このところカラッと晴れ、気持ちのよい天気が続きますね。
天気がいいと、食欲も刺激されてきませんか?(笑)
そこで、ワインにもよく合い、手軽にいただけるおいしいものを紹介しましょう。
それは、イタリアのパルマで作られる 生ハム と パルミジャーノ・レッジャーノ
“パルマ産生ハム” は、伝統製法に基づいて限定生産地にて職人が丹念に時間をかけて熟成する、添加物を一切含まない100%ナチュラルなハムです。
“パルミジャーノ・レッジャーノ” は、北イタリアのエミリア・ロマーニャ州の限られた地域で生産される大型の硬質チーズで、最低12カ月間熟成されます。
どちらも長い伝統を持ち、原産地と深く結びついたPDO(原産地呼称保護)製品に認定されている食材で、そのまま食べるのはもちろん、いろいろと手をかけて料理にアレンジしても美味しくいただけます。
この3月、両製品のプロモーション活動を行なう「パルマハム協会」(イタリア・パルマ)と「パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会」(イタリア、レッジョ・エミリア)は、この2つの食材を使った料理を紹介するイベントが東京で開催されました。

料理を担当したのは イタリアのパルマから来日した女性シェフ マリア・ディ・ヴェネレ さん
パルマの郷土料理に特化したレストラン「ペレグリーノ」 (東京・西麻布)を会場に、パルマハムとパルミジャーノレッジャーノチーズをふんだんに使ったメニューが紹介されました。

Antipasti (時計の12時より時計回りで)
ボルゴ・ターロのフンギ・ポルチーニとパルミジャーノ・レッジャーノのクロスティーニ
パルマハムとゆで卵のパンロール
パルマハムとパルミジャーノレッジャーノ、シトロン風味
パルマハム (カットしただけのもの)
ローザ・ディ・パルマ (松の実が添えられています)
パルミジャーノ・レッジャーノとイチゴとアチェットバルサミコ
(皿の中央)パルミジャーノ・レッジャーノ、青トマトのジャム載せ、そのままのもの
2つの食材を使ったバラエティ豊かな前菜の盛り合わせで、彩も華やか!
これだけでワイン飲みには嬉しい一皿になります(笑)
今回使用の 生ハムは24カ月熟成、パルミジャーノ・レッジャーノは30カ月熟成。
パルマハムは、思ったよりも塩分が控えめでやさしい味。
パルミジャーノは旨味が凝縮し、それだけでも美味ですが、さまざまな食材との相性もいいです。
これは初!おいしい!と思ったのが、マリアさんが自宅の青いトマトを使って作った自家製のジャム。フレッシュ感のある甘さのトマトジャムとパルミジャーノの組み合わせが絶妙!

Primo
お米のティンバリーノサフラン、ポルチーニ、パルミジャーノレッジャーノ風味
パルマハムのクロカンテ添え
パルミジャーノ風味のリゾットに、薄くスライスしてカリカリに仕上げたパルマハムを添えたもの。
リゾットにチーズを加えるのは、日本でもすっかりお馴染みですが、こんなふうに成型すると、目にも楽しくいただけます。
しっとりした生ハムをカリカリに焼くのは、目からウロコ!

Secondo
パルマハム、干し葡萄、アーモンドを巻いた鶏のもも肉
パプリカとパルミジャーノ・レッジャーノのソース
鶏肉にパルマハムを巻き込むことで、うまみアップ!
こっくりとしたパルミジャーノのソースで、さらに複雑味を増しています。
このソースは思ったよりも塩分が控えめでやさしい味でした。

Dolci
サボイアルディとアマレッティのザバイオーネクリーム スブリゾローナ
シメはしっかり甘い、アマレット風味のデザート。
サボイアルディはイタリアのやわらかいビスケットのひとつで、それを砕いたものをザバイオーネクリームと和え、スブリゾローナ(左にあるビスケットのようなもの)を添えています。
濃厚なデザートなのに、すーっとお腹に収まるほどのおいしさ

今回のお料理とともにいただいたワインはこちら

左)Malvasia dell'Emilia Vino Frizzante 2011 右)Lambrusco dell'Emilia 2010
DONATI CAMILLO (伊、エミリア・ロマーニャ)
パルマハムもパルミジャーノも エミリア・ロマーニャ州 の食材ということで、ワインも同郷。
白のマルヴァジアも赤のランブルスコも軽い発泡があり、軽快に飲めます。
しっかりした味わいのパルマハムとパルミジャーノですが、ランチタイムなら、こんな感じのワインを合わせるのもいいですね。

