柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

長寿

2010-07-30 08:16:36 | Weblog
桑田佳祐が食道癌だそうで。公表しないと公演中止の理由がつかないからでしょうし、ここで嘘ついても必ずバレますから(嘘つくと身内から必ず漏れます、緘口令を敷けば敷くほど漏れます。隠すより現るるなし、と昔の人はとうに喝破しています)正直に、なんでしょうが、どうなんですかねここまで言わねばならぬことですか。有名人であれば仕方ないことと放り投げればそれだけのこと、どうせ週刊誌ネタになるんですからあれこれ言われる前にという判断もわかります。でもねえ。こうやって告白することを勇気ある行動とやら立派なこととやら褒める風潮ですが、そんなことはないでしょうにね。脚光を浴びる有名人が癌になって・・という表面的にはお気の毒にの外交辞令、その裏にはザマ見やがれの優越感(自分のどこが優れているわけでもないのですが、その病気じゃないと言うだけのことで)。人気商売のすさまじさです。拓郎も肺癌だ、手術して、ツアー中止して、なんて言いだしてから猛烈にCDやらDVDやら出てますからね。ここでも何度も書きましたが、そうやって世間を煽って売る売る売る。あの一時代を画した大立者がもうすぐ死ぬんだ・・という喪失感の前倒し効果。拓郎は成功してますからね。と、妙に斜に構えなくてもいいのでしょうが、さて桑田の場合はどう沸き立ちましょうか。
 平均寿命が発表されて、日本人女はずっと世界一の長寿、86歳だそうです。男は79歳。この7歳差こそが大事なところと思うんですが。平均寿命と言うのは、たとえば今60歳の人ならあと26年なんて言う意味ではなく、今年生まれた赤ん坊がこれだけ生きられるだろうという数字なんですね。60歳の人には60歳まで生きた人の平均余命が別に出てます。普通は86歳を越えます、あと28,9年という数字のはずです。なぜなら60歳まで生きてきたという強さが加味されるからです。しかし86歳とは凄い数字だと思いますね。そこまで生きたい生きたくないという好き嫌いは別の問題とはいえ、年寄りさん達の老いや衰えを目の当たりにする毎日である身には、この数字には溜息が出ます。医学の進歩、生活レベルの向上、社会福祉の充実、要因は色々なんでしょうが、さて皆さまの感想はいかがなものでしょうか。
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