橋下、散る。でも70万対69万ってまぁこれ以上の僅差がありましょうか分母が140万ですよ。投票率が66%、国政や地方選選挙を軽く凌駕します。橋下さん敗戦の弁の中で、これで少しは日本の民主主義が進歩したかなと言ってましたが、行政を自分のこととして考える、社会の構成員として社会の仕組みを考える、大阪市民にとればそういう稀有な機会であったことなのでしょう。結局人気投票になるだろうし、橋下さんの狙いはそこにあるのだろうとここで書いてきましたが、それこそよく選挙の時に候補者が言います51対49でいいんだ、この票差は多数決の本質は奈辺に、と考えさせられますね。橋下さんは今は妙に潔い感じを出してますが、それこそわかりません。でもこの票差ですね。多数決とは物事の解決方法の一つに過ぎません。が、勝った負けたの結果になります、正邪の色がつけられます。邪であればまだしも(感情論ですからこちらは)、正しい間違いと決めつけられます。多数決の結果が正しいわけじゃない。これは小学生の学級会からの経験で誰もが知ってることですね。だから勝った方に謙虚さ懐の大きさが要求されることで、今回も勝った方の自民党府連の頭が神妙に言ってました、橋下さんが指摘していた二重行政の無駄に対しては心して対応せねばならぬと。数字上も文字通り二分された世論です、勝ったとはいえ驕るわけにはいきません。さらに敗軍の将があの潔さです。さらに橋下人気は昂じるでしょう。江田さんが、きっとこの人は今の役が嫌だったんでしょうね、チャンスと見て代表降りると言ってます。口上はそれなりでしたよ、橋下徹という稀有な政治家をバックアップできなかったのは全くの力不足、って。ちょうどいい逃げ時と考えてたんでしょうね。あの雑多な(浪花のエリカ様はじめ・・)維新の会をまとめられるタマじゃないですこの人、あくまで文句言うだけの官僚崩れ。とまれ、橋下さんもう辞めるらしいですが、この人の言はわかりません。というか大阪人がまた煽りましょうよ。愛憎半ばするは人気者という証拠ですから。
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