ワープロ、パソコンの普及(なんてレベルじゃないです、蔓延です、社会人の必須技術です今や)で、自分で字を書く機会が減る、変換キーのお陰で(所為で)頭の漢字記憶装置が鈍り衰える。有識者達の嘆きとしてよく耳にしますね。読めるけど書けない。薔薇、林檎、鬱等々の類。書けるし意味はわかるけれど口に出すと間違ってる、読み方を間違う。破綻、脆弱の類。こういう病的状態があり失語症と呼ぶのですが、茶化すのではなくてこういう安易安直さは確かにヒトの言語能力を削いで行くのでしょう。変換間違いを嗤う記事は多く目にしますが、これも不注意だけでは済まされぬ要素もありましょうし。もちろん本を読まなくなったという背景も大きいでしょう。熟語や難しい漢字、箴言や諺、う~んと唸る言い回しなどはやはりしみじみとゆっくりと読書した時に身につくことですね経験から言えば。新聞や雑誌も同じことですが、とにかく読まないと覚えません、そういう単純則です。単純にそういうことに時間をかけなくなったから、なのでしょうが、それも情報手段の多様化なんてこれまた安直な解説で流されます。バラエティー番組やインターネットのヤバい!ええ~?マジ?遅っ!の氾濫では無理もないことですが、こういうことで通用するようになった、こういう社会になったということでもあります。何故こんなこと書き出したか。先日とある講演で、演者が暴露をぼうろと読んでいたのでした。意味もわかっていて、言われればちゃんと書けるに違いないのですが、彼は普段からそう読んでいるのですね。もう一つ、昔経験したのはハッサクです。病院で経験したことですが、その人は発作をハッサクと読んでいたのでした。ほっさと呼ぶことはもちろん知っているのですよ。でも、咄嗟の時には普段が出るというわけです。単に不注意でしょうか。それとも。あなたはいかがです?はじょう、じゃありませんよ破綻。きじゃくじゃないですよ、脆弱。相好を崩す、はどうです?知ってるつもりで知らないんです。咄嗟の時、急な場面で生身が出ます。常なる注意。言うは簡単ですが。
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