memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

90年前に消えた汽船が出現   バーミューダ・トライアングル

2015-07-10 00:02:10 | 海事

汽船SS Cotopaxiは1925年12月消息を絶っているが,最近になってその姿がカリブ海で見られた。場所はバーミューダ・トライアングルBermuda Triangleである(6月23日Pravda)

およそ1世紀もの後に文字通り本船が出現するとは誰も思ってはいなかった。キューバ当局はこの事件の真相解明を行うという

この未確認船舶が出現したのは航行禁止区域でハバナの西沖で5月16日のこと。乗組員との接触を試みたがこれはかなわず、沿岸警備隊の3隻のパトロールボートが本船の捕捉のために出動した。この船は前世紀に建造された古い船舶であると判明したが、誰も乗船していなかった。そのすこしあとにこの船は伝説SS Cotopaxiであることが判明、この船は1925年に謎の消息を絶っていた。

1925年11月29日SS Cotopaxiはチャールストン港からハバナに向かった。その二日後、連絡が途絶えた。それ以降何もわかってはいない。

Clinchfield 航海会社の本船汚染長の航海日誌は1925年12月1日で突然終わっていた。その記録には本船船員の興味深い日常生活が記されていたが、戦場で何が起こったのかの記述は無かった。もし船が沈んだのであれば、その船員や衣類はどうなったのか?全員が海に飛び込んだのか?

興味深いことにこの船が見つかったのはバーミューダ・トライアングルのなかである。この区域では何十隻もの船舶や航空機が消えている。バーミューダの異常を伝える話が幾多ある。その一部には信じがたいものもある。(バーミューダ・トライアングルは異次元へのポータルサイトではないか)


ガルシアの密漁シンジケートに対し1,100万ユーロの罰金  スペイン政府 (1)

2015-07-10 00:01:06 | 海事

スペイン政府は先週金曜日、密漁IUU操業に手を染めたスペイン人とその会社に対し1,100万ユーロの罰金を命じた(6月22日MP)

Eu内部の連合体である3つの国際NGO、EJF、OCEANAおよびWWFはこの罰金はIUU操業に対するものとしては過去最高額であり、他のEU諸国についてもこうした取り組みをするよう呼びかけた。

この罰金はEU政府によるものとしては過去最高額で、彼等が南極海で行った19件の深刻な違反操業に対するものである。これらの会社はガルシアシンジケートと結び10年間以上にわたりPatagonian toothfish(メロ)の違法操業を行っていたもの。

「これはEUがIUU操業に課した罰金の最高額のものである」とOCEANAの漁業キャンペーンマネジャーのMaria Jose Cornaxはいう。「この発表はオフショアカンパニーや便宜置籍ににより守られていると思っているものたちへの明瞭な警告である。EU諸国はIUU操業をこれ以上見逃すことは無い」と彼女はいう。

写真:密漁漁船Kunlun


衛星追尾を遮断した漁船に罰金    中国

2015-07-10 00:00:12 | 海事

中国は政府の一部補助で装備した衛星航法システムを遮断して操業した漁船を罰金に処した。こうした罰金は中国では珍しい(6月22日SFS)

しかし何故漁船がシステムを遮断していたのかしてはいないが、海洋漁業局海南支局はその声明文で 罰金徴収は1隻当たり5000中国元 (USD 805, EUR 710) でその対象は39社の233隻の漁船であると発表。これら漁船はBeidou 航法システムを一定期間遮断中には6ヶ月におよぶものもあったという。

この懲罰は中国が領海内でのサンゴ礁保護のための取り締まりを行うためである。沿岸を持つ浙江省と海南省は違法操業に対する警告を発していた。(中略)

中国は近年漁船に対して自国の航法システムであるBei Dou (Beidou)の搭載を奨励これは米国のGPSに替わる航法システムである。中国の各部局による推定では現在は60,000の漁船がこれを装備しているという。 このシステムの搭載コストの90%を政府が補助しているが、漁業が主要産業である福建省ではこのシステムの搭載を燃料代助成金甲府の条件としている。

中国は同様にこのBEIDOUシステムをタイなど他国の漁船に普及させ市場とすることを考えている。(以下省略)