ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

次はここを訪問したい「Torre a Cona」@伊キアンティ

2020-05-13 18:27:27 | ワイン&酒

イタリア・トスカーナ州の中心地フィレンツェ周辺に広がるChianti(キアンティ)は、実に魅力的なワイン産地です。

コロナのせいで、今は行くことができませんが、コロナ終息後にぜひ行きたいと思っている候補地のひとつが、このキアンティにあります。

 

ちょうど1年前の4月末に、キアンティの生産者が来日し、都内で試飲会が開催されたのですが、その中で私が一番気に入ったワイナリーが、Chianti Colli Fiorentiniエリアにある「Torre a Cona」です。

 

Torre a Cona(Italy, Toscana)

 

ここの生産者のつくるワインの、おだやかで、すーっと入ってくる、しみじみとした味わいが気に入りました。

 

Torre a Cona Chianti Colli Fiorentini DOCG 2017 

Badia a Corte Chianti Colli Fiorentini DOCG Riserva 2015

 

キアンティ・コッリ・フィオレンティーニの方は、サンジョヴェーゼ90%、コロリーノ10%のブレンド。

アルコール発酵からマロラクティック発酵までステンレススティールのバットで行ない、熟成は30%を50ヘクトリットルの大樽で、70%をステンレスバットで8カ月。

 

リゼルバのバディア・ア・コルテは、単一畑で、サンジョヴェーゼ100%。

こちらも発酵はステンレスのバットで行ない、熟成は25ヘクトリットルのスラヴォニアンオーク樽で24カ月。

 

1ヘクトリットル(HL)は100リットルで、50HL=5000リットル、25HL=2500リットル。

フランスのボルドーで使われる熟成用のオークの小樽は225リットルです。

 

Torre a Conaのキアンティは大樽で熟成させ、バリック小樽を使っていません。

そのおかげで、口なじみがよく、しみじみとおいしいワインになっています。

滋味です。

ずっと飲んでいられます。

 

Colorino Casamaggio 2016 Toscana IGT Rosso

 

コロリーノからつくられた赤ワインで、エチケットには、歴史あるワイナリーの建物(城)と敷地が美しく描かれています。

 

このワイナリーでは、ワインショップ、宿泊施設、レストランも併設されているので、ぜひ訪問してみたいと思っています。

フィレンツェ中心部から、車で30分少々で行ける距離だそうです。

 

Merlaia 2012 Vin Santo del Chianti DOC 

 

キアンティの甘美なワイン、ヴィンサント

色がかなり濃く、飴色!

 

 

Chiaraさん (2019年4月25日)

 

 

あれから1年、キアラさんはお元気でしょうか?

新型コロナの影響で、イタリアは、今年はもう訪問できそうにありませんが、次はぜひ!

 

※未輸入(どこかぜひ!)

 

 


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