柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

思い出すこと

2006-12-21 08:40:54 | Weblog
青島幸男氏が亡くなりました。この人を語り出すに話の枕は決まってシャボン玉ホリデーです。この番組をリアルタイムで見た(覚えている)最後尾が私達の世代でしょう。布施明、小松正夫、なべおさみ、タイガース(ジュリーですよ)・・。クレージーキャッツのコントはTVギャグの基本を作ったんでしょうね、お呼びでないとかハラホロヒレハレとか。スターダストを唄うピーナッツ、二人の間にハナ肇が入って喋る、肘鉄を食らわせる、ハナが去る、カメラが退いていく最後のシーン。うむ、結構覚えています。この全てが青島さんのアイデアだったのでしょうか。もう一つ、以前この欄でこの人が時の首相田中角栄に向かって「男めかけ」と言い放ったと書きましたが、その時の首相は佐藤栄作でした。私の単純な記憶違いでした、お詫びして訂正します。
 亀田、昨日は完全な勝ちでしたね。素人目にも勝ち。圧勝。でも、新聞で書かれているように、亀田の技術が上がったとも思いませんでした。戦術の変更はあったのでしょうが、ぎこちなくてパンチもそんなに効くようにも見えないし、足を使った戦法なんて言いますが、あれで?と思いました。足を使うアウトボクシングはもっと典型例があるし、もちろん前回のどつきあい然とした無茶とは違いましたが、どうもそういう評価もなんだかなぁ、です。相手のランダエタへの評価には肯きました。まったくやる気がないようでした。打たないし、前に出ないし。体調が悪い?生活かけて来てるんでしょう?がっかりでした。今度はこっちの八百長じゃないのかい?アメリカのジャッジが亀田に満点つけていたことに「疑惑」を押しつけている新聞がありました。ううむ、またまたよれて捻れていきますか。ああいう奴が気に入らぬ者はずっとそうでしょうし、あれこれ難癖つけるもの。ああいう奴を面白がる者はやんやの喝采、インタビューでおやじの話になると涙ぐむシーンにぐっと心を掴まれるわけです。しかし、ジャッジ3-0は確かなこと、今回は立派な勝ちです(ランダエタがいらん事告白なんぞせねばの話ですが)。さてチャンプ亀田、今後はどう身を処しましょうか。
 今一人の訃報、スポーツアナウンサー渡辺謙太郎氏。顔を名前が一致しない人も多かりましょうが、声を聞くとああこの人と分かると思います。この人のナイター中継は小気味よくどこへも偏らぬ(日テレアナウンサーの巨人偏向の好対照)実況は耳に快かったですね。名物アナがまたひとり、という感です。合掌。
コメント
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