ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

イタリアの生ハムが輸入禁止とは・・・

2022-05-31 23:38:16 | ワイン&酒

ウクライナからの小麦が入ってきにくい状況となり、小麦粉製品の値上がりが日々ニュースになっていますが、さらに、家畜の伝染病「アフリカ豚熱」(ASF)により、イタリアやドイツからの豚肉/豚肉製品が輸入禁止になっているとか。

 

ワイン仲間とよく行った「サイゼリヤ」でいつも食べるイタリア直輸入のプロシュートやミラノサラミがメニューから消えたというので、グランドメニューをネット上で確認すると、同社の国内在庫が終了したため販売終了、となっていました。

 

ドイツ直輸入ソーセージもNGということなので、日本国内で復活し始めているドイツビールの祭典「オクトーバーフェスト」でドイツ産ソーセージの姿が見られなくなりますね。

 

この「アフリカ豚熱」は、イタリアやドイツの前からアジア地域での発生拡大があり、2018年8月に初めて中国の農場で確認されています。

よって、あまり認知されていませんが、中国からの肉/肉加工品の持ち込みも厳禁です。

TVで空港の検疫探知犬による摘発がよく紹介されていますが、中国便客による肉の持ち込みが多いよね、となんとなく観ていましたが、空港で食い止めないと本当に危険なんですね。

 

農水省のHPを見ると、ヨーロッパのASF感染確認国・地域の中には、ロシア、ウクライナも入っています。

ヨーロッパで感染が確認されていないのは、フランス、スペイン、ポルトガル、イギリス、スイス、オーストリア、スロヴェニアなど。

スペイン産の生ハムはセーフです。

とはいえ、全体的に輸入量が少なくなってきますから、これまでのように気軽に食べられなくなりそうですね。

 

 

 

肉加工品は日本に持ち込めないため、出かけた先でおいしそうな生ハム類を見つけると、現地で食べるようにしています。

写真は、フランスのスーパーで見つけたフランス産のハム。

 

 

 

生ハムにチーズ、パンがあれば、ホテルの部屋でぜいたくな晩酌ができます

 

 

このハムと一緒に買ったのが、豚の絵がユーモラスなフランスのビール。

生ハムを食べるのにピッタリでしょ?(笑)

早く海外に出かけて、現地のおいしいものが食べたいですね~

 

[参考]

サイゼリヤで最強ワイン会【後編】

https://blog.goo.ne.jp/may_w/e/f7f136d469bbaedd86e1196e6c793845

 

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