memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

新規制でカンボジャ漁船が追い払われた    タイ (2)

2015-07-26 00:03:23 | 亜細亜海道

この省の海産物レストランの経営者らは在庫は1、2日で底をつくという。もし大型漁船が繫がれたままであれば、彼らは店を閉めるしかないという。

Yalaでは, Muang 行政区の最大の水産物市場であるPimolchai市場で売られる魚や水産物の価格はいまだ調整されてはいない。多くの地元民はこの市場で水産物を買い求めているのが見られる。

魚商のRussawaida Torlaemaは近くのPattani省から魚を運んだという。しかし、彼女はPattaniの漁船が金曜日に出漁した場合、逮捕されたり罰金を余儀なくされることを懸念している。彼女によれば、こうした漁船の係船により彼女や仲間が売る魚が無くなるという。そうなれば魚の値段は急騰するだろうと。

火曜日Prayut Chan-o-cha 首相は違法漁船に対する取締りを行うことを約束した。PrayutはIUU漁船取締りの延期を求める漁業者に対してこの宣言をしたものである。漁船オーナーらは操業を2ヶ月間停止し、漁船や漁具の改善を行う。しかしながらGen Prayut は違法操業取り締まりセンター部隊 (CCCIF)はだいぶ前に漁船に対し漁船の登録や漁具を基準に合わせるようにとの警告を行っていたという。

 


一発で撃沈、ロシアが新しい大砲を開発

2015-07-26 00:02:47 | 海事

ロシア国防省は遅延起爆装置を開発、これにより艦船に対するより効果的な攻撃が可能という(7月4日Sputnik)

ロシアの NIMI (科学技術研究所)は知的なプログラム制御できる遅延起爆装置のついた砲弾を開発した。これによれば敵の艦船を一発で撃沈することが出来ると同研究所長のValery LebedevがRIA Novostiに語った。

砲弾が船体に当たると、まず船殻を貫通したあと、一定の時間をおいて避けることの出来ない破壊を与えるものであるとLebedevはいう。米国海軍も同様のものを開発しているという。「こうした遅延起爆装置は世界的な傾向である」と彼は言い、この新しい砲弾は軍艦、沿岸、航空目標に対して効果を増すという。


今後の世界食糧供給が直面する7つの課題

2015-07-26 00:01:54 | 

それは単に天敵や乱獲だけが食糧供給のリスクとなるだけではない。日本のNEREUSプログラムのためにUBCブリテイシュコロンビア大学が行った研究によれば気候変動や海の酸性化もかなり影響食料の未来と対立するする(7月2日SFS)

気候変動、酸性化、乱獲、海洋生態系の破壊により漁業が衰退するとNereus Program の研究者らは認識している。そのほかには温度変動、二酸化炭素排出が上昇する傾向にあり、それぞれの地域で漁業が遭遇する魚種が異なったものになることを示唆している。

「CO2排出の持続により地球の大気圏の化学は変化し、海洋の化学が変化することは実証できる。海洋の酸性化の増大と酸素の減少の証拠は海洋生物と生物多様性に危機的な要因となるがこれらが高まっている。当然のことながら海洋の変化は海洋生物を支える能力に影響し、最終的に漁業に影響する」とUBCの研究者らは最新のNereus Program報告伝述べている。

「我々の食卓にならぶ魚の種類は将来まったく異なったものになるであろう」とUBC準教授でこのプログラムの協同研究者であるWilliam Cheungはいう。「漁業はより温暖水系の魚を漁獲し、サイズは小形になり、我々の地元や海外からの輸入にも影響を及ぼす」

今後、漁業や水産物の利害関係者らは将来の海洋の変化について考える必要がある。

1.CO2排出により世界の海洋の特性が変化。とくに温度、酸性度、酸素濃度などは過去数千年に見られなかった未曾有のものとなる。

2.気候変動が海洋の生物生産性に影響、その範囲はプランクトンから最上位の捕食者にまでおよぶ。

3.気候変動はすでに世界の海洋生態系や漁業に影響を及ぼしている。その更なる影響は現在のCO2排出傾向に影響される。

4.漁業は世界的規模で海洋生態系に大きな圧力をかける、生物多様性や食物連鎖構造を改変させ、その持続性目標への各共同体の可能性をも変える。

5.気候変動の影響は乱獲や生息場所の破壊に相互に作用する過剰な漁船団規模、沿岸開発、市場の拡張にも影響する。

6.養殖事業は急速に発展、海洋での漁獲による供給に取って代わる可能性がある。とはいえ、その長期的かつ社会的持続性を含む影響の完全予測はいまだ出来ない。

7.将来の漁業の持続には国際漁業法の強化や発展が必要である。また海洋統治の国際的枠組みを必要とする。