マリア・ディ・ベネレ (Maria Di Venere)
プーリア⽣まれ。6歳より料理を始める。16歳でパルマ人の夫と結婚しパルマに移住。1990年代はLe Viole, Villa Ducale, Parmarottaなどのパルマのレストランに勤務し、2000年にLa Cricca Liffa のオーナーシェフ。2005年独立し、現在はケータリングやイベント料理を中⼼に活躍。プーリア料理、パルマ料理を得意とする。
「パルマハムとパルミジャーノ・レッジャーノはそれだけで完成した食品。本日の料理はそれらのパーフェクトなおいしさをさらに引き出すよう工夫しました。合わせた⾷材も⼟地のものばかり」と、マリアさん。

左は「ペレグリーノ」オーナーシェフの 高橋隼人さん、右は通訳の 西村明美さん
高橋シェフ はパルマのレストランで修業し、パルマの郷土料理に精通。2009年3月にパルマの郷⼟料理を基調としたイタリア料理店「ペレグリーノ」を開店。
西村さん は1996年よりイタリアのパルマに在住。イタリアソムリエ協会(AIS)公認ソムリエ。APR(パルミジャーノ・レッジャーノ・テイスティング協会)テイスティングコース、パルマ特産物食品アドバイザーコースを修了。 http://marchesell.exblog.jp

今回のパルマの食材、生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノは、一見シンプルに見えますが、熟練の職人の手で作られ、もちろん添加物ゼロ。仕上がるまでに数十カ月も手間ひまかけて熟成され、口に入れると旨味がじわ~っと広がります。
どちらも つくり手によって味わいの個性があり、単独でも他の食材や料理とも相性がいい ことも、ワインとよく似ています。
イタリアの食材はどれも人気ですが、せっかくなら、本物中の本物であるパルマの生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノを選ばない手はありません。
今はショップでも手軽に買えるようになってきました。
普段は手軽にそのままで、ここぞという時は、ひと手間かけて楽しみたいですね。

手動スライサーでパルマハムを切る高橋シェフ
「ペレグリーノ」では、切りたてのパルマハムが食べられます。
高橋シェフ、ありがとうございましました!

PELLEGRINO ペレグリーノ
東京都港区西麻布4丁目6−5

天気がいいと、食欲も刺激されてきませんか?(笑)
そこで、ワインにもよく合い、手軽にいただけるおいしいものを紹介しましょう。
それは、イタリアのパルマで作られる 生ハム と パルミジャーノ・レッジャーノ

“パルマ産生ハム” は、伝統製法に基づいて限定生産地にて職人が丹念に時間をかけて熟成する、添加物を一切含まない100%ナチュラルなハムです。
“パルミジャーノ・レッジャーノ” は、北イタリアのエミリア・ロマーニャ州の限られた地域で生産される大型の硬質チーズで、最低12カ月間熟成されます。
どちらも長い伝統を持ち、原産地と深く結びついたPDO(原産地呼称保護)製品に認定されている食材で、そのまま食べるのはもちろん、いろいろと手をかけて料理にアレンジしても美味しくいただけます。
この3月、両製品のプロモーション活動を行なう「パルマハム協会」(イタリア・パルマ)と「パルミジャーノ・レッジャーノ・チーズ協会」(イタリア、レッジョ・エミリア)は、この2つの食材を使った料理を紹介するイベントが東京で開催されました。

料理を担当したのは イタリアのパルマから来日した女性シェフ マリア・ディ・ヴェネレ さん
パルマの郷土料理に特化したレストラン「ペレグリーノ」 (東京・西麻布)を会場に、パルマハムとパルミジャーノレッジャーノチーズをふんだんに使ったメニューが紹介されました。

Antipasti (時計の12時より時計回りで)
ボルゴ・ターロのフンギ・ポルチーニとパルミジャーノ・レッジャーノのクロスティーニ
パルマハムとゆで卵のパンロール
パルマハムとパルミジャーノレッジャーノ、シトロン風味
パルマハム (カットしただけのもの)
ローザ・ディ・パルマ (松の実が添えられています)
パルミジャーノ・レッジャーノとイチゴとアチェットバルサミコ
(皿の中央)パルミジャーノ・レッジャーノ、青トマトのジャム載せ、そのままのもの
2つの食材を使ったバラエティ豊かな前菜の盛り合わせで、彩も華やか!
これだけでワイン飲みには嬉しい一皿になります(笑)
今回使用の 生ハムは24カ月熟成、パルミジャーノ・レッジャーノは30カ月熟成。
パルマハムは、思ったよりも塩分が控えめでやさしい味。
パルミジャーノは旨味が凝縮し、それだけでも美味ですが、さまざまな食材との相性もいいです。
これは初!おいしい!と思ったのが、マリアさんが自宅の青いトマトを使って作った自家製のジャム。フレッシュ感のある甘さのトマトジャムとパルミジャーノの組み合わせが絶妙!

Primo
お米のティンバリーノサフラン、ポルチーニ、パルミジャーノレッジャーノ風味
パルマハムのクロカンテ添え
パルミジャーノ風味のリゾットに、薄くスライスしてカリカリに仕上げたパルマハムを添えたもの。
リゾットにチーズを加えるのは、日本でもすっかりお馴染みですが、こんなふうに成型すると、目にも楽しくいただけます。
しっとりした生ハムをカリカリに焼くのは、目からウロコ!

Secondo
パルマハム、干し葡萄、アーモンドを巻いた鶏のもも肉
パプリカとパルミジャーノ・レッジャーノのソース
鶏肉にパルマハムを巻き込むことで、うまみアップ!
こっくりとしたパルミジャーノのソースで、さらに複雑味を増しています。
このソースは思ったよりも塩分が控えめでやさしい味でした。

Dolci
サボイアルディとアマレッティのザバイオーネクリーム スブリゾローナ
シメはしっかり甘い、アマレット風味のデザート。
サボイアルディはイタリアのやわらかいビスケットのひとつで、それを砕いたものをザバイオーネクリームと和え、スブリゾローナ(左にあるビスケットのようなもの)を添えています。
濃厚なデザートなのに、すーっとお腹に収まるほどのおいしさ


今回のお料理とともにいただいたワインはこちら

左)Malvasia dell'Emilia Vino Frizzante 2011 右)Lambrusco dell'Emilia 2010
DONATI CAMILLO (伊、エミリア・ロマーニャ)
パルマハムもパルミジャーノも エミリア・ロマーニャ州 の食材ということで、ワインも同郷。
白のマルヴァジアも赤のランブルスコも軽い発泡があり、軽快に飲めます。
しっかりした味わいのパルマハムとパルミジャーノですが、ランチタイムなら、こんな感じのワインを合わせるのもいいですね。

マリア・ディ・ベネレ (Maria Di Venere)
プーリア⽣まれ。6歳より料理を始める。16歳でパルマ人の夫と結婚しパルマに移住。1990年代はLe Viole, Villa Ducale, Parmarottaなどのパルマのレストランに勤務し、2000年にLa Cricca Liffa のオーナーシェフ。2005年独立し、現在はケータリングやイベント料理を中⼼に活躍。プーリア料理、パルマ料理を得意とする。
「パルマハムとパルミジャーノ・レッジャーノはそれだけで完成した食品。本日の料理はそれらのパーフェクトなおいしさをさらに引き出すよう工夫しました。合わせた⾷材も⼟地のものばかり」と、マリアさん。

左は「ペレグリーノ」オーナーシェフの 高橋隼人さん、右は通訳の 西村明美さん
高橋シェフ はパルマのレストランで修業し、パルマの郷土料理に精通。2009年3月にパルマの郷⼟料理を基調としたイタリア料理店「ペレグリーノ」を開店。
西村さん は1996年よりイタリアのパルマに在住。イタリアソムリエ協会(AIS)公認ソムリエ。APR(パルミジャーノ・レッジャーノ・テイスティング協会)テイスティングコース、パルマ特産物食品アドバイザーコースを修了。 http://marchesell.exblog.jp

今回のパルマの食材、生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノは、一見シンプルに見えますが、熟練の職人の手で作られ、もちろん添加物ゼロ。仕上がるまでに数十カ月も手間ひまかけて熟成され、口に入れると旨味がじわ~っと広がります。
どちらも つくり手によって味わいの個性があり、単独でも他の食材や料理とも相性がいい ことも、ワインとよく似ています。
イタリアの食材はどれも人気ですが、せっかくなら、本物中の本物であるパルマの生ハムとパルミジャーノ・レッジャーノを選ばない手はありません。
今はショップでも手軽に買えるようになってきました。
普段は手軽にそのままで、ここぞという時は、ひと手間かけて楽しみたいですね。

手動スライサーでパルマハムを切る高橋シェフ
「ペレグリーノ」では、切りたてのパルマハムが食べられます。
高橋シェフ、ありがとうございましました!

PELLEGRINO ペレグリーノ
東京都港区西麻布4丁目6−5

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