メルケルさんがロシアを訪問して献花してます。戦勝70年記念式典には出ず、その翌日だそうです。この辺りの虚々実々です。対独戦勝記念、ナチスに負けなかった記念です、当のドイツの首相がまさか出られないだろうとは普通の感覚ですが、しかしここもドイツの戦後処理です、あの戦争は全てナチスがやったこと、ドイツ国民は利用されただけなのだと逃げているのです。もちろんメルケルさんがやって来るようにあの事実から免罪されるとまでは強弁はせずに、ごめんなさいとは態度を示すのですが、ナチスのあの無体とドイツ国民は別なのだ、あの戦争責任はナチスにこそあり、ドイツにはないというのが彼らの言い分です。彼のワイツゼッガーさんの言を踏襲するのです。だから行きます。今次は西側の一員として式典には欠席しましたが、戦没者たちへの哀悼は捧げると言うわけです。ロシアとの意見の相違は深いが、戦没者を伴に追悼することは重要だ。メルケルさんの弁です。戦争の忌避、平和への誓い。そういう色を強く出すなら、世界中の大国の首脳が集うは意味がありますが、中国が煽っているようにファシズムと日本軍国主義への戦勝記念なんて帯つけられると、のこのこ出ていけませんね。だから翌日。所詮は人と人の交渉なのです。ロシアとドイツとの国同士の外交とは言え、所詮はプーチンさんとメルケルさんとの交渉なのです。十日の菊にならぬよう、さりとて嫌味にならぬよう。私達と同じことなのでしょうが。
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