Stung Treng, Cambodi発:ある朝、会社のブルドーザーがやってきて、Ota Khami の高床式の木造家屋を押し倒し、渦巻く泥水はメコン河へと流してしまった(6月27日THEAGE)
4345kmにおよぶその河の流れの咆哮、滝、谷間は長い間旅行者や探検家をひきつけた。Ota Khamiの7人の子供と妻は巨大な重機にマンゴ、カシュウナッツ、ジャックフルーツの樹木を倒されて泣いた。「我々は何も出来ない。生活が破綻した」とカンボジャ北東部の55歳の村人はいう。
それから12ヶ月が経過した今、その土地は彼がラオス国境近くのSesan川の岸辺に1990年代の終わりに彼が家を建てるために切り開いた土地であったとOta Khamiいう。その場所が運河となり75mの高さのあるコンクリートの壁が作られている。これはカンボジャとラオスのアイのメコン地峡として知られるところの11箇所の水力発電所のひとつとなった。
保護活動家、政治家、そして少なくとも1人の首相が中国や東南アジアの都市集中化による水力発電について疑問を呈したことがある。こうしたダム開発がメコンデルタの4,000万人以上の人々の食の供給の脅威となり、べトナムの食料倉の脅威となると。
環境保護主義者で元タイ国会議員外務委員会会長のKraisak Choonhavanはダムの建設は”#壮大な規模の災害をもたらす”と声を上げたがそうした声はアセアンメンバー諸国の団結を粉砕する恐れがあるとされた。
ベトナム首相のNguyen Tan Dung は彼の国のGDPの27%、米の輸出の90%、水産物輸出の60%が危機にさらされると発言。その主因は破壊された堆積物の流れがメコンデルタの整合性を破壊すると訴えた。