このところネットニュースでよく目にするのが、「育ちの良さ」についての記事。
どんなことが書かれているのかと読んでみると、普通のことでは?と思う内容が並んでいるので、今はもうクリックしなくなりました。
そもそも、各家庭にはさまざまな事情があり、経済状況も異なりますので、不可能なこともあります。
一連の記事は、富裕層が、そうでない人を下に見ているように感じるのは、私の気のせいでしょうか?
つい先ほど目にした、雅楽士の東儀秀樹さんのネットニュースは拍手ものでした。
あるマナー講師から、人と一緒に食事をする際には「いただきます」ではなく「頂戴します」というべき、と指摘されたのを、東儀さんがよくご一緒する皇族の方々は「いただきます」と仰られ、「頂戴します」は聞いたことがない、と。
「頂戴します」という言い回しは、私も時々使うことがありますが、目上の人がお酒やビールを注いでくださるときに、グラスを差し出して「頂戴します」という状況などがあるでしょうか。
差し出されたものを受け取る時、ですかね?
個人的に以前から違和感を感じていたのは、トイレットペーパーの三角折り。
使用後にトイレットペーパーの端を三角に折ることですが、トイレ清掃が終了しています、という清掃業者内のサインだとか?
トイレの利用後には三角に折るのがマナー、みたいに言われたこともありましたが、不衛生な感じがして私は苦手でした。
コロナの時代、もう三角折りをしている人なんていないとは思いますが
言葉の使い方や振舞いは、相手が不快に感じなければ合格、でいいんじゃないでしょうか。
社会常識を持っている大人であれば、だいたいクリアできていますよね?
「育ちの良さ」を持ち出されると、マウント取りたい?分断を助長していない?と、私は思ってしまいます。
「親のしつけがなってない!」って思うシーンに出合うことはありますが、それを、「お里が知れる、育ちが悪い」とは、わたしは言いたくないかな。
以前、フランスの地方を車で運転中に立ち寄った小さな町の小さなパン屋で買ったビスケット(右)が、食べようとしたら、裏が真っ黒に焦げていました。
地元民じゃない「よそ者」だから、店のおばさんは失敗作を渡してきたみたいです。
これは「意地が悪い」例ですね (笑)