柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

風評

2015-05-08 08:23:17 | Weblog
風評被害。どういうニュアンスですか?必要以上に忌避される。そういう意が含まれる、というかそういう意味ですよね。で、今次箱根の水蒸気爆発予想で誰も行かなくなって、町長はじめ関係者たちは二言目には風評被害と口にして、そんなに危険じゃないから来てくれと言ってます。遠くはネパールもそうだそうです、こっちには二次被害との見出しも打ってありましたが。二次被害。こっちの方が要らぬニュアンスを含まぬ分的確にも思います。とまれ、風評被害という言葉には、現実よりもひどく伝わってる、箱根全体がとんでもなく危険みたいに伝わってる、困ってる、こんな警報出されて・・。ひいては、どうしてみんな来ないんだよ!とこちらに鉾が向いているような。こんな報道は困るんだよ。ですね。現実以上の悪い評判との意味で町長は使ってますが、でも危険なんだから仕方ないし、こんな時はこういう報道になるもんです。福島の野菜に対して、それこそ福島産というだけで買わない、実際は全然大丈夫なのに忌避する、それこそ風評被害ってやつでしょう。今現実に危険が迫っている所に人が来ないのが風評被害というのは、言葉遣いとして間違いじゃないんでしょうかね。こちらは被害者だ、と言いたいわけですね。確かにそうなのでしょうが、あの大津波を指して、今までこの海から多くの物をもらってきたんだから、と諦めるあの言葉が思い出されます。火山は噴くもの、なんでしょうにね。御嶽山の悲劇を繰り返すなが第一義の筈ですから。
コメント
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