引き上げ女性の自伝小説を米国が教材に使用したところ、韓国系米国人からクレームが付いたそうです。歴史認識が足りぬそうです。朝鮮や満州からの引き上げ者の悲劇は多くの本に書かれていることです。誰が悪いのか、となると百論です。関東軍やら日本の朝鮮統治やら拡げればいくらでも拡げることができる悪者探しになります。実物読んでいませんから憶測ですが、歴史認識がどうのこうのじゃなく、実体験ですからね、正しいも間違いもないですよねぇ。韓国の連中もどこまでもステレオタイプ。記事によると、韓国人記者が会見時に「どうして従軍慰安婦のことを書かないのか」と聞いたそうです。なんじゃそら?関係ないでしょうに。当時少女だった人の体験談ですわね。こいつも日本叩きのステレオタイプ。で、もう一つのステレオタイプ、米下院が従軍慰安婦問題で日本は国家補償せよとの決議案提出し、証人の公聴会開いたそうです。何?なぜにアメリカがいらん事を?全くアメリカにも左翼がいるわけです、それが民主党です、先日の選挙で与党共和党に勝った、あのヒラリーさんの。どの面下げてそんなこと言うんですかね。記事によると、自分たちはレーガン時代に戦争中の在米日本人に対する不法な強制収容には一人2万ドルの補償してきたのだ、それに準ずるべきだという理由らしいです。馬鹿馬鹿しい。自分たちは世界の審判者警察官と思い込んでいる独善者、要らぬ世話焼き連中、どうにもなりませんわ。あんたらが勝手に補償したこと、人に押しつけなさんな。あんた達の軍隊がレイプの略奪の惨殺のをしなかったとでも強弁するつもりか?原爆の罪はどうにも逃げられぬはず。日本が黙っているだけのことなのに、自分たちの悪行は完全に棚に上げておいて、まっさらの正義の味方ぶる。まこと気に入らぬ事ですが、これもこの国のステレオタイプ。さてさて、こちらに対してもそろそろ頭をキッと挙げて、謝ってばかりいないで言うべきを言う時期なんでしょう。いつまでも60年前のことをぐじぐじ言われ続けることもないでしょうに。やはり政治家の責任ですよね。安倍さん、いよいよタカのタカたるところ披露する舞台が整いつつありまするぞ。
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