昨夜は恒例のクリスマスロックンロールパーティーでした。多くの方に来ていただきました。幸せなことでした。昨日この欄に、このパーティーの動機は「唄うのをを聞いてもらいたい」「演奏するのを聞いてもらいたい」という高校時分と何一つ変わらぬ単純且つ強い思いだと書きました。今年も同じ思いで用意し、気持ちを高め、パーンと弾けて(ここには来ていただいている方々:観客の存在が必須です)、一夜明けて今日、とても幸せな気分でおります。動機である強い要望は十分に満足を得たということです。毎年思うことですが、まこと恵まれたことであります。そして感謝する気持ちが年々歳々強くなります。この幸せな気分は、十のうち九までが来ていただく方々に負うもの、行ってやろうと思っていただける事に負うものであると気づいているからです。残りの一つはいろいろ用意する段での「せんなさ」(当地の方言です、面倒さ、気詰まりさ、不安さなどを含むニュアンスです)を越えた安堵感です。始めた当初はとにかく少々の事には挫けずに何とか続けていくぞと念ずるばかりでしたが、今から思えば間違っていませんでした。ここが勘所であったと今になって思います。上手にやる、アマチュア(素人)に逃げない。これももう一つの柱でしたが、幸い一緒にやってくれるバンドが相当のレベルでしたので(もちろんセレクトはいたしましたが)こちらは運にも恵まれました。グレードアップも今なお念じ続けていることであります。うむ、やがて唄えなくなる時が来るんでしょうが、レベルが違うとは言え、ポールマッカートニーもミックジャガーもエリッククラプトンも、私より一回り上の世代のあの姿を見るにつけ、まだ十年はやれるかなと思い遣ってはいることです。ちなみに、あのパーティーは利を求めるものではありません。赤字を出さぬようにとは工夫しておりますが、毎年そこ止まりです。儲けているんだろう、と勘違いされる向きにはどうぞご訂正下さい。だから続いているのだとも言えましょうかと、思ってもいます。来年もまたやります。どうぞお越し下さいませ。
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