柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

制度

2010-07-13 08:22:50 | Weblog
参院選大敗して首相(党首)辞任せず党役員入れ替えずねじれ国会に突入して、と全く安倍さんの時のカーボンコピー。もっともこちらは9月に大きな波がきます(代表選)から、菅さんが体調壊す必要もなく嫌でも首相交代劇に移行しましょうか、ここだけは安倍さんと違うところで。文藝春秋で野坂広務と立花隆が小沢さんの今後の動向を予想してますが、こんな無様な負け方して(もっていかれて)黙ってないでしょうね普通に考えれば。少し静かにしておいてくれと言っておいてこのザマかい?です。こっちも十分に面白いし、みんなの党の躍進がどう影響するか、これも楽しみだし、この「勝ち」を機に自民党がどう変わっていけるか、これもちゃんと見定めなければならぬし、なんですが、ねじれ国会状態が長く続くと国勢がなお一層停滞する、景気発揚など遠い夢物語に思えるし、第一国際的な信用が失われると、評論家たちや町の「有識者」たちが溜息ついてます。いやいや、これが議会民主主義の本来持つ主作用(副作用ですか)ですからね。選挙で代議員を選んでその人たちに政治を任す。そういう体制を日本は選らんでいるんですから仕方のないこと。というか、こうなる方が健全なんじゃないですかね、国民の意思の反映という意味では。衆院選の時はみんなが自民党の為体を叱った。でも今回は民主党には任せられぬとみんなが知った。とても分かりやすい「民意」ですわね。これだけくっきり反映されるはやはりこの制度自体が健全に機能している証拠じゃないんでしょうか。もちろん細かい事言い出すと小選挙区制と中選挙区制との比較なんてことになってきますが、選挙で議員を選ぶという制度である以上はねじれるは想定内のことですから。ここで眉を顰めても仕方のないことではあります。今までの自民党支配が異様だったと、もちろんそれがまこと日本らしいことと言えばその通りなんですが、そういう解説が正しいんじゃないんでしょうか。二大政党制なんて新しい事のように大声出さずとも。ねじれてねじれてどこかに収まる。そうやって代わっていく。この制度である以上は、我々国民は見ているしかないわけです。これがつまんない?そうですよねぇ、本当に。
コメント
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