memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

スシはその魅力の犠牲者だ

2012-12-05 00:03:58 | 
ドキュメンタリー番組”スシ、世界の漁獲”は視聴者を静かに番組にひきつけたことだろう。しかし、実態としてスシ職人に日本でなるためには大変な経験が求められる(11月15日cicagotribune)

7年間の見習い期間は物好きだからではない。最初の3年間は皿洗いと出前持ち。米のたき方を学ぶだけで2年間。やっと5年目で板場の裏で働くことを許される。出前用の皿の準備や巻物つくりである。 彼自身が客の前に立つことができるのは要約7年目のことだ。ある板長はいう「会話の仕方や、ジョークを交えた客とのやり取りまで」と。

途中で、ドキュメンタリーフィルム製作者のMark Hallは些細だが記憶に残ることも取り上げている。ワサビはバクテリアを殺す役割をする。すしが最初に登場して以来、ワサビはスシといつもともにあるのは 理想的とはいえない衛生状態が理由であると。Hallは東京の築地市場にも目を向ける。そこでは漁獲物が荷おろしされ販売されるが、仲買人らは手指による合図で取引する。あたかもシカゴ。オプション取引所のようである。そして映像は需要の高さゆえに急速に消滅しつつあるクロマグロの取引の様子に焦点をあてている。

「それはスシの魚としては最高点のものだ」と今週彼と話をしたときの彼はいった。しかしどうしてこの魚なのか。ほかのものとは何故対照的なのか。それは美学のようなものなのかと自分は考える。ほかの多くの魚とは違い頑固な一貫性があるのはその色目によるのか、マグロは畜肉にも似ている。生の魚を食べるときクロマグロの見かけや匂いは非常に素晴らしい。

「さまざまなものがそれぞれ役割を果たしている」とHallはいう。「それははじめてスシを食べる人にとっての入口だ。サバのような臭いはない匂いはしない、サバの臭いは明確だ。ゼラチンのように見える奇妙なものでもない。脅威を与えることがない。だから人気がある理由だろう」 Hallが数年前にポーランドを旅したときに重いもしないスシのトレンドを発見した。「行く先々で、私がポーランドで一緒に働いた人々はスシにとりつかれていた。スシの連関について想起させた。この陸封されたような国のスシ店はどうやって魚を手に入れるのか。東欧のどこも同じであるが」

彼の東京での取材を通じて「スシに使われる魚の入手がますます難しくなっていることを聞いた。多くの漁獲が行なわれ大型マグロを見ることが少なくなった。市場で魚を書く人々から仲買人や海洋生物学者までもが世界中のスシの人気に帰結している。マグロは獲り尽くされている。それが自分がこの映像を製作しようとした理由だ」
Hall はカルフォルニアの”海の将来センター”のボスのMike Suttonと話をしたことがある。「自分たちはクロマグロを海のポルシェと呼ぶ」とSuttonは映像の中で語っている。「なぜなら、ポルシェと同様に高速で、その大きさもポルシェに近い、マグロは1500ポンドにもなる、そしてその値段も高価なポルシェと同じで、質のよいクロマグロは10万ドル以上にもなる」

米国輸送艦をカムラン湾で修理  ベトナム

2012-12-05 00:00:55 | 亜細亜海道
米国海軍輸送艦USNS Alan Shepard (T-AKE4)がKhanh Hoa省カムラン湾のBa Ngoi港に入港。カムラン湾造船所で修理作業が行なわれる(11月21日VNN)

同艦は米国太平洋艦隊の輸送艦で長さ210m、幅30m、41,000トンである。この艦には士官22人と民間人160人が乗り組んでいる。今回の入港にあたっては総員数を121人としている。艦は11月26日までカムラン湾に停泊、小規模な修理を行なう。
自然環境に恵まれた同地への輸送艦の入港は2010年以来6回目である。

魚類輸出が大幅に回復  チリー

2012-12-05 00:00:15 | 水産・海洋
漁業及び養殖による輸出がチリーで伸びている。同国はサケのISA病害の蔓延から立ち直り、政府はこれら部門に対する投資を継続。2012年第一四半期には前期に比べ10.8%の輸出の増加を達成した(11月20日TFSND)

この期間に食関連産業は経済の主柱となっ。GDPの10.3%を稼ぎ出し、経済成長と開発の中心的役割を果たしている。今日チリーの目指すところは明瞭である。国際的に活動を広げ信頼を得ることである。現在から2020年までの間にチリーは世界第10位を狙い、現在の輸出金額120億ドルを200億ドルにすることである。

2011年には漁業養殖部門がチリーの輸出の5.8%を担っていた。チリー中央銀行の数値によれば漁業養殖部門の輸出総額33.597億ドルであった。輸出拡大製作の中でこの部門は重要である。最近の成長においては漁業養殖部門の改善と投資が挙げられる。
在フランスPROCHILE貿易事務所の役員Pablo Monttは漁獲量の増加は輸出を増やすために維持できる方法ではない。そうではなく,チリー漁業は輸出金額を付加価値をつけることで行なう。このためには認証機関のスキームを取り入れ他の他の製品との差別化を計るとともに常に品質の向上と食の安全を維持すると。

現在のところ養殖部門の輸出はサケ類(アトランテック、ギンザケ、ニジマス)7とイガイを基盤としている。しかし公的および民間部門ともに他の養殖品種の開発に努めている。全輸出の3.6%と、チリーは世界第2位のサケの生産国である。2011年尾サケとトラウトの輸出量は38.5万トンで金額にして29.26億ドルであった。これはチリーの輸出成長に大きく寄与している。 (以下省略)