柳蔭書翰

徒然なるままに、音楽関連の話題に拘らず、常ならんこの世の事々書き散らし諸兄のお耳汚しに供したく思います。

別の悲惨

2006-12-08 08:39:47 | Weblog
アジア大会(この大会も何だかなぁと思うのですが)、野球で台湾にサヨナラ負けで銀だそうです。なんでも、今回は日本はアマチュアばかり、台湾や韓国はプロを集めてやってきたんですって。台湾は大喜びでしょうね、そういう報道をするでしょう、WBCやらアジア選手権やらの仇を討ったぞって。で、こなた日本の言い訳は「あれがプロだ。日本はアマチュアで、ここまでよくやった」です。監督がこんな事言ってたんじゃぁ、お遊びだったって言っているようなものです。公費で派遣されているんでしょう?全日本の運動能力優れた方々。こういうところが無駄遣いじゃないんですかねぇ。
 12/8は大東亜戦争、太平洋戦争の開戦日、第二次世界大戦参戦日です(ジョンレノンが殺された日でもあるのですが、これは今日は措きまして)。朝日はページを割いて例によってあんな無茶をやったんですよ!論を張ります。他紙はコラムでさりげなく触れます。風化ですか、いや最近はその逆でしょう、戦争関連の映画が多く世に出ましたから。男達の大和、出口のない海、父親たちの星条旗、そして硫黄島からの手紙。硫黄島からの手紙はまだ封切られていませんが、えらく話題になっています。二部作の前作がよかったからでしょう。見に行かねばと、思っています。あの戦争は是か非かという論議、あの作戦はいかが、この命令は?といった検証はもういいのじゃないですかね。いやもちろん十分に事実を知った上でです。いまだに「たられば」の鼎談やら考察やらが月刊誌を飾るということは、未だ国民のコンセンサスとしての決着がついていないのでしょうね。識者が言うように、わざと国が施政者が自民党が避けてきたのでしょう、それには左翼の強い力があったのです。いまだに憲法改正が為されない事実が雄弁に物語るわけです。先の映画を見た後に女房が言いました「女に政治させればあんな馬鹿げた殺し合いはしない」ああ、そうかも知れない、と思いました。誰かの言に「男は死ぬ性、女は産む性」というのがあります。これを聞いたときに深く感じ入ったのですが、男は死ぬために生きているのでしょう、ことを解決するために死を以てする、そういう自分に埋め込まれている心根、太い杭のようなものを感じました。本能などと言ってしまえば頭の中だけのお利口な薄っぺらい理解で終わってしまいそうですが、私が男であることそのものというべきか、そんな意識です。女が政治をすれば戦争なんて言う馬鹿馬鹿しい解決方法は選ばないという考え方はあながち絵空事ではないです。もちろん、イギリスのサッチャーのように男社会にひとり女が異彩を放つという環境ではなく(あの人はあれだけ強い人だったから名を残せたのです)、どの国も女が政治をするんです。女同士で世界を回すのです。自分の息子を戦死させるような選択はおそらくしないでしょうね。そして、日常些事でいつも感じている女の優越性、これは謙遜でも諂いでも阿りでもなんでもなくいつもそう思っています、女の社会性の高さ、
問題解決手段の多様性がきっとうまく発揮されるでしょうねぇ。本当にそう思います。でも、かたやでは、今は誰も想像のできないような悲惨 misery ももたらされるかも知れませんね。戦争に変わる、暴力を使わない悲惨。女ならではのぶつかり。でも、一度替わってみるのもいいですよね。むろん優れた女性に預けたいところですが。いかがですか。
コメント
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