柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

主権

2013-04-22 08:21:58 | Weblog
主権回復の日。4月28日です。連合軍、アメリカの占領から離れた日です。それは日本から沖縄、奄美、小笠原と切り離した日でもあるわけです。沖縄から反発を喰らってます。どうして今更?そうですね、今までそんなこと聞いたこともないし、習ったこともないでしょう?学校の歴史(社会)の時間では明治以降は教えませんでしたからね(今は知りませんが、きっとそうでしょう)。私もこの日のことを知ったのは最近のことです、若いうちには知りませんでした。そういう教育だったんですね、穿って言えばアメリカ様を刺激するな、ですか。アメリカの傘の下で立ち直っていた状況下で、アメリカと戦争していた、アメリカに負けて占領されていたなんてことを殊更に言い立てて反感を湧き上げなくてもいいわけですね。そういう意向はきっとあったでしょう。事を荒立てるな。もちろん沖縄からの反発も十分に想定されて、それも大きな理由だったはずです。占領憲法の改定が自民党の党是とされていたはずですがそれも岸信介までで、ズルズル知らん顔続けていたのは見ての通りです。で、どうして今?もちろん安倍さんの意向ですよね、改憲への地ならし。国民の意識を掘り返す。日本はアメリカに負けて7年間も占領されていたのだ、そこの再認識。占領されて、言いなりになるしかなかった時に作られた(押し付けられた)憲法なのだ。だから我々の手で制定し直さねばならぬ、という流れを作るわけです。沖縄の反発は想定されていたことでしょうし、そこを敢えて押そうとすることにこそ安倍さんの方針があるのでしょう。中韓露に対する構えが喫緊の課題と捉えているのでしょう。国民の意識を喚起する。主権とは何か。主権国家とは何か。普天間問題に敢えて同期してぶつけるは、きっとこれも遠謀深慮なのでしょう。今後の押し方に注目です。そう思います。
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