memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

違法操業で8カ国にイエローカードで警告   EU

2012-12-04 00:01:43 | 水産・海洋
EU委員会が火曜日に開発途上国8カ国に警告を発し、犯罪的な違法操業をやめなければ制裁を与えると。この発言はその一歩を踏み出したとAFPが報じた(11月15日focusnewsagency)

同委員会はベリーズ、カンボジャ、フィージー、ギニア、パナマ、スリランカ、トーゴ、バヌアツに対しいまだ制裁を行なっていない、しかし間違った行動をすれば漁具の販売などで制裁に直面するだろうと圧力をかけた。「これはブラックリストではなく、イエローカードである」と欧州海事コミッショナーのMaria Damanakiが声明を発した。 「我々はこうした国々のパートナーでありたい。しかしわれわれとしては世界に向けてEUは違法操業を座視できないことの信号を送りたい。犯罪的な活動は漁業共同体の生計を弱体化させるろとともに魚資源を枯渇させる。「すべての手段で根絶せねばならない」とDamanakiはいう。

これら8画に対しては対応と行動をお起こすための猶予時間を与えると声明は述べている。記者会見でつぎのにスッテプについて問われたDamanakiは「もし彼らが協力的ならば結構、そうでなければ欧州委員会は対策を提案する。貿易上の対策となる。次は単なるイエローカードであはない。それはだれにとっても痛みを伴うものとなる」と。インドネシアはおよそ1年間にわたりEUとともに行動してきた。よってこのリストには入れていない。世界最大の魚の輸入をしているEUは2010年IUU対策指令を導入している。規則を軽視する者に対し市場閉鎖をするのが狙いである。Damanaki は違法漁獲が世界漁獲のおよそ2割を占めているという。

2魚種について合意得られずがっかり    欧州OCEANA

2012-12-04 00:00:44 | 水産・海洋
北東大西洋漁業委員会NEAFCはこの地区の国際水域の漁業資源を管理している。その年次会議が金曜日ロンドンで閉会した。前向きの決定がなされたものの、OCEANAは主要魚種であるサバやブルーホワイテイングや深海魚種についての不十分な管理対策の適用に終わりコンセンサスが得られなかったことでがっかりしている(11月19日FUD)

科学的助言に従った管理対策がハドックと赤魚については合意された、しかしサバとブルーホワイテイングについては契約当事者らのコンセンサスを得ることができなかった。協力とコンセンサスによってのみ水域の魚資源を国の法制を超えて適正に管理することができる」と欧州OCEANAの専務理事 Xavier Pastorはいう。「残念ながらサバのような種については過去数年間資源状態が棄損されただけではなく委員会のし尿も失われた。「各国はそれぞれが勝手にサバの漁獲量を決定すべきでない。漁獲は科学的助言に従うべきである」

深海魚種については改善が見られなかったとOCEANAはいう。委員会が以前の対策をそのまま延長したためである。それは漁獲努力量に軒製を含むものである。Oceanaはこの対策は 効果的でなく漠然としたものであると。とくに可能な科学的助言により漁獲規制やその他の対策、たとえば産卵場所の保護のための囲い込みなどが必要であるという。一方Oceana は深海サメと枯渇しているブルーリングなどについての禁漁を歓迎している。また対策はオレンジラフィーにも適用されるべきと。

「その生物学的特性から乱獲により著しく枯渇している深海種についての対策は強化されるべき」とOCEANAの海洋科学者Javier Lopezはいう。「怠慢と関心の欠如がこうした魚種に対する乱獲を防止するための科学的助言の実行を妨げている」


スペイン船の水域への侵入   ジブラルタル

2012-12-04 00:00:07 | 海事
ジブラルタル周辺の紛争水域へのスペイン船の侵入は昨年178回であった。マドリッド(スペイン)に対する公式の苦情申し入れを行なっていると(11月18日Telegraph)

スペイン外務省に対する文書による公式の苦情申し入れは2008年以降42回でその半数は過去12ヶ月間のものであると。この問題は大臣らと当局者により直接喚起された。自由情報FoIによるこの数値の開示は報道協会の求めによるものであるが、2011年11月から今年の10月末までの違法侵入は前年に比べ増加している、この地区における漁業権紛争と一致している。

英国海外領全党議会グループの 会長Andrew Rosindellは, スペイン側の積極的な姿勢に対抗して政府が英国海軍の存在をジブラルタル周辺に示すべきときがきたという。「この数値は問題の拡大を表している」と彼はいう。「スペイン側は大胆かつ大胆に英国主権水域に入っている。それは彼らが主権を主張するためのもうひとつの方法だ。我々はこれに完全に対抗し挑戦しなければならない」

国防省は英国海軍は2011年11月1日から2012年10月31日までの178回の侵犯に対応した。2011年は23回、2010年67回、2009年26回に過ぎなかった。 今年は7月だけで40回の事案が発生、一日1回以上である。今月上旬にはスペインのコルベット間Vancedoraが英国水域を侵犯した。これに対決すべくはるかに小型で軽武装の海軍警備艇HMS Scimitaが対応した。

さらに二つの事件が先週発生した。このためスペイン大使 Federico Trilloが英国外務省に召還された。 Rosindellはいう。「ジブラルタルの人々は基本的に脅威の下に置かれているとかじている。 われわれがスペイン側を取り逃がすと彼らはこの状態を続けるだろう。今こそ英国政府が彼らに対し強固にあたるときである」(以下省略)