ここのところ、ビールの話題が続いています。
ワインはどこに行ったのやら?(笑)
先週のベルギー&ドイツ取材では、プライベートタイムに、ベルギーで5杯、ドイツで3杯、合計8杯のビールを飲んできました。
少ない自由時間の合間を縫って、これだけ飲めたのは上々です
実は、私は若い頃はビールが苦手でした。
が、このところめっきりアルコールに弱くなってきたこと、また、美味しいプレミアムビールが手頃&手軽に飲めるようになってきたことから、家ではビールをよく飲むようになりました。
さらには、ビアソムリエの資格まで取得してしまいましたし、ね(笑)
“ビール&クラフトビールの再発見” は、先日デュッセルドルフで開催された「ProWein 2019」 のフォーカステーマのひとつでした。
ということで、Prowein 2019リポート第三弾です。
ビールは紀元前数千年前にも遡る歴史ある飲み物で、現代でも世界各国で飲まれていますが、近年のビールは、一世代前のビールと比べていろいろな変化が見られます。
そのひとつは、技術革新で、例えば、醸造過程の最後の方にホップを直接投入するドライホッピングの手法が技術的に可能になったことで、加熱されないホップのフレッシュな香りがビールに移せます。
また、多様なアロマティック系のホップの導入により、従来のビールにはなかった独特のアロマを持つビールが造られるようになってきました。
さらに、アメリカをはじめ、さまざまな新しい場所で、歴史を持たない新しい、若い造り手がどんどん出てきました。

ProWeinで出合った BENCH Brewing Companyは、カナダに3年前に設立したブルワリーだそうです。
前はほかの場所で造っていましたが、現在は、アメリカのニューヨーク州の国境に近いオンタリオ州にブルワリーを構えています。

白い缶は、ベルギースタイルのホワイトエール。
寿司やムール貝にオススメとか。
「CITRA GROVE」は、シトラス系のホップを使い、自家製酵母で発酵させた、酸味とスパイシーさのある個性的なビール。

現在の市場は、カナダ国内のほかは、アメリカ、中国だそうです。
クールなルックスですが、安定したベルギースタイルとモダンなスタイルの両方を持ち、味を追求する層も納得の造り手だと思いました。


一方、BRASSERIE DU MONT BLANCはフランスで1830年から続く伝統的なビール醸造所。
モンブランの名前が表す通り、フランス モンブランの山麓2074mに醸造所があります。
エリアでいうと、サヴォワです。

ラベルがとってもクラシック。対応してくれた20代前半くらいの若い女性スタッフに尋ねると、「これがうちの伝統、誇りだから、モダンなデザインにするはもりがない」と、キッパリ。

でも、醸造設備は刷新されており、プレゼンテーションだって、いまどきです。
一通り試飲させていただきましたが、どれもおいしかった~!

ビールコンクールで多数の受賞歴を持つ実力のブルワリーです。
市場はフランス国内が90%で、輸出は10%のみ。
日本にも輸出されていたようですが、現在は扱いがなさそう?

ProWein 会場のビールブースは立ち寄る人も多く、ビールセミナーもにぎわっていました。

ベルギービールセミナーをやっていました。

これは参加したかったですが、すでに満席で残念!

イタリアの生産者

ドイツの生産者

アメリカスタイルのIPAビールを造る ドイツの生産者
ワイン同様、さまざまな国、スタイル、テイスト、ルックスのビールが色々あり、ここもあそこも立ち寄りたくなりました。

日本は、昭和の時代は、「ビール」というと、ほぼ選ぶことなく大手ビール会社のものが出されてきました。
その後、地方発の地ビールの小さなブームがあり、平成の後半はクラフトビールがブレイクし、新たなブルワリーもどんどん出現し、それぞれが個性的なビール、地元に根差したビールを造っています。
この傾向は、日本も世界も同じですね。
かつては、ビールというと、「とりあえず飲むもの」、「ビールでいいよ」というものでしたが、今や、悩むほど多くのビールがあり、消費者が自分好みやシチュエーションに合わせて選べる時代になりました。
ワインは好きだけどビールは…、という人もいるかと思いますが、ビールを無視するのはもったいないことです。
地方に行けば、地方のビールがありますので(国内外問わず)、最近は、ワインよりもビールを求める旅になってきているかもしれません(笑)
来週は、イタリアのヴェローナで開催される展示会「Vinitaly」に行きます。
メインの目的はもちろんワインですが、イタリアのビールもしっかりチェックしてきたいと思っています

ワインはどこに行ったのやら?(笑)
先週のベルギー&ドイツ取材では、プライベートタイムに、ベルギーで5杯、ドイツで3杯、合計8杯のビールを飲んできました。
少ない自由時間の合間を縫って、これだけ飲めたのは上々です

実は、私は若い頃はビールが苦手でした。
が、このところめっきりアルコールに弱くなってきたこと、また、美味しいプレミアムビールが手頃&手軽に飲めるようになってきたことから、家ではビールをよく飲むようになりました。
さらには、ビアソムリエの資格まで取得してしまいましたし、ね(笑)
“ビール&クラフトビールの再発見” は、先日デュッセルドルフで開催された「ProWein 2019」 のフォーカステーマのひとつでした。
ということで、Prowein 2019リポート第三弾です。
ビールは紀元前数千年前にも遡る歴史ある飲み物で、現代でも世界各国で飲まれていますが、近年のビールは、一世代前のビールと比べていろいろな変化が見られます。
そのひとつは、技術革新で、例えば、醸造過程の最後の方にホップを直接投入するドライホッピングの手法が技術的に可能になったことで、加熱されないホップのフレッシュな香りがビールに移せます。
また、多様なアロマティック系のホップの導入により、従来のビールにはなかった独特のアロマを持つビールが造られるようになってきました。
さらに、アメリカをはじめ、さまざまな新しい場所で、歴史を持たない新しい、若い造り手がどんどん出てきました。

ProWeinで出合った BENCH Brewing Companyは、カナダに3年前に設立したブルワリーだそうです。
前はほかの場所で造っていましたが、現在は、アメリカのニューヨーク州の国境に近いオンタリオ州にブルワリーを構えています。

白い缶は、ベルギースタイルのホワイトエール。
寿司やムール貝にオススメとか。
「CITRA GROVE」は、シトラス系のホップを使い、自家製酵母で発酵させた、酸味とスパイシーさのある個性的なビール。

現在の市場は、カナダ国内のほかは、アメリカ、中国だそうです。
クールなルックスですが、安定したベルギースタイルとモダンなスタイルの両方を持ち、味を追求する層も納得の造り手だと思いました。


一方、BRASSERIE DU MONT BLANCはフランスで1830年から続く伝統的なビール醸造所。
モンブランの名前が表す通り、フランス モンブランの山麓2074mに醸造所があります。
エリアでいうと、サヴォワです。

ラベルがとってもクラシック。対応してくれた20代前半くらいの若い女性スタッフに尋ねると、「これがうちの伝統、誇りだから、モダンなデザインにするはもりがない」と、キッパリ。

でも、醸造設備は刷新されており、プレゼンテーションだって、いまどきです。
一通り試飲させていただきましたが、どれもおいしかった~!

ビールコンクールで多数の受賞歴を持つ実力のブルワリーです。
市場はフランス国内が90%で、輸出は10%のみ。
日本にも輸出されていたようですが、現在は扱いがなさそう?

ProWein 会場のビールブースは立ち寄る人も多く、ビールセミナーもにぎわっていました。

ベルギービールセミナーをやっていました。

これは参加したかったですが、すでに満席で残念!

イタリアの生産者

ドイツの生産者

アメリカスタイルのIPAビールを造る ドイツの生産者
ワイン同様、さまざまな国、スタイル、テイスト、ルックスのビールが色々あり、ここもあそこも立ち寄りたくなりました。

日本は、昭和の時代は、「ビール」というと、ほぼ選ぶことなく大手ビール会社のものが出されてきました。
その後、地方発の地ビールの小さなブームがあり、平成の後半はクラフトビールがブレイクし、新たなブルワリーもどんどん出現し、それぞれが個性的なビール、地元に根差したビールを造っています。
この傾向は、日本も世界も同じですね。
かつては、ビールというと、「とりあえず飲むもの」、「ビールでいいよ」というものでしたが、今や、悩むほど多くのビールがあり、消費者が自分好みやシチュエーションに合わせて選べる時代になりました。
ワインは好きだけどビールは…、という人もいるかと思いますが、ビールを無視するのはもったいないことです。
地方に行けば、地方のビールがありますので(国内外問わず)、最近は、ワインよりもビールを求める旅になってきているかもしれません(笑)
来週は、イタリアのヴェローナで開催される展示会「Vinitaly」に行きます。
メインの目的はもちろんワインですが、イタリアのビールもしっかりチェックしてきたいと思っています

