ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

フランスで注目しているワイン産地の筆頭はココ

2023-05-30 23:58:55 | ワイン&酒

今年の3月、東京ビッグサイトで開催された「FOODEX JAPAN 2023」のフランスパビリオンで、印象的なワインがありました。

 

Château Pueche Redon (France)

シャトー・ピュエッシュ・ルドン

 

オーナーのシリルさん(Cyril CUCHE)に色々と話を聞き、試飲をしました。

 

印象的と思った理由はふたつ。

場所、ワインづくりの姿勢と味、です。

 

場所は南仏、モンペリエの北東、ニームの北西、ということで、ラングドック

県はガール県。

町の名前がPUECHEREDON(ピュエッシュルドン) なので、ワイナリーの名前は地名から取っているんですね。

この周辺は私の好きな地域で、この地域の他のワイナリーを何軒か訪問したことがあります。が、ここは知りませんでした。

 

 

ピュエッシュ・ルドンが所有する土地は400haで、ブドウ畑は18ha。

栽培しているブドウ品種は7種。

白用が ヴィオニエ、グルナッシュブラン、ルーサンヌ、

赤用が サンソー、グルナッシュ、ムールヴェードル、シラー。

 

 

1955年から家族で経営するドメーヌで、環境に配慮した持続可能な農業を行ない、余分なものを入れない、ナチュラルなワイン造りを25年前から行なっているそうです。

 

目指しているのは 生きたワインで、本物のワインを飲もう!を信条としている生産者です。

 

 

ワインは、白、ロゼ、赤、微発泡のペティアンなど。

土着酵母のみで醸造。

余計なものを入れず、無清澄、無濾過

亜硫酸はゼロ、使っても最大15mg

 

白やロゼは口当たりやわらかく、ナチュラルで滋味。

ほっこりする穏やかな味わいで、うまみじわじわ~

ずっと飲んでいたくなるタイプ。

 

 

赤は種類が豊富で、軽くソフトなものからしっかりした味わいのものまであり、サイズがワイン名になっている「2L」なんていうワインも(笑)

シリルさんの遊び心がいいですね。

赤もうまみたっぷり です

 

Foodex初出展で、日本未入荷でした。

ラングドックは産地としても大きな可能性があり、個人的にも贔屓にしています。

 

 

シリルさんのワインも、ぜひとも輸入元が決まってほしいですね。

決まっても決まらなくても、次に南仏に行く時には、ぜひ訪問したいと思っています。

 


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピロリ菌検査その後&なに?... | トップ | コーヒーとアップルパイで260円 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ワイン&酒」カテゴリの最新記事