引き続き、今週の試飲会で見つけたワインのリポートです。
本日のテーマは、手頃な価格で非常に満足度が高い赤ワイン
高いワインはそれなりにおいしいと思いますが、ワインは嗜好品なので、おいしいと感じるかは個人の好み次第、というのも真実です。
高価なワインは、それを入手できる一部の人にはいいですが、もっと気軽にワインを楽しみたい人の方が多いでしょうから、私は入手しやすい価格帯のワインを取り上げるようにしています。
こちらは、おいしい!と思う人が多いワインだと思います。
(画像のピントがブレてすみません)
Ronco di Sassi Vino Rosso d'Italia 2015 Provinco
(Italy, Sicily)
イタリアはシチリアの赤ワインで、モンテプルチアーノ、プリミティーヴォ、アリアニコのブレンド。
2015年なので、少し熟成が進み、こなれてきています。
色は非常に濃厚で、見るからに濃そう、パワフルそう!なのですが、いい感じに丸みを帯び、果実味もタンニンも濃厚だけどなめらかで、滲むような酸もあり、やわらかなテクスチャーが心地よいワインです。
ボリューム感はありますが、too muchではないんですよね。
これよ、これ、私が求めていたのは
イタリアの高いワインは色々あり、本当にお高いですが、この「ロンコ・ディ・サッシ」の参考上代は4,000円(税抜)。
この価格でスーパータスカン並みの味わい(とは言いすぎかもしれませんが)は、私はとても満足感を覚えました。
生産者のプロヴィンコは、1970年代の協同組合を土台としていますが、運営にはワイン専門家と販売者というプロフェッショナルが携わっているそうです。
消費者の好むものをよく知っているからこそ、このワインができたんですね。
聞けば、国内外で数えきれないほどの賞を受賞しているそうで、当然でしょう。
4,000円という価格以上の満足度が得られる、超オススメワインです。
もう少し価格低めで探したい人に、こちらはいかがでしょうか?
Regio Malbec 2018 Scotto Cellars (USA, California, Lodi)
米カリフォルニア州ローダイのマルベック100%の赤ワインです。
カリフォルニアといえばカベルネ、ピノ・ノワール、シャルドネ…というのが定番ですが、今はそれ以外の多彩な品種のワインが見つかります。
スコット・セラーズはイタリアから渡ってきた造り手で、現在5代目。
食卓でワインを楽しむイタリア文化を引き継いだワインづくりを行なっているそうです。
このマルベックのワイン飲むと、良く熟した豊かな果実味がなめらかで、スルスルと入ってきます。
難しい顔してテイスティングする必要もなく、リラックスして飲みたくなるワインだと思います。
私なら、足なしのワイングラスに注ぎ、なにかつまみながらダラダラと飲みたいかも
参考上代は2,500円(税抜)
※輸入元:リエゾン