memories on the sea 海の記録

海、船、港、魚、人々、食・・・などなんでもありを前提に、想い出すこと思いつくこと自由に載せます。

3日の漁のつもりが3週間の漂流に   ジャマイカ

2012-12-24 00:03:40 | 海事
Everton Gregory, 54歳とJohn Sobah, 58歳は生魚と魚の保冷のための氷の溶けた水で生き延びた。船のエンジンは故障、海は深すぎて錨綱が届かない、塩が強くオールを濃いでも無駄、そうしてボートはジャマイカから離れていった(12月23日NYDAILYNEWS)

SAN JUAN, Puerto Rico発:3日間の漁のつもりだった。それが3週間の試練となった。エンジン故障が原因で、カリブ海を数百海里、強烈な太陽の下で漂流することになった。二人のジャマイカ人漁師等は生魚と魚の保冷のための氷の溶けた水で生き延びた。コロンビア海軍が最終的に彼らを一週間前に収容し脱水、栄養失調と低体温の処置をしたうえで送還した。

Everton GregoryとJohn Sobahはジャマイカから電話取材に対応した。ボートの所有者と雇用者らも詳細について語った。彼らはジャマイカの南東部から11月20日に出漁、海は鏡のようで風もなかった。ボートには14バケツ分の氷、16ガロンの水、数袋袋の穀類、パン、果物を積んだ。
彼らはFingerバンクに向かった。そこはワフー、マグロ、マヒマヒなどが豊富なこ古とで知られている。この28フィートのボートの船主はいつもは一緒に漁に出るがこの日の午後は都合がつかなかった。 2日ほどソコで過ごした後彼らは帰港することにした、そこでエンジンの故障が発生した。海は深すぎて錨綱が届かない、塩が強くオールを濃いでも無駄、そうしてボートはジャマイカから離れていった。

彼らは当初、水も飲み、持ち込んだ食料を食べることが出来た。しかし一週間以上たつと魚を獲りそれを食べ、溶けた氷の水を飲むしかなかった。家族や友人らが警察に連絡最後に視認された場所での捜索が行われた。この二人の漁師はフロリダにある日営利団体の”貧者の食料Food for the Poor”に所属しておりこの団体が航空機をチャーターしジャマイカ沿岸が捜索も行なわれた。船主のMarva Espuetは3日分以上の水や食料を載せたことは知っていた。捜索は無駄に終わった。(中略)

そして12月12日コロンビア海軍のヘリが彼らを発見。はじめの位置から500海里離れたところであった。悪天候のため船が救助に到着するまでに2日間を要した。コロンビアのSan Andres島で手当てを受け数日を過ごした後彼らは航空機でジャマイカに帰還することが出来た。

参考写真:ジャマイカの漁師

違法操業が生活を脅かす   シエラレオネ

2012-12-24 00:03:17 | 水産・海洋
Freetown発:シエラレオネの漁業集落は西アフリカ沖の違法操業に悩まされている。持続性を考慮しない地元の漁業活動と海賊操業とよばれる外国漁船の操業によりシエラレオネの魚類資源は著しく減少していると環境グループと地元当局は言う(12月6日ALLAFRICA)

最近のお違法操業取締りにもかかわらず、地元漁民は11年間続いた市民戦争が2002年に終わったあと漁獲は劇的に減少したという。 フリータウン半島のTombo漁村のハーバーバスターSamuel Banguraはシエラレオネの漁業の現状について懸念を表している。「地元のボートは漁をするために遠く、さらに遠くへ出なければならない。1980年代は5ガロンの燃料を積んだ、それが今や40ガロンとなった。ときにはボートは深夜過ぎまで戻ってくることができない」と。

最近の環境法律基金EJFおよびそのほかの団体によりシエラレオネでの違法操業との戦いが行なわれ一定の成果を収めている。「以前は海賊操業が横行していた。しかし今はほとんどの漁船が沿海の掃いた水域からは撤退した」と漁業保護ユニットのVictor Kargboはいう。しかし地元漁民らは零細漁民による持続できないような操業を非難している。その操業とはダイナマイト漁法、違法なチエーンをつけた細かい目の網具などによるもので、若年魚を荒廃させている。

魚の投棄は減少   英国

2012-12-24 00:02:19 | 水産・海洋
Whitby漁業者の現在の試験で投棄が実際に減少した(12月6日WhtbyGazette)

最新のMMOによる報告ではマダラ、シタビラメ、カレイなどの資源の投棄が劇的に減少したという。Whitbyを基地とするLockers Trawlers所有の4隻の漁船がこれに参加、MMOのCEであるJames Crossは「この結果は長期にわたる持続可能な未来と漁業にとってよいニュースだ。漁業者らとともに革新的な解決策を見出し、海洋資源の無駄をなくし健全な海と魚資源を増強できる」と。

この試漁により漁業者等はさらに選択性を高め投棄比率を0.1%まで減少した。北海マダラの平均投棄率は38%であるのに対してこの数値は良好な結果を示している。

MMOは環境食料地方局を代表してこの試験操業を実施。魚が小さすぎたり漁獲枠が無い為に洋上投棄される問題の解決を図ろうとするものである。北海での試験には12隻の漁船が参加。この試験ではいかなる魚種にあっても投棄は許されず、最低サイズ以下の小型魚についても同じ。すべての漁獲を陸揚げする必要がありよって彼らの漁獲は枠の対象としてカウントされる。CCTVを含む戦場のモニタリングデータがチェックされる。