11月第3木曜日はボジョレー・ヌーヴォー解禁日
ということで、2020年は本日 11月19日(木)が解禁日となります。
午前中にスーパーに行き、ワイン売り場を見ると、ボジョレー・ヌーヴォーのコーナーができていました。
この店では、1000円以下の手頃なものから、2000円前後くらいと、買いやすい価格帯を揃えていると思います。
デパ地下に行けば、3000~5000円くらいの価格帯のプレミアムなヌーヴォーがあるかと思いますが、今年はどうでしょうか。
日本ではバブルの頃からヒートアップし始めたボジョレー・ヌーヴォーですが、このところは盛り上がりがダウンしてきています。
それは実際の数字にも現れていて、2004年がピークで、以降は下がっています。
ボジョレーワイン委員会の統計では、2012年のボジョレー・ヌーヴォーの日本への輸出量は66,266ヘクトリットルでしたが、2019年は36,586ヘクトリットルに減少しています(45%ダウン)。※1ヘクトリットルは1000リットル
だからといって、日本の消費者はワインを飲まなくなったわけではありません。
ボジョレー・ヌーヴォーは知名度が高く、ワインといえばボジョレー・ヌーヴォー!でしたが、1990年代後半の一大ワインブームをキッカケに、21世紀は世界のさまざまなワインが知られるようになり、消費者の興味も、だんだんとヌーヴォー以外に向いていきました。
色々なワインが飲まれるようになるのは、市場傾向としてはいいことですよね。
とはいっても、本来のボジョレー・ヌーヴォーは、その年のブドウの収穫&ワインの出来を喜び、お祝いをする、お祭り的なワインです。
生産者にとっては、この1年の想いが詰まっています。
特に、新型コロナウイルスで大変な苦労をした2020年は、秋に新酒ワインを発売できることは本当に嬉しいに違いありません。
色が美しいピンクのヌーヴォーもあります
ボジョレー・ヌーヴォーなんて、と思っている方もいらっしゃると思いますが、2020年のワインを2020年のうちに味わうことができるのは、本当に素晴らしいことではないか、と思うのです。
昨日、今日と、東京都の新型コロナウイルス陽性者数が急激に増え、今週末の3連休は外出を控える人も多いかと思います。
そんなおこもりの3連休に、家族でボジョレー・ヌーヴォーを囲むのもいいかもしれません。
2020年のボジョレー地区は天候に恵まれ、ブドウの成熟が例年より格段に速く進み、2003年に次ぐ早い収穫となりました。
「2020年は太陽の年」と、アルベール・ビショー社のチーフワインメーカーは言ってます。
スクリューキャップまでカワイイ アルベール・ビショー社のヌーヴォー
アルコール度数を見ると、赤(12.5%)よりロゼ(13%)の方が高くなっていますので、このロゼはしっかり飲みごたえがありそうです。
メゾン・ジョセフ・ドルーアン
ボジョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォー ヴィエイユ・ヴィーニュ 2020
メゾン・ジョセフ・ドルーアン社のヌーヴォーを、フレデリック・ドルーアン社長は、
「とても色鮮やかなワインです。フレッシュで魅力的な果実味が感じられ、香りが高くフルーテーな味わいで、我々が理想とする出来となりました」と言っています。
毎年おなじ生産者のワインを購入する人も多いそうですので、生産者にこだわって飲むもよし、気に入ったラベルのものを選ぶもよし。
お好きなように楽しんでみてください。
なお、ボジョレーワイン委員会では、解禁に合わせて、
誰もが参加できるダンスチャレンジ「#ボジョレーチャレンジ」を実施します。
ボジョレー・ヌーヴォーのキャラクターに扮したAI(拡張現実)の動きに合わせ、各自が踊るダンス動画に「#ボジョレーチャレンジ」を付けて、SNSにアップするだけ。
抽選でプレゼントがもらえます
[参考]
ボジョレー・ヌーヴォーの歴史をさかのぼると…
https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/35182eeb74b4085e7a3a58b0b50fe76e
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