柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

新しい貧困

2006-12-20 08:40:47 | Weblog
さて、ビッグマウス亀田、因縁の再戦です。どうなりましょうかね。今度負けたらボロボロでしょうけれど、そうならぬように今回はおとなしく過ごしてきたんでしょうからね。負けても叩かれぬように。でも、TBSもこの黙んまりはあんまりですよね、手のひらを返したように。でも、スポーツは結果が出ますからね。。勝ったらまた大変でしょうけれど、あのおやじが。
 中国新聞にワーキングプア working poor の記事です。NHKが特集したそうで、その時の題名が「努力すれば抜け出せますか」だったそうです。見ていませんから詳細には亘れませんが、この記事見れば想像は付きます、石川啄木の恨み節のようです、じっと手を見る。格差社会を糾弾する論調です。弱者の論理です。さて果たしてそうでしょうか。海外との価格競争を取り上げていますが、何のことはない、昔日本がのし上がったとき同じ手口で欧米を追い抜いてきたのです。安い労働力、勤勉忠実な性格。今、中国が韓国が台湾が他の東南アジア諸国がそうやって頭を上げてきただけのことです。日本が対応できないのです。豊かになると言うことは、人件費が高騰するということです。誰が考えてもわかることです。日本人は高いから、より安い労働力を求める、普通に考えることでしょう。そこでふるい落とされる人々がいる。当然ですわね。それをまた糾弾する人々がいる。格差社会の、弱肉強食のとあげつらう。そうですかね。努力すれば抜け出せますか?いいえ、それだけで抜け出せれば世話ありません。一所懸命やればいいんですか?そんな甘い考えで生きてこられましたか?工夫はされましたか?人に勝つにはどうすればいいか、考えたことがありますか?平等社会はそういう機会が平等であることなんです。「新しい貧困」などと言葉を作り、何でもかんでも人の所為にする、社会の所為にする。そんな考え方している限り、その「新しい貧困」とやらからは抜け出せませんよ。私はそう思います。如何ですか。
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