ワインな ささやき

ワインジャーナリスト “綿引まゆみ” (Mayumi Watabiki) の公式ブログ

りんご果汁100%&酸化防止剤無添加のピュアなシードルは料理とも合う!

2019-03-04 10:00:00 | ワイン&酒
年々体力の衰えを感じる今日この頃。
アルコールにもとんと弱くなりました(笑)

本業のワインはもちろん家でも飲みますが、ワインのアルコール度数は12%前後あるので、昨年くらいからは、家ではアルコール軽めのものを飲むことが増えてきました。
もっとも多いのはビールやビアテイスト新ジャンルですが、昨年からは缶チューハイも加わりました。
ビール系も缶チューハイも、アルコール度数5~6%のものが多いので、ワインに比べると軽く飲める点が気に入っています。

さて、前置きが長くなりましたが、
本日紹介するシードルも、アルコール度数5%です。



おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル  メルシャン 500ml

ワインはブドウを発酵させて造りますが、シードルの造り方もワインとほぼ同じで、原料はりんごです。



「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」は、りんご果汁を100%使用し、酸化防止剤を添加せずに造るスパークリングワインで、2019年3月5日に新発売される商品ですが、発売前の体験会があり、参加してきました。

りんごを絞った果汁を発酵させて造るシードルは、甘口から辛口までの味わいのタイプがあり、アルコール度数は、低いところでは2%ほどから8%くらいまであります。
また、シードルの見た目も、透明感のあるものから濁りのあるもの、淡い色調のものから濃い琥珀色のものまであり、フレッシュな味わいのものから熟成感のあるものなど、幅広いタイプがあります。

一般的に消費者が持っているシードルのイメージとしては、「甘くてフルーティー」でしょうか?
ですが、上述したよに、シードルはバラエティ豊かなので、その個性を見極めることがポイントです。

「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」は、メルシャン独自の“フレッシュ製法“で造られていて、甘さの度合いは、ほのかな甘口です。

フレッシュ製法はワイン醸造でも使われているもので、収穫した果実をできるだけすぐに搾り、冷凍することで、果汁の酸化を阻止する製法です。
これにより、酸化防止剤を添加しない無添加ワインを造ることができるそうです。




飲んでみると、りんごを搾ったそのままのピュアなフルーツ感があります。
濁っているのは、混濁果汁も一部使っているからで、ほわっとした果肉感も感じたのは、そのせいでしょうか。
りんご本来の風味から来る自然な甘みがあり、やさしい酸味もあります。

ほどよい甘みで口当たりが良いので、これはスルスルと飲めてしまいます。




500mlサイズなので、2、3人で飲み切れる量だと思いますが、アルコール5%なので、ビールや酎ハイのロング缶のように、一人でこれ1本飲めてしまうかも?という方も体験会にはいらっしゃいました!

従来のシードルの飲み方としては、食前酒として飲んだり、スイーツをつまみながら一緒に、といったような使われ方が多かったかもしれません。

シードルの有名産地であるフランス北部ブルターニュ地方やノルマンディ地方では、シードルをそのまま飲むだけでなく、料理と一緒に飲んだり、また、料理にも使ったりしています。

ということで、料理研究家の尾田衣子(おだきぬこ)さんが、「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」に合う料理を紹介してくださいました。



料理研究家  尾田衣子さん




りんご&漬けマグロ&サワークリーム

赤ワインと醤油とみりんで約1時間漬けにしたマグロにサワークリームをトッピングし、スライスしたリンゴの上にのせたピンチョスです。
私なら、少し醤油をたらし、わさびをオンしてみたくなりました。
いろいろアレンジできそうですね。



サーモンとエビのちらし寿司

すし飯に紅ショウガと桜エビを混ぜています。
この紅ショウガがとてもよく効いていて、大葉もアクセントになっていました。
すし酢には、リンゴ酢を使ってもよさそうです。



サラダチキンと野菜のボリュームサラダ

ヨーグルトと粒マスタード、オリーブオイルで作ったドレッシングがおいしかったです。
オリーブの塩加減がシードルに合い、甘くてジューシーなミニトマトもシードルに合いました。





シードルがフルーティーで甘みがあるので、フードは塩気のあるもの、酸味のあるものが合わせやすいと思いました。

個人的には、うまみと塩気のあるハード系チーズ(パルミジャーノ・レッジャーノなど)とも合わせてみたくなりました。




豚肉とりんごのバタークリーム煮

紹介のみでしたが、こちらはフランスのノルマンディー地方の伝統料理です。
焼いた豚フィレ肉にリンゴを重ね、生クリームとバターにシードルを加えたソースで軽く煮込んでいます。
スキレットで調理すると、このままテーブルに出せて、しかもオシャレ!

料理の紹介はありませんでしたが、フランスブルターニュ地方でよく食べられているそば粉のガレットをアレンジした「卵とチーズのガレット風」もレシピ提案されています。

尾田さん考案のレシピは、下記webサイトで2019年3月5日から公開されます。
https://www.kirin.co.jp/products/wine/mutenka/


ノルマンディーもブルターニュもシードルの産地ですから、シードルに合う料理がまだまだありそう。
現地には、シードル生産者が点在するシードル街道なるものがあると聞きました。
いつか行ってみたいですね。





甘酸っぱくてフルーティーで、口当たりがよく、アルコール5%と軽やかな
「おいしい酸化防止剤無添加ワイン シードル」は、ワインにあまりなじみのない若い女性層をターゲットとしているそうです。
ワインはハードルが高いと感じている若い女性も、このシードルならわかりやすいし、気軽に買えますよね。

しかも、りんご果汁100%で、酸化防止剤無添加なので、自然なイメージも購入意欲を盛り上げそう。
価格はオープンですが、参考価格は520円と聞きました。



女子会やママ友会、お花見、ホームパーティーをはじめ、リラックスタイムにほっと飲むもよし。

よく冷やし、そのまま飲むほか、氷を入れたり、ソーダで割ったり、カットフルーツを加えるなど、色々なアレンジも可能です。

とてもナチュラルな味わいのシードルなので、ワイン好きの方ならきっと気に入る味わいだと思います。

若い女性がターゲットですが、ワイン好きの紳士にもオススメです。
甘すぎないデザインのボトルなので、おじさんでも買いやすいと思います(笑)

スーパー、コンビニなどで手に入ります。


コメント
